2016年9月30日金曜日

母の言葉



 日田に来てちょうど3ヶ月。毎月言ってるけど、こんなに長く激動の3ヶ月は今まで体験した事がありませんでした。1日1日はものすげー早いんですが、1週間や1ヶ月単位だとえれー長かった1クール。

 今月はとうとう自分が壊れかけましたが、完全に壊れるギリギリのタイミングで母のしびれの原因が自立神経からによるものだと判明し、僕の中でようやく「終わり」が見えました。まあ、実際にはこれから長い治療が続くんですが、そこは母自身が地道に少しずつ、焦らずにやるしかないので。白内障手術の時も、本来なら術前検査から2週間後に手術のところを、左目の症状が思ってた以上に悪かったため、順番を繰り上げて1週間後に手術した院長に「2週間後だったら間に合わず失明してたかも」と言われ、こっちに引っ越したのもギリギリのタイミングだったんだなぁと思ったんですよね。引っ越すのがもう少し遅かったら、母の左目は見えなくなっていたかもしれないとか考えると、タイミングっつーか流れっつーか、そーゆーのってありますな。

 僕が壊れかけた時、母に「あんたには目をもらったから、もう自由になっていいよ」と言われました。「あんたがおらんかったら遠くの眼科に行って入院して両目を手術する事さえできんかった。だから、お母さんの目がまた見える様になったのは、あんたが目をくれたから。それだけで十分です。ありがとう」と。今日は「ズボンのウエストが入らなくなった」と苦笑いしながら話してました。毎日途方に暮れ、衝突して自己嫌悪に陥り、無力感と非力さを痛感した3ヶ月。ようやく、自分が母の元に来た意味が少しはあったなと思える様になりました。自分の事を全部かなぐり捨てて来たけど、日田に引っ越して、母と一緒に暮らして、よかったと思ってます。

 来月、九州大学病院での最後の定期健診で大どんでん返しがなければ、その後で僕は家を探して福岡に戻ります。その日まで、今までと変わらず自分のできる事を毎日精一杯やるだけです。明日も変わらず。

 …って、なんだか最終回みたいな雰囲気になっちゃってるけど、来月もフツーに続きますからねっ!次回もゼッタイ見てくれよなっ!

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