2017年11月30日木曜日

ゲゲゲ忌



 今日は水木しげる先生の三回忌。つー事で、戸田くん以外の鬼太郎も全員集合!…つっても、パチスロ版と『妖怪ウォッチ』版を描くの忘れたけど…。初めて描いた松岡くんが難しかったっす。

2017年11月27日月曜日

戸田くんvsあやかし



 そー言えば、戸田くんがちゃんちゃんこ使ってるとこ描いてないなーと思い、落描き。たまには妖怪と戦ってる場面も描きたかったので、劇場版「激突!!異次元妖怪の大反乱」に登場する「あやかし」をチョイス。こいつは海上に現れる海蛇の様な巨大な妖怪で、体表が脂で覆われているため、火に弱い。北関東から九州にかけて現れ、船を沈没させます。現代で言うところの「シーサーペント」的なやつです。劇中での対あやかし戦はちゃんちゃんこではなく、オカリナ笛で戦ってるんだけど、なんとなく巨大な敵を描きたかったので。

2017年11月26日日曜日

昇格、四度ならず



 敵地・パロマ瑞穂スタジアムで行われたJ1昇格プレーオフ準決勝対名古屋グランパス戦は、2‐4で破れ、またもJ1復帰はならなかった。

 前半はアディショナルタイムにラリベイが先制。幸先よいと思われたが、61分に田口泰士に同点弾を喰らう。直前のプレーで明らかにハンドを犯していたが、試合前から主審が悪名高い村上伸次氏だと分かっていたため、不安が的中。これで流れを相手に奪われたジェフ。66分には大一番では絶対にやってはいけないミスでシモビッチに逆転されてしまった。86分にはそのシモビッチの個人技に翻弄され、1‐3と突き放される。オランダの名将ヨハン・クライフの「プレッシングは優れたテクニックの前では無力だ」という言葉を思い出させるプレーだった。今季リーグ戦では2試合共に完封勝利した相手だったが、やはり土壇場で地力の差が出たのか、徐々にグランパスのサッカーがJ1モードへ。90分にラリベイのPKで1点差に詰め寄ったのも束の間、試合終了間際のアディショナルタイムにシモビッチにハットトリックを献上。「今季一番悪い試合内容だった」と近藤直也が言う様に、今季最多タイの4失点で4度目のプレーオフ挑戦も敗れた。

 誤審は誤審としてムカつくが、J1より審判のレベルが低いJ2ではこの8年間で何度も味わった事。大一番での勝負弱さを克服し、誤審でも流れを変えさせない強さを身に付けて、また来季。最終節ギリギリに6位で滑り込み、今季は最後まで楽しませてくれたので、来季はこのサッカーをベースに上積みし、自動昇格を狙ってほしい。悔しい事は悔しいが、それでも今季は楽しかった!

2017年11月19日日曜日

怒涛の7連勝



 J2リーグ最終節。既にJ1自動昇格を決めた湘南ベルマーレとV・ファーレン長崎、J1昇格プレーオフ圏内の6位以内が確定している名古屋グランパスとアビスパ福岡。残り2枠を賭け、8位のジェフは勝つ事が最低条件。そのうえで、5位東京ヴェルディ対6位徳島ヴォルティスのドロー以下&7位の松本山雅FCの負けという他力。

 前節でプレーオフ争いから脱落した横浜FCを相手に開始早々の1分にオウンゴールで失点するも、チームタイ記録の6連勝で勢いに乗るジェフは30分、町田也真人が角度のない所から放ったシュートで同点に追い付くと、試合終了間際のアディショナルタイム、清武功暉からのコーナーキックに近藤直也が渾身のヘディングで逆転。ヴォルティスと山雅が揃って負けたため、土壇場でプレーオフ圏内の6位に滑り込み、3年ぶり4度目のプレーオフ進出を果たした。たまにあんだよね、こういうまるでドラマやマンガみたいな展開が。いや、実際にこんな脚本書いても「ベタ過ぎてリアリティがない」って却下されるかもしれない。

 12年には決勝戦で大分トリニータの元ジェフ所属選手にアディショナルタイムで決勝点を喰らい、13年にはヴォルティス相手に初戦敗退。14年にはリーグ戦3位で進出するも、モンテディオ山形に敗れた過去があるため、まだ何も掴んでいない事は十分分かっている。が、チーム新記録の7連勝で、今J2で最も勢いに乗っているのは間違いなくジェフだ。来季の契約更新が決まったフアン・エスナイデル監督は、選手達の食事から改善し、試行錯誤してきたハイプレスのサッカーも形になってきた。準決勝の相手は前節3-0と快勝したグランパス。一足先にプレーオフ圏内を確定させたグランパスとアビスパのモチベーション低下に対し、8戦中6戦負けなしのヴェルディと7連勝のジェフ、この最終節で滑り込んだ両チームの方が勢いは勝る。J2で8年、4度巡ってきたチャンスを掴む事はできるか。

2017年11月8日水曜日

戸田くんと一反木綿



 はい、ゲゲゲブログに戻りました。水木しげる展でいろいろ見て回ってるうちに不思議と穏やかな気分になったので、たまには穏やかな戸田くんをばと、線画はその日のうちに描いていたのでした。陰影は筆ペンで。特効をかけると3期っぽくなる…はず。月は加工可能なフリー写真を使用。




2017年11月7日火曜日

犬ホームズ



 このままでは妖怪ブログになってしまうので、アニメ『名探偵ホームズ』より「ホームズ」、「モリアーティ教授」、「ワトソン」、「ハドソン夫人」をスケッチブック+水彩色鉛筆+コピックで落描き。いつもはスキャンするんですが、スケッチブックの紙の目を出したかったので、カメラで撮影。『Photoshop』では色調補正くらいしかしてません。宮崎駿作品は『風の谷のナウシカ』と『魔女の宅急便』くらいしか見てないんすけど、前に書いた様に『ホームズ』は別格で、リアルタイムから3回くらい見てます(今もBS11で放送中)。

 

 


2017年11月5日日曜日

『ゲゲゲの鬼太郎 劇場版 THE MOVIE VOL.2』



 こんにちわ、ゲゲゲブログへようこそ。先日の水木しげる展で買ったDVD『ゲゲゲの鬼太郎 劇場版 THE MOVIE VOL.2』を見る。86年夏公開の「最強妖怪軍団!日本上陸!!」と同年冬公開の「激突!!異次元妖怪の大反乱」の2本が収録。ずっとDVD欲しかったんですけど、これ、去年の夏に「追悼水木しげるサン メモリアル」としてようやく単品廉価版で発売されたんですよ。


 お目当ては「異次元妖怪の大反乱」。原作でのタイトルは68年作「朧(おぼろ)車」。作画監督が3期の特徴である「鬼畜顔」を描かせたら天下一品の入好さとる&新岡浩美のゴールデンコンビ(このお二人はご夫婦なのです)で、ストーリーもねずみ男が熱い漢っぷりを見せる。いや、もう、ホント、捨てカットがひとつもなく、ねずみ男が妖怪の少女「カロリーヌちゃん」(パッケージ裏には「カ“ト”リーヌ」と誤記)と心を通わせるストーリーで、ねずみ男役の富山敬さんの熱演もあって今見ても泣けます。水木しげる夫妻も登場する個人的に『鬼太郎』全映画の中で最強と思ってます。いや、全部は見てないんだけど。そうそう、前に劇中の一場面を落描きしたりもしてました↓


 一方の「最強妖怪軍団!日本上陸!!」は、日本に乗り込んだ中国妖怪と日本妖怪が戦う、いわゆる東映マンガ祭り的なノリで、原作は69年作「妖怪反物」。こっちは未見だった事もあって作画的には大して期待してなかったけど、中国妖怪のボス「チー」の声を演じていたのが、『太陽にほえろ!』の警察幹部役や『ウルトラセブン』の「マナベ参謀役」でお馴染みの宮川洋一さんだったので俺得。映画公開前までにテレビシリーズに登場した日本妖怪のほとんどが出て来るので、絵の資料にもよし。ただ、モブキャラに天狐や「朱の盆」がいるのは納得できんぞー(←マニアってイヤだねぇ)。

【収録内容】
ゲゲゲの鬼太郎 最強妖怪軍団!日本上陸!!
ゲゲゲの鬼太郎 異次元妖怪の大反乱
・映像特典:特報

2017年11月3日金曜日

追悼水木しげるゲゲゲの人生展



 先月末から福岡県立美術館でやっている「追悼水木しげるゲゲゲの人生展」へ行って来た。











 展示物の撮影はNGだけど、最初の展示物がご自分で「国宝」と書いた紙を貼ったヘソの緒を入れた小箱(笑)。幼少期の油絵や抽象画(珍しい!)、戦地で描いたスケッチや母親に宛てた手紙から極貧時代の家計簿まで満載。


 『鬼太郎』だけとっても、貸本時代のダークな『墓場鬼太郎』や、「田中ゲタ吉(鬼太郎の偽名)」が金と女に溺れる青年版『続ゲゲゲの鬼太郎』の原画が直接見れただけでも大満足。珍しくピンク一色に塗られた「一反木綿」も。もちろん他にも『河童の三平』や『悪魔くん』、『コケカキイキイ』、自伝的作品『総員玉砕せよ!』などの戦記モノ、貧乏から逃れようと作風を少女マンガに変えた「水木洋子」名義の作品など、これでもかという貴重な原画だらけで、2時間があっつー間に過ぎていた。水木先生の特徴である精密な背景画や点描なんかは原画で見るとそれはもう恐ろしいくらいの迫力で。

 撮影可能エリアは2ヶ所のみ。ひとつは水木夫妻の部屋を再現した舞台。貧乏時代が長く、ご馳走は八百屋で安価で買えた腐った(「腐りかけた」ではない)バナナ。棚の上には軍艦のプラモデルが置いてあり、そう言えば貸本時代や野沢さんの時の鬼太郎はプラモ作りが好きな子だったなと思い出す。もうひとつは観光地なんかによくあるやつ(笑)。


 15年に亡くなった際に各界から寄せられた絵馬も展示。これもまた高橋留美子、松本零士、魔夜峰央、モンキー・パンチ各先生の描いた鬼太郎や、野沢さん、戸田くん、松岡くん、高山くんら歴代鬼太郎らが名を連ね、目が釘付け。最後の出口には自画像と共に「ではまた、あの世で。いずれお会いできる日を楽しみにしている。」という水木先生らしい一言。

 物販では、主要水木キャラが描かれた限定ポストカード2枚と一反木綿の便箋、それと戸田くんの劇場版DVDを購入(感想はまた後日見てから)。ホンマモンの下駄やちゃんちゃんこまで売ってたのには笑った。下駄の緒が赤いので、たぶん松岡くん(4期)か高山くん(5期)のだと思った。


  こうして見ると、昨今のアナログだデジタルだトレースだ模写だの言ってるのが何の意味もないくらいの迫力で、僕もとにかく描こうと。自分には描く事しかできないし、描く事だけでやってきたので、死ぬ直前まで描こうと思った。12月上旬まで開かれており、前期と後期で展示物を入れ替えるそうなので、また来月行こう。改めて水木先生の凄さを実感した1日でした。いやー、眼福眼福。