2020年1月24日金曜日

HGUC ザクII



ハイグレード・ユニバーサルセンチュリーNo.040
「MS-06 量産型ザク」
【スケール】1/144スケール
【発売】バンダイ
【発売日】2003年
【価格】1,000円
【出典】テレビアニメ『機動戦士ガンダム』




【MS-06 ザクII】
 一年戦争時におけるジオン公国軍の主力量産型モビルスーツ。先行の「MS-05 ザクI」の開発を経て、宇宙世紀0078年1月に量産開始。MS-05を「旧ザク」、本機を「ザク」と呼称する場合が多い。優れた量産性を有し、多くの派生機も開発された。中でも、宇宙仕様の「F型」と、地上仕様の「J型」は、空冷構造の換装や装備調整を施す事で比較的容易に改装が可能であったため、一年戦争終結までにおよそ4,000機が量産された。宇宙世紀0088年の第一次ネオ・ジオン抗争でも、哨戒任務などで使用されている。尚、人類史上初のMS同士による実戦で相対したのが、本機と地球連邦軍の「RX-78-2 ガンダム」である。


 友達が「ギャン」を作ったので、それに触発されて地球連邦軍派の僕にとっては数少ない好きなジオン公国軍のモビルスーツ「ヅダ」を作ろうと思ったんすけど、「ヅダを作る前に基本のザクIIだろー」と思い、積みプラの中からザクIIを仮組み。


  野暮ったいなー。ザク嫌いなのになんで買ってたのか>自分。でも、ザクはバリエーション機が多く、なまじカッチョよく作ると、この「F/J型」以外の別の機体になってしまう恐れがあるため、この野暮ったさを活かします。


 この「ザクI」は、10年前、僕が唯一作ったジオン軍の機体。成型色仕上げで、各部のエッジ出しを行った物で、今回はそのエッジ処理やディテールなど、このザクI準拠で作っていこうと思います。ザクIIは大まかに宇宙仕様の「F型」と地上仕様の「J型」があり、外観はほとんど変わらないけど、今回は04~06年に発売されたフル3DCGアニメ『機動戦士ガンダム MSイグルー』及び『機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線』を参考に、地上仕様の「J型」で作ってみよー。

2020年1月21日火曜日

ロックマン その4(完)



 そんなわけで、たーだ作ってたーだ塗っただけだけど、ロックマンかんせー!やったネ!できたネ!














 キットの出来がいいため、そのまま組み立てても完璧。濃い青のパーツのみ、成型色の上からタミヤの「パールブルー」で塗装。パール系の隠ぺい力の弱さを活かして、成型色の上から塗ると「塗ったぜ!」的な自己満足感が得られます。襟部分は水色の成型色なので、ここだけGSIクレオスの「キャラクターブルー」で塗ってからパールブルーを吹いてます。襟は公式イラストなんかを見ても水色だったり青だったりするんだけど、上半身全て水色よりは、色合い的に締める意味で今回は青に。


 ヒットポイント回復アイテム「E缶」は、水色の成型色の上からラフにパールブルーを吹いとります。昔、実際に売ってたE缶がこんな色だった気がしたので。ソール部分の噴射口はタミヤの「クロームシルバー」とエナメル系の「フラットレッド」を筆塗り。トップコートは、マスク部分を「艶消し」、水色部分を「半光沢」、濃い青パーツは「光沢」と、艶で各部の質感に差を出したつもりなんだけど、写真じゃよく分かりませんな。光沢は2回吹き、手で持つと滑るくらいの鏡面仕上げに。ピカピカだヨ!顔は写真だとちょっと白いなぁ。ここはパステルで少し赤味を入れておけばよかったと反省。


 マスク部分は3種類から簡単に差し替えられます。ロックバスターも下腕部分を差し替える事で、左右どちらにも取り付けられますが、「ロックバスターは下腕部の上からガチャンと装着するんじゃなかろーか」と思い、あえて合わせ目を消さず。メーター(?)部分は下地にクロームシルバーを塗り、グラデーションをかける感じで上からサッとクリアオレンジで塗装。


 オトナのオモチャみたいなロックバスターのエフェクトパーツは、PVC製なのでわりかし重いっす。こーゆーポーズで飾っていたらいずれヘタるかも。あ、あと、耳の赤いクリアパーツの裏面にはモデラーズの「メタルック」(銀箔)を貼っとります。


 完全に素組みだけど、シンプルなシルエットに大きな手、表情豊かな顔など、すごく出来がいいです。ただ、ポリキャップが下腕(ロックバスター含む)と足首の計6箇所しかなく、他の可動軸は全てプラ製なので、バンダイ製品に比べると、経年劣化でいずれ破損しそうな気がしなくもねーっす。特に股関節。製作期間は乾燥時間を含めて2週間かかってないくらい。つーか、数日前に完成はしてたんすけど、上のヘッダー画像を撮るため、いわゆるギョーカイ用語で言うところの「晴れ待ち」をしてたのでした。














 なかなかかわいかろ?

2020年1月19日日曜日

ロックマン その3



 このキット、肌色成型色の顔のマスク部分と、白色成型色の目のパーツが分かれていて、マスクの裏側から目のパーツをはめ込むだけで顔ができちゃうナイス仕様。マスクパーツは3種、目のパーツは瞳がタンポ印刷されているものが2種+付属の瞳のデカールで好みの目線にできるタンポ印刷なしの白目が2種も付くという至れり尽くせりっぷり。成型色を活かし、食いしばった歯にガンダムマーカー「リアルタッチグレー1」、閉じた口に同「リアルタッチピンク1」をスミ入れ&紅入れ。トップコートはマスク部分を「艶消し」、目の部分は「グロス(光沢)」を吹いています。


 水色の部分は、襟元のパーツを除いて成型色仕上げ。艶消しの顔、光沢の青部分と艶でパーツ類を差別化したかったので、ここは「半光沢」を吹いています。写真じゃ全然分かんないんだけど。

 ロックバスターのエフェクトパーツは「ノーマル」と「チャージ」の2種類が付属。が、こいつはPVC素材でできており、買ってから10年近く積んでいたため、可塑剤が出て若干ベタついとります。可塑剤についてはココでちらっと書いた様に、とりあえず洗浄。このままではプラモデル用の塗料が乗らないので、下地にまずプライマーを塗り、乾燥したらノーマルにはGSIクレオスの「クリアレッド」と「クリアオレンジ」、チャージには「クリアブルー」を一部筆塗りし、トップコートに光沢を吹きます。


 PVCっつーのはいわゆる「塩ビ(ポリ塩化ビニル)」の事で、元々は固いプラスチック(塩ビ管なんかがそうですな)に可塑剤を加える事で柔らかくしてるんですな。ご家庭の各種ケーブル類の外皮からビニールハウス、このブログ的には、完成品フィギュアやソフトビニールキット、カプセルトイなんかがPVC製。で、この可塑剤、経年劣化により徐々に表面に出てきて、これがベタつかせる原因となるわけです。これはもうPVCの特性上しょーがない事なんで、洗浄もまあその場凌ぎなんですけどね。プライマーとトップコートでこれ以上、可塑剤が表面に出て来ない様に押さえ込んでみたけど、これが効くのかどうか、答えは数年後。

2020年1月12日日曜日

ロックマン その2



 とりあえず合わせ目を消しましょー。こいつはプラモデルだけど「アクションフィギュア」の側面も持っているため、あんまり神経質になってもアレなんで、水色の部分は「素体」で、きっと中にメカがいっぱい入ってるんだろーなーと考え、基本的に合わせ目は消してません。逆に、青いパーツは「外装」として「1パーツ」と考えたので、そこの部分は消しますぜ。主な合わせ目消し箇所は頭部、脚部、手。「ロックバスター」のみ、外側からガチャンと装備すると思い、ここは合わせ目そのまま。

 今更だけど、おさらいの意味も含めて、合わせ目消しのやり方っす。まずは合わせ目ができる箇所にプラスチック用接着剤をたっぷり塗ります。はみ出てオッケー!つーか、わざとはみ出させ、指で軽くふにょふにょと刷り込ませるくらいたっぷりと。プラスチック用接着剤は、プラとプラを熱で溶かして接着するため、これだけでたいがいの合わせ目は消えます(メーカーやプラスチックの質にもよるけど)。で、乾燥したら、まず320番でペーパーがけして、接着跡を消し、次いで1,000番で、320番のペーパーで付いた傷を消してやります。カーモデルだともっと上の番号(ペーパーは番号が大きいほど目が細かい)を使ったりもします。あ、僕は削りカスが飛ぶのが嫌なんで、いつも水研ぎっす。ここまで終わったら超音波洗浄機で洗浄。水道水ジャーよりも細かい箇所に詰まった削りカスまで落ちます。


 再び乾燥したらもう一度チェック。ペーパーがけで白くなった部分はトップコートで消えるのでほっといて、まだちょっと消えてない箇所があれば、ラッカーパテを盛って再びペーパーがけ&洗浄。成型色仕上げの場合、パテの部分はガンダムマーカーや絵を描く時に使うコピックなどで本体色と近い色をちょんと塗ってレタッチすればオッケー。

2020年1月8日水曜日

オーナーズクラブ 58年型ダイハツミゼット後期型



 模型仲間に「見かけたら買っといてー」と頼んでいたアリイ(現マイクロエース)の「1/32オーナーズクラブ '58年型ダイハツミゼット後期型」をゲット。ミゼット後期型、以前もカプセルトイで買ったけど、好きなんですよ。このシリーズは、50年代から90年代のカーモデルを量販店ではワンコインくらいで買える良心的なキット。僕は555円で買いました。


 まずね、ボックスアートが最高なんですよ。お父さんと一緒にスイカを食べてる日焼け跡が残る少年や、車の傍らで繰り広げられるネコ対カニの小さな戦いなど、主役であるミゼットと共にその時代を反映させ、なおかつ、「錆びのウェザリングを施すのもいいし、新車としてピカピカに仕上げるもよしで、どう作るかなー」と、作る側の想像力をかき立てる素晴らしいパッケージ。

 普段はキャラクターモデル(レイバーやらモビルスーツなんかの架空のモデルキット)ばかり作っているので、かなり久しぶりのスケールモデル(車や戦車や船や飛行機なんかの実際に存在するモデルキット)。幌部分も付属。買ってきてくれた模型仲間は「'57年型前期型」をウェザリング仕上げしていたので、どう差別化するかを考えるのも楽しい。作るのはもうちょっと先になりそうですけどね。

2020年1月5日日曜日

ロックマン



『ロックマン』シリーズ「ロックマン」
【スケール】1/10スケール
【発売】コトブキヤ
【発売日】2010年9月
【価格】3,150円
【出典】ゲーム『ロックマン』


【ロックマン】
 西暦200X年。科学の進歩によって、人々は工業用の人型ロボットを生み出した。ロボット工学の第一人者であるライト博士の生み出したロボット達は、人間の良きパートナーとして、共に暮らしていた。そんなある日、ライト博士の作った6体のロボットが突然暴れだし、人々を襲い始めた。悪の天才科学者であるDr.ワイリーの世界征服が始まったのだ。その様子を見ていた家庭用ロボット・ロックは、ライト博士に頼んで自らを戦闘用ロボットに改造してもらい、Dr.ワイリーの野望を阻止すべく戦うのだった。


 ここんとこ小さい物ばかり作っていたので、積みプラの中からカプコンの人気アクションゲーム『ロックマン』の主人公「ロックマン」を作ります。買って10年も経つけど、我が家の積みプラマウンテンサイクルの中では比較的新しい地層からの発掘です。ていうか、調べてみたら、何度か再販されてて、今月も(定価は上がってるけど)再販されるみたいですな。偶然だけど作るにはちょうどいいタイミングかも。

 ロックマン、特別ちょう大好きだ!ってわけでもないんですが、小学生時分に発売されたファミコン用ソフト『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』では敵キャラ募集に応募したり、こんなんこんなんとちょこちょこ買ってますな。

 いつもの様にとりあえず仮組み。ガンダムMk-IIの時みたいに後ろのヒザパーツが片足間違ってるけど、どうせまたバラすんで見なかった事に。


 完璧じゃないすか、これ。僕、ロックマンの何が好きかって、このデザインが好きなんですよ。80年代当時のザ・シンプル!ってデザインが。その後のシリーズではディテールが増えたキャラクターも登場してるけど、僕にとってはこのロックマンがベスト。濃い青の部分にはガッツリ合わせ目がありますが、水色のパーツは極力合わせ目が出ない様になってます。あとは、間接部分がちょっとタイトでキツいかなー。濃い青の部分は外装っつーか、ライト博士に戦闘用として改造してもらったパーツで、水色の部分は素体と考えて、今回はガシガシ動かせる様になるべく成型色仕上げで作っていこーそーしよー。

2020年1月3日金曜日

コアファイター その4(完)



 オレ設定のスレッガーさん専用コアファイター、完成。


 カラーリングのグレーとブルー。パッケージに描かれたオリジナルの「G-3カラー」や『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場した「ジェット・コア・ブースター」となるべくかぶらない様にしたら、こうなりました。


 主翼の航法灯は、クリアパーツを削っても小さ過ぎてなんだか分からない感じになったため、右翼航法灯は緑、左翼航法灯は赤のメタリックテープを貼り付け。写真だと大きく見えるけど、実際には3mmくらいしかねーっす。あと、上方衝突防止灯も同じく赤を尾翼に貼り付け。そんで、バーニア付近を中心にガンダムウェザリングマーカーの「バーントアイアン(焼鉄)」を麺棒で塗り、青いパーツは色鉛筆の白でハイライトを入れ、仕上げのトップコートに「半光沢」を使用。せっかく塗ったスレッガーさんが見えないとアレなんで、キャノピー部分のみマスキングして、キットのままの光沢です。ギリギリ見えるかな。


 掌サイズだけど、飛行機なんで自然光が映えるなー。




 そんなわけで、早くも今年2体目!まあ、小さいですけどね。

2020年1月2日木曜日

塗るプラ ねずみ男



 がしょー!ねずみー!っつーわけで、新年一発目の模型はこいつしかないだろー。















塗るプラシリーズNo.02『ゲゲゲの鬼太郎』ねずみ男
【スケール】ノンスケール
【原型】造型村
【発売】ボークス
【発売日】2019年1月1日
【価格】900円
【出典】マンガ『ゲゲゲの鬼太郎』






【ビビビのねずみ男】
 鬼太郎の悪友。人間と妖怪との間に生まれた半妖怪。身長160cm、体重49kg、年齢360歳。日本一不潔な男で、生きている間ににまだ一度も風呂に入った事がないと自称する。そのため、身体中にインキンタムシなどの皮膚病が広がっている。吐く息はひどく臭く、その息にかかると10メートル先のハエも落ちる。人間の俗物的な部分が多いに見られ、金や権力に目が眩んで鬼太郎を裏切る事もままある。だが、根は情に厚く、戦闘は得意ではないものの、ごくごく稀に本気で怒った際には、1人で十数体の悪行妖怪を倒した事もある。


 基本的には前回の鬼太郎と同じ様に作ったんで、別途製作記事はなしっす。ただ、前回は緑青表現の時にランナーごと塗ったのを、セオリー通り組み立てて塗装。やっぱこっちの方が形が把握できるな←今更。あと、人が作った「エラー」部分を表現するためにあえて残した、成型上できるパーティングラインですが、目立つ箇所にあるものだけ処理。つっても、ペーパーがけではなく、デザインナイフの刃先を立ててカンナの要領で削ったのみ。



 今回も原作通り完璧っす。こんなに完璧な立体物が安価で発売されるってだけで『鬼太郎』ファンとしては幸せだー。


 尋常でないほどディテールの細かいゴザの上にあぐらをかいて、「妖怪テレビ」を横に恐らくロクでもない方法で手に入れた札束を数える、非常にねずみ男らしいシチュエーション。僕はご存知の様に『鬼太郎』っつったら3期大好きっ娘ですが、ねずみ男ってたまに億単位の金稼ぐ時があるんですよね。もちろんロクでもない方法で。結局、最後は鬼太郎やねこ娘に怒られて身に付く事はないんですけど。あと、プロフィールには「360年間風呂に入った事がない」と書いてあるけど、何度か温泉に入ってます。


  あ、「前回と同じ様に作った」って書いたけど、鬼太郎では間違えてMr.メタルカラーの「クロムシルバー」で塗ったのを、今回はちゃんと「ステンレス」で塗ってます。ついでなんで、鬼太郎も大きなパーティングラインを消して、ちょっとだけリペイント。


 なんか、鬼太郎より上手く塗れた気がするね!まずは今年1体目。やったね!できたね!