2017年12月30日土曜日

21人の戸田くん



 戸田くんをA4のコピー用紙に描けるだけ描いて総勢21人。これで今年の落描きも描き納めだす。

 それにしたって、今年のヤローには散々ヒドイ目に遭わされたな。それももうすぐ終わりだ。ざまあみろ、今年め。テメエもあと1日の命だ。いろいろあったけど、明日を以っていったん白紙とし、新しい気持ちで新年を踏み出そうっつー腹づもりにサンセイ!ほな、よいお年を&来年もよろよろー!

2017年12月24日日曜日

戸田くんvsぬらりひょん



 金箔+墨がやりたかったので、悪行妖怪の首領・ぬらりひょんと戸田くんをば。ぬらりひょんは江戸時代の『妖怪絵巻』などに描かれており、本来は夕暮れ時の忙しい家に勝手に上がりこんでお茶なぞ飲んでると伝えられてますが、3期『鬼太郎』で「人間排斥を企む日本妖怪の首領」として描かれて以降、悪い妖怪日本代表の代名詞的存在になってます。オカリナ笛で身構える戸田くんに対し、逆手で持った仕込み杖を抜刀するキラリと光る部分がチャームポイント…って、クリスマスに何描いてんだ。どっちかっつーとお正月な雰囲気だな(苦笑)。

2017年12月17日日曜日

野明誕



 今日は野明の39歳の誕生日!つー事で、『パトレイバー』より久しぶりに野明を落描き。去年は描いてる最中に体調が急変して、マイコプラズマ肺炎になったんだよなぁ。そんなわけで(?)、この時期にコミック版やテレビ版の冬服では寒かろーと思い、劇場版のジャンパータイプの冬服に、新ビデオ版第14話「雪のロンド」で身に付けていたマフラーを追加。今年は険しい表情の絵が多かったので(主に戸田くん)、メカなし、ケレン味なしの穏やかな表情で描いてみました。野明は何度描いても似なくて難しい。


2017年12月1日金曜日

追悼水木しげるゲゲゲの人生展 その2



 展示物が入れ替わったため、先月に続き、また行って来ましたゲゲゲの人生展。今回もあっつー間に2時間経ってた。


  展示物コーナーが終わると、前回にはなかった「妖怪ポスト」が設置されていたので、絵馬風の紙に僕も一言とイラストを添えて。イラストは戸田くん…ではなく、ちょっとマニアックにゲタ吉さんをば。これだけガラケーで撮ったんでブレブレだけど(苦笑)。お目当ての図録も買えたし、今回も眼福でした。いつか「水木しげるロード」のある鳥取県に行きたいぞ。

2017年11月30日木曜日

ゲゲゲ忌



 今日は水木しげる先生の三回忌。つー事で、戸田くん以外の鬼太郎も全員集合!…つっても、パチスロ版と『妖怪ウォッチ』版を描くの忘れたけど…。初めて描いた松岡くんが難しかったっす。

2017年11月27日月曜日

戸田くんvsあやかし



 そー言えば、戸田くんがちゃんちゃんこ使ってるとこ描いてないなーと思い、落描き。たまには妖怪と戦ってる場面も描きたかったので、劇場版「激突!!異次元妖怪の大反乱」に登場する「あやかし」をチョイス。こいつは海上に現れる海蛇の様な巨大な妖怪で、体表が脂で覆われているため、火に弱い。北関東から九州にかけて現れ、船を沈没させます。現代で言うところの「シーサーペント」的なやつです。劇中での対あやかし戦はちゃんちゃんこではなく、オカリナ笛で戦ってるんだけど、なんとなく巨大な敵を描きたかったので。

2017年11月26日日曜日

昇格、四度ならず



 敵地・パロマ瑞穂スタジアムで行われたJ1昇格プレーオフ準決勝対名古屋グランパス戦は、2‐4で破れ、またもJ1復帰はならなかった。

 前半はアディショナルタイムにラリベイが先制。幸先よいと思われたが、61分に田口泰士に同点弾を喰らう。直前のプレーで明らかにハンドを犯していたが、試合前から主審が悪名高い村上伸次氏だと分かっていたため、不安が的中。これで流れを相手に奪われたジェフ。66分には大一番では絶対にやってはいけないミスでシモビッチに逆転されてしまった。86分にはそのシモビッチの個人技に翻弄され、1‐3と突き放される。オランダの名将ヨハン・クライフの「プレッシングは優れたテクニックの前では無力だ」という言葉を思い出させるプレーだった。今季リーグ戦では2試合共に完封勝利した相手だったが、やはり土壇場で地力の差が出たのか、徐々にグランパスのサッカーがJ1モードへ。90分にラリベイのPKで1点差に詰め寄ったのも束の間、試合終了間際のアディショナルタイムにシモビッチにハットトリックを献上。「今季一番悪い試合内容だった」と近藤直也が言う様に、今季最多タイの4失点で4度目のプレーオフ挑戦も敗れた。

 誤審は誤審としてムカつくが、J1より審判のレベルが低いJ2ではこの8年間で何度も味わった事。大一番での勝負弱さを克服し、誤審でも流れを変えさせない強さを身に付けて、また来季。最終節ギリギリに6位で滑り込み、今季は最後まで楽しませてくれたので、来季はこのサッカーをベースに上積みし、自動昇格を狙ってほしい。悔しい事は悔しいが、それでも今季は楽しかった!

2017年11月19日日曜日

怒涛の7連勝



 J2リーグ最終節。既にJ1自動昇格を決めた湘南ベルマーレとV・ファーレン長崎、J1昇格プレーオフ圏内の6位以内が確定している名古屋グランパスとアビスパ福岡。残り2枠を賭け、8位のジェフは勝つ事が最低条件。そのうえで、5位東京ヴェルディ対6位徳島ヴォルティスのドロー以下&7位の松本山雅FCの負けという他力。

 前節でプレーオフ争いから脱落した横浜FCを相手に開始早々の1分にオウンゴールで失点するも、チームタイ記録の6連勝で勢いに乗るジェフは30分、町田也真人が角度のない所から放ったシュートで同点に追い付くと、試合終了間際のアディショナルタイム、清武功暉からのコーナーキックに近藤直也が渾身のヘディングで逆転。ヴォルティスと山雅が揃って負けたため、土壇場でプレーオフ圏内の6位に滑り込み、3年ぶり4度目のプレーオフ進出を果たした。たまにあんだよね、こういうまるでドラマやマンガみたいな展開が。いや、実際にこんな脚本書いても「ベタ過ぎてリアリティがない」って却下されるかもしれない。

 12年には決勝戦で大分トリニータの元ジェフ所属選手にアディショナルタイムで決勝点を喰らい、13年にはヴォルティス相手に初戦敗退。14年にはリーグ戦3位で進出するも、モンテディオ山形に敗れた過去があるため、まだ何も掴んでいない事は十分分かっている。が、チーム新記録の7連勝で、今J2で最も勢いに乗っているのは間違いなくジェフだ。来季の契約更新が決まったフアン・エスナイデル監督は、選手達の食事から改善し、試行錯誤してきたハイプレスのサッカーも形になってきた。準決勝の相手は前節3-0と快勝したグランパス。一足先にプレーオフ圏内を確定させたグランパスとアビスパのモチベーション低下に対し、8戦中6戦負けなしのヴェルディと7連勝のジェフ、この最終節で滑り込んだ両チームの方が勢いは勝る。J2で8年、4度巡ってきたチャンスを掴む事はできるか。

2017年11月8日水曜日

戸田くんと一反木綿



 はい、ゲゲゲブログに戻りました。水木しげる展でいろいろ見て回ってるうちに不思議と穏やかな気分になったので、たまには穏やかな戸田くんをばと、線画はその日のうちに描いていたのでした。陰影は筆ペンで。特効をかけると3期っぽくなる…はず。月は加工可能なフリー写真を使用。




2017年11月7日火曜日

犬ホームズ



 このままでは妖怪ブログになってしまうので、アニメ『名探偵ホームズ』より「ホームズ」、「モリアーティ教授」、「ワトソン」、「ハドソン夫人」をスケッチブック+水彩色鉛筆+コピックで落描き。いつもはスキャンするんですが、スケッチブックの紙の目を出したかったので、カメラで撮影。『Photoshop』では色調補正くらいしかしてません。宮崎駿作品は『風の谷のナウシカ』と『魔女の宅急便』くらいしか見てないんすけど、前に書いた様に『ホームズ』は別格で、リアルタイムから3回くらい見てます(今もBS11で放送中)。

 

 


2017年11月5日日曜日

『ゲゲゲの鬼太郎 劇場版 THE MOVIE VOL.2』



 こんにちわ、ゲゲゲブログへようこそ。先日の水木しげる展で買ったDVD『ゲゲゲの鬼太郎 劇場版 THE MOVIE VOL.2』を見る。86年夏公開の「最強妖怪軍団!日本上陸!!」と同年冬公開の「激突!!異次元妖怪の大反乱」の2本が収録。ずっとDVD欲しかったんですけど、これ、去年の夏に「追悼水木しげるサン メモリアル」としてようやく単品廉価版で発売されたんですよ。


 お目当ては「異次元妖怪の大反乱」。原作でのタイトルは68年作「朧(おぼろ)車」。作画監督が3期の特徴である「鬼畜顔」を描かせたら天下一品の入好さとる&新岡浩美のゴールデンコンビ(このお二人はご夫婦なのです)で、ストーリーもねずみ男が熱い漢っぷりを見せる。いや、もう、ホント、捨てカットがひとつもなく、ねずみ男が妖怪の少女「カロリーヌちゃん」(パッケージ裏には「カ“ト”リーヌ」と誤記)と心を通わせるストーリーで、ねずみ男役の富山敬さんの熱演もあって今見ても泣けます。水木しげる夫妻も登場する個人的に『鬼太郎』全映画の中で最強と思ってます。いや、全部は見てないんだけど。そうそう、前に劇中の一場面を落描きしたりもしてました↓


 一方の「最強妖怪軍団!日本上陸!!」は、日本に乗り込んだ中国妖怪と日本妖怪が戦う、いわゆる東映マンガ祭り的なノリで、原作は69年作「妖怪反物」。こっちは未見だった事もあって作画的には大して期待してなかったけど、中国妖怪のボス「チー」の声を演じていたのが、『太陽にほえろ!』の警察幹部役や『ウルトラセブン』の「マナベ参謀役」でお馴染みの宮川洋一さんだったので俺得。映画公開前までにテレビシリーズに登場した日本妖怪のほとんどが出て来るので、絵の資料にもよし。ただ、モブキャラに天狐や「朱の盆」がいるのは納得できんぞー(←マニアってイヤだねぇ)。

【収録内容】
ゲゲゲの鬼太郎 最強妖怪軍団!日本上陸!!
ゲゲゲの鬼太郎 異次元妖怪の大反乱
・映像特典:特報

2017年11月3日金曜日

追悼水木しげるゲゲゲの人生展



 先月末から福岡県立美術館でやっている「追悼水木しげるゲゲゲの人生展」へ行って来た。











 展示物の撮影はNGだけど、最初の展示物がご自分で「国宝」と書いた紙を貼ったヘソの緒を入れた小箱(笑)。幼少期の油絵や抽象画(珍しい!)、戦地で描いたスケッチや母親に宛てた手紙から極貧時代の家計簿まで満載。


 『鬼太郎』だけとっても、貸本時代のダークな『墓場鬼太郎』や、「田中ゲタ吉(鬼太郎の偽名)」が金と女に溺れる青年版『続ゲゲゲの鬼太郎』の原画が直接見れただけでも大満足。珍しくピンク一色に塗られた「一反木綿」も。もちろん他にも『河童の三平』や『悪魔くん』、『コケカキイキイ』、自伝的作品『総員玉砕せよ!』などの戦記モノ、貧乏から逃れようと作風を少女マンガに変えた「水木洋子」名義の作品など、これでもかという貴重な原画だらけで、2時間があっつー間に過ぎていた。水木先生の特徴である精密な背景画や点描なんかは原画で見るとそれはもう恐ろしいくらいの迫力で。

 撮影可能エリアは2ヶ所のみ。ひとつは水木夫妻の部屋を再現した舞台。貧乏時代が長く、ご馳走は八百屋で安価で買えた腐った(「腐りかけた」ではない)バナナ。棚の上には軍艦のプラモデルが置いてあり、そう言えば貸本時代や野沢さんの時の鬼太郎はプラモ作りが好きな子だったなと思い出す。もうひとつは観光地なんかによくあるやつ(笑)。


 15年に亡くなった際に各界から寄せられた絵馬も展示。これもまた高橋留美子、松本零士、魔夜峰央、モンキー・パンチ各先生の描いた鬼太郎や、野沢さん、戸田くん、松岡くん、高山くんら歴代鬼太郎らが名を連ね、目が釘付け。最後の出口には自画像と共に「ではまた、あの世で。いずれお会いできる日を楽しみにしている。」という水木先生らしい一言。

 物販では、主要水木キャラが描かれた限定ポストカード2枚と一反木綿の便箋、それと戸田くんの劇場版DVDを購入(感想はまた後日見てから)。ホンマモンの下駄やちゃんちゃんこまで売ってたのには笑った。下駄の緒が赤いので、たぶん松岡くん(4期)か高山くん(5期)のだと思った。


  こうして見ると、昨今のアナログだデジタルだトレースだ模写だの言ってるのが何の意味もないくらいの迫力で、僕もとにかく描こうと。自分には描く事しかできないし、描く事だけでやってきたので、死ぬ直前まで描こうと思った。12月上旬まで開かれており、前期と後期で展示物を入れ替えるそうなので、また来月行こう。改めて水木先生の凄さを実感した1日でした。いやー、眼福眼福。

2017年10月31日火曜日

ソーヤー



 なんとなく「ハロウィン=チェーンソー」からの連想で、久しぶりに『BLACK LAGOON』より「掃除屋」こと「ソーヤー」を筆ペンでへろへろと。片目、血痕のスプラッシュスパッタリング…最近描いた気がしなくもないけど(苦笑)。『ブラクラ』のキャラは筆ペン+紅差しが活きるなー。





2017年10月27日金曜日

ゲゲゲ落描き



 先日のマンガを描く前にいろいろラフを描いたんですが、そのまま捨てるのも忍びないので(←貧乏性)、ザカザカと着彩してアップ。

 最初は「天狐」率いる狐一族と戦う内容にしようと思ってたんですが、結局「声」だけにしたので、これらは全然反映されませんでした(苦笑)。一応、敵対するのは人間の都合で追いやられた動物系や古い物に憑いた妖怪にしようとは最初から思ってて。『鬼太郎』っつったら「ぬらりひょん」や「バックベアード」なんかが敵方の親玉扱いだけど、こいつらは金銭や権力が目的の、言ってしまえば「犯行動機」が人間とほとんど変わらないので、今回は違うなと。理不尽な思いをしている相手の境遇も分かりつつ、それでも戦う戸田くん。戦闘シーンも入れて、長年戦ってるうちに徐々に戸田くんが病んでいく暗ーい内容だったんすけど、それじゃあ救われないので、ああいう終わり方にしたのでした。

 とりあえずラフで描いた妖怪の説明も簡単に。

・天狐(てんこ):狐一族の長。人間から地上を追われ、一族共々地下に身を潜めていたが、更に地下鉄工事で棲む場所を失い、業を煮やして人間を人質に取る実力行使に出る。戸田くんと互いにプライドを賭けた勝負は互角だったが、「部下達にこれ以上血を流させるわけにはいかない」と自ら負けを認める事で一族を守った。

・空狐(くうこ):天狐を守る狐一族の五人衆。人間の女に化けるなど、様々な術を使い、戸田くんを苦戦させる。天狐から「手出しはするな」と言われ、戸田くんとの一騎打ちを見守り、天狐と共に安住の地を探す旅に出る。

・番兵:狐一族の下っ端。賄賂を受けた「ねずみ男」からその金を取り戻そうとされ奇襲を受けたり、人質の人間達から反撃を喰らうなど、強い妖力はない。

・かまなり:古い釜に憑いた異次元妖怪。古い物をぞんざいに扱う人間に怒り、子供達を異次元に閉じ込める。戸田くんの妖力の源である髪の毛を奪うが、最後は戸田くんの仲間達の協力もあって倒される。

・化け猫:交通事故死した猫の怨念が集まって実体化した妖怪。人間への復讐のため、逆に交通事故を誘発させるが、戸田くんと「目玉親父」の説得によっていずこかへ消え去った。

・白山坊(はくさんぼう):無生物に化ける古狐。乳飲み子の娘が16歳になった時に自分の元へ嫁がせる約束で、借金苦で一家心中しようとした家族を助けるが、白山坊の援助で成功を収めたその家族に16年後、裏切られる。更に、一方的に「悪」とされ、戸田くんと「砂かけ婆」によって体内に蜂の卵を植え付けられ、内蔵を蜂の幼虫に食われて死亡。

・かわうそ:普段は人間の子供の姿をしているが、とある誤解から村八分にされ、孤立。ヒーロー然とした戸田くんに「自分の気持ちが分かってたまるか」と戦いを挑むが、味方の「カッパ」達にも裏切られ、敗戦。かわうそ同様に誰からも相手にされず、ひねくれて孤立するねずみ男に「他人事とは思えない。許してやってくれ」と戸田くんへ懇願され、その姿に涙し、改心。村人達と和解し、以降は戸田くんの味方になる。







2017年10月23日月曜日

星から来た女



 前日にレベルファイブスタジアムで行われたJ2リーグ第38節対アビスパ福岡戦観戦で来福したTwitterのフォロワーさんと観光案内っつーか遊ぶ。台風で僕はサッカーへは行かなかったけど、今日は風がやや強くちょい曇天な程度で、雨は降らず。武将隊好きのフォロワーさんの希望で、まずは福岡城址へ。わりと近所なんでこれまで花見で何度か行ったけど、道や階段、植え込みに到るまで「いかに敵に攻め込まれ難いレイアウトになっているか」をレクチャーされると、なるほどと思う場面ばかり。これは灯台もと暗しだったなー。その後はキャナルシティ博多のムーミンベーカリー&カフェでランチ。なんだよただのデートかよ!とお思いでしょう。ここまでは。


 食後はウルトラマンワールドM78へ。そう、キャナルシティに来たのはこれが目的だったのだ。フォロワーさんも『ウルトラ』好きなので、なんの杞憂もなく(←いろいろと失格)買い逃していた食玩やらを物色。いや、初対面の女性がいる前でさしものアッくんさんも分別あるオトナの男なので何も買いませんでしたけどね!男子トイレの壁紙が歴代防衛チームのエンブレムだらけになってたのを写真に撮って「ちょっとこれすげくね?見て見てー!」とか小三レベルの行為に出たのはナイショだ。


 Twitterやり初めて7年くらい経つけど、長い間相互フォロー同士でなかなかお会いできなかったフォロワーさんだったので、今回ようやく会えて嬉しかったなー!いや、もう、ここんとこ夢に出て来るのが噺家とか宇津井健とか石立鉄男とかになりかけてたので、間一髪のところで人間のココロを取り戻せたぜ!フォロワーさん(群馬出身)から群馬のお土産たくさんもらっちった!ありがとうございます!

2017年10月21日土曜日

マンガ「戸田くん1987→2017」



 つーわけで、初めて二次創作マンガを描いてみました。大学時代から長い付き合いの同級生が学生時分に同人誌描いてた事を最近知って、自分でもちょっと描いてみたくなったんですけど、いやー、難しいし恥ずかしい!一枚絵と違って、人生のバックボーンや趣味嗜好がダイレクトにダダ漏れで表現されるため、「ボクの描いたマンガ見て見てー!」って気持ちと、「ぎゃー!恥ずかしー!」って気持ちが半々なのが分かりましたごめんなさい←なぜ謝る。

 こうしてマンガをちゃんと描いたのは初めてですが、実際描いてみると、ほとんどがネームの時間ですな。10日のうち8日くらい話を考えてる時間で、実質描いたのは10時間くらい。最初は8ページくらいあって、他の妖怪も描こうと思ってたんですが、視点がころころ変わるのと、具体的に描いちゃうと読み手の想像力が介入する余地がなくなっちゃうと思い、相手は「声」のみにして、3ページに詰め込みました。背景はめんどくさいので、安易に「地獄」っつー設定。

 たぶん人生は「こんなはずじゃなかった」の連続で、でも、助けてくれた人もいっぱいいたので、まだやれるっつーね。ユメコちゃんはその助けてくれた人達を具現化したものなので、あえてハッキリとは描いていません。助けてくれた人達のためにも、戸田くんは30年経った今も戦い続け、僕ももうちょっと生きようと思うのです。でも、やっぱ恥ずかしかったです!ぎゃー!←うるせえ。

2017年10月14日土曜日

戸田くん その3



 3期鬼太郎を描く時は「らしさ」を出すため、これまでクドめのセル塗りでしたが、コピックドローイングペンでペン入れしたものをどれだけ乾燥させればコピックに滲まないかというのを試したかったので、1ヶ月以上乾燥させっつーか忘れていたものにグリグリ着彩。さすがにこれだけ時間が経ってるので全く滲まず。いや、公式サイトやらネット上では「滲まない」って書いてるんだけど、実際1日2日だと滲むんですよねぇ。なので、ちと試してみたかったのでした。血痕のスプラッシュスパッタリングもやってみたかった演出。血痕なし版も置いときます。


 3期鬼太郎は戸田恵子さんが声を当てていたので、ファンの間では俗に「戸田くん」と呼ばれています。1期と2期は「野沢さん」、4期は「松岡くん」で5期は「高山くん」。鬼太郎っていっぱいいるし(笑)。

 で、ここからはちょっとマニアックな話になるので、みんな付いてくるよーに。『ゲゲゲの鬼太郎』アニメ版の考察をしてみると、1期(白黒アニメ)は妖怪対人間の覇権争いの戦争で、妖怪側が圧倒的に強い。鬼太郎の立場はやや妖怪側寄りの中立だけど、人間側が加害者であると思った場合は人間にも容赦なく制裁します。2期は一見すると人間側が強く描かれるが、妖怪側はなりを潜めているだけで、依然として力は強い。鬼太郎の立場は1期に近し。3期はこの世を謳歌する人間側に対し、古く忘れられた存在に成り下がった妖怪側が個々or組織的に人間側へ実力行使に出ます。鬼太郎は最も強く、好戦的な描写がされているも、基本的には人間側のヒーロー然として描かれており、人間と妖怪の共存を常に模索しています。対妖怪戦でもまずは話し合いを提案する場面多し。その話し合いが受け入れられなかった場合に鬼太郎も実力行使に出ると。容赦のない実力行使はやはりこれまで同様、人間側に非があった場合はそっちに向けられる事もあり。4期は人間側が強い。5期は人間は人間、妖怪は妖怪それぞれの世界で生きています。

 でで、僕の好きな3期は、作画監督ごとの個性的な作画やケレン味溢れる演出も好きだけど、竜童組の川崎真弘氏(故人)による和楽器とシンセサイザーによる劇伴があってこそだと思ってます。「子供向けアニメ」の劇伴は今より格下に見られた時代(特撮なんかもそうですな)、安易な和楽器中心の使用ではなく、宇崎竜堂氏率いる竜堂組ならではのハードな曲が多く、この川崎真弘氏の劇伴がなければ3期をここまで愛してなかったかもしれない。ドラムとベースを効かせ、ギターのソロが光る珠玉の名曲だらけで、特に戦闘シーンではこれまでにない『鬼太郎』の描写に大いに貢献しています。

 つーわけで、上記の戸田くんは本気の怒り地獄モードで描いてみました。

2017年10月13日金曜日

『とつくにの少女』4巻



 『とつくにの少女』4巻(ながべ著)、購入。今巻も美しくもはかない残酷なストーリーと、天才的なコマ割り&演出で物語の中に一気に惹き込まれる。Web連載してるけど、マンガは単行本派なので、既刊同様に続きがめちゃめちゃ気になるなぁ。普段マンガを読まない人にもオススメしたい一作。



2017年10月8日日曜日

篠原遊馬



 『パトレイバー』より「篠原遊馬」。ちょっと前に「オマエを構成するpixiv10年史」っつーのがあって、僕の構成要素に鬼太郎がひとっつも入ってない代わりに、なぜか一度も描いた事ない遊馬が入っていたので(謎だ…)、「だったら描くかー」とガザガザ筆ペンで描いたもんをTwitterにアップしたらちょっと需要があったため、普段は「需要なぞ知った事かー!」とか言ってますけど、たまには日和見ってみよーとペン入れして着彩。『パトレイバー』って一応80年代のアニメ(最初の旧ビデオ版は88年発売)なのに、塗りがわりとあっさりしているので、3期『鬼太郎』(85~88年放送)よろしく80年代風アニメっぽく、ちょいクドめのセル塗りに。現場の緊張感を出すために、後ろに機動隊でも描くかなーとか一瞬思ったが、めんどくさいので(←出た)指揮車のパトライトと投光機の光でハッタリを効かす感じに仕上げ。

 「いいか野明、相手はこっちよりスペックが上だ。締めていけよ!」なんつー古川登志夫さんの声が脳内再生されれば成功。



2017年10月3日火曜日

ウルトラセブン50周年ショップ



 天神ロフトで来週月曜までやっている「『ウルトラセブン』放送開始50年期間限定ショップ」に行ってみた。


 着いた時にはちょうどいいタイミングで川井憲次氏作曲の『ウルトラマンネクサス』イメージソング「Fight the Future ~ウルトラマンネクサスのテーマ~」が流れ、テンションが上がるリトル愚かなワシ。店内のパネルには歴代ウルトラマン対怪獣&超獣の対決シーンが並ぶ。唯一(←再放送じゃないという意味)リアルタイムで見ていた「ウルトラマン80」や、伝説のウルトラマン「ウルトラマンノア」もあったのが地味に嬉しい。


 円谷プロが常設しているオフィシャルショップ「ウルトラマンワールドM78」の出張版ってところですが(福岡だとキャナルシティ博多にあり、名誉店長は「ウルトラマンレオ」らしい)、商品ラインナップが大人向けに絞ってある感じなので、かっくいいセブンのボールペンとウルトラ警備隊の携帯ハサミを購入。

 『ウルトラセブン』は今でも個人的特撮ナンバーワン作品で、メッセージ色の強いストーリーはもちろん、成田亨氏の美術、冬木透氏の劇伴、説得力のある組織設定(地球防衛軍極東基地の下部組織である実戦部隊がウルトラ警備隊で、他の部署の描写も多々あり)などが魅力的でした。また、豪華なレギュラー&セミレギュラー陣も大人になってからの見所のひとつで、ウルトラ警備隊の「キリヤマ隊長」(中山昭二)、地球防衛軍の「ヤマオカ長官」(藤田進)、同「マナベ参謀」(宮川洋一)、同「ナカガワ」参謀(平田昭彦)、宇宙ステーションの「クラタ隊長」(南廣)らのベテラン各氏がドラマの脇を固める。ゲストも、先日亡くなった土屋嘉男、上田忠好、天草四郎、西朱実、『ウルトラマン』で科学特捜隊の「ムラマツ」キャップ役だった小林昭二各氏ら名優揃い。今見ても見所だらけの名作ですな。『ウルトラQ』、『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』の初期シリーズ3作は今でも大人の目に十分耐えられるんですよね。今はCSで4作目『帰ってきたウルトラマン』を見てるんですが、『セブン』ほどメッセージ色は強くなく、脚本の出来不出来に波があり(いや、まあ、今の大人になってからの視点ですが)、あれは「坂田健」役の岸田森氏とMATの「岸田文夫」隊員役の西田健氏を見るドラマだと思ってます。

2017年9月26日火曜日

シャーロキアン



 先週の金曜日から帰省し、その間に『シャーロック・ホームズの事件簿』を読了。この新潮文庫版以外にも日本ではハヤカワ文庫版や創元推理文庫版、講談社版、ちくま文庫版、河出書房新社版、光文社文庫版といったそれぞれ訳者の違うシリーズが多くあるが、とりあえずこれで僕も「シャーロキアン」の入り口には立てたかなー。最後にワトスンよろしく全10巻でホームズが扱った60の事件を下記に列記。「最後の挨拶」までは基本的に時系列で、「高名な依頼人」から「覆面の下宿人」までの10話は先述の通り、ページの都合などで既刊に入りきらなかった事件をまとめた『事件簿』に収録されたもの。

・緋色の研究(長編)
・四つの署名(長編)
・ボヘミアの醜聞
・赤髪組合
・花婿失踪事件
・ボスコム谷の惨劇
・オレンジの種五つ
・唇の捩れた男
・青いガーネット
・まだらの紐
・花嫁失踪事件
・椈屋敷
・白銀号事件
・黄いろい顔
・株式仲買店員
・グロリア・スコット号
・マスグレーヴ家の儀式
・背の曲った男
・入院患者
・ギリシャ語通訳
・海軍条約文書事件
・最後の事件
・バスカヴィル家の犬(長編)
・空家の冒険
・踊る人形
・美しき自転車乗り
・プライオリ学校
・黒ピーター
・犯人は二人
・六つのナポレオン
・金縁の鼻眼鏡
・アベ農園
・第二の汚点
・恐怖の谷(長編)
・技師の親指
・緑柱石の宝冠
・ライゲートの大地主
・ノーウッドの建築士
・三人の学生
・スリー・クォーターの失踪
・ショスコム荘
・隠居絵具屋
・ウィステリア荘
・ボール箱
・赤い輪
・ブルース・パティントン設計書
・瀕死の探偵
・フランシス・カーファックス姫の失踪
・悪魔の足
・最後の挨拶
・高名な依頼人
・白面の騎士
・マザリンの宝石
・三破風館
・サセックスの吸血鬼
・三人のガリデブ
・ソア橋
・這う男
・ライオンのたてがみ
・覆面の下宿人

2017年9月17日日曜日

鬼太郎 その2



 3期『鬼太郎』より、「体内電気」発動中の鬼太郎。電気の表現はデジタルだとどうとでもできるので、影と合わせて80年代感を出そうとしたけど、3期が持つ色気みたいなモンまでは表現できず、またもスキルぶそーく。鬼太郎に関しては今後も試行錯誤しながらちょこちょこ描いていきます。久しぶりにペン入れした下書きも載っけてイラストブログっぽく。いや、何度も言いますけど、ココ、全然イラストブログじゃないんすけどね。

 体内電気、3期では比較的大技で(4期以降はわりと発動されるらしいけど)、第14話「不老不死!?妖怪さざえ鬼」の回にて、対さざえ鬼戦で初披露。この時は「鬼太郎電気」っつってたけど。同回では対人魚戦でこちらも大技の「熱放射」も披露。「ニセ鬼太郎」が人魚の子供を売り歩く場面では原作の持つ薄暗い雰囲気を出しつつ、鬼太郎対ニセ鬼太郎の対決場面での作画は徐々に3期独特の鬼畜顔になりつつあったり、最後は鬼太郎が公害を撒き散らす人間側に仕返しをしたりと、見所多し。