2019年10月29日火曜日

ポインター



 出先の近所にミニカー専門店があったので覗いてみると、ちょうどトミカサイズのダイキャスト製「ポインター」の中古品が売ってあった。言わずと知れたウルトラ警備隊の専用車である。常々「トミカで歴代ウルトラ防衛隊車輌を出してくれー」と言ってるので、迷わず購入。550円。店長によると、10年ほど前の飲料水のキャンペーン商品だとかなんとか。


  我が家の架空車輌。「タイムメカブトン」はトミカ。「98式レイバー指揮車」と『キャプテン・スカーレット』(昔のイギリスの特撮番組)の「追跡戦闘車(S.P.V. Spectrum Pursuit Vehicle)」はキャラウィール。ポインターとのサイズもピッタシ。チョロQみたくプルバック走行するのも嬉しいポイント。思わぬ掘り出し物で、良い買い物をした事だね。


2019年10月25日金曜日

『ゲゲゲの鬼太郎』3巻



 久方ぶりに原作さん『ゲゲゲの鬼太郎』3巻(水木しげる著)、購入。前巻の続き「大海獣」の完結編。ニューギニアで不老不死の「大海獣」の血液を採取した「山田秀一」は、手柄を独り占めすべく、同行の鬼太郎に大海獣の血液を注射して亡き者にしようとする。鬼太郎はその血液のせいで大海獣となり、日本に上陸するも、人間の抵抗に遭う…っつー大筋以外は、アニメの戸田くん(第67話「密林の大海獣」~第68話「大海獣怒りの逆襲」)と全然違う展開だった。原作ではメカゴジラよろしく鉄製の大海獣やら原爆やらで鬼太郎をどうにかしようとし、なーんか山田もわりとすぐに改心して清々しく淡白に終わるんですけど(昔のマンガなので原作は比較的概ねだいたい淡白)、戸田くんの場合は自衛隊車輌の描写がミョーに細かくて、劇判と合わせて別のアニメみたいになったり、人間に戻った戸田くんは親父さんの制止を振り切って山田をボコボコにする。たぶん歴代鬼太郎で人間をこれだけボコボコにしたのは後にも先にもこの回だけだと思う。知らんけど。しかし、何度見ても水木先生の緻密な描写には圧倒されるなぁ。

2019年10月23日水曜日

GLITTER&GLAMOURS-NEKOMUSUME-



 出先で「ゲゲゲの鬼太郎 GLITTER&GLAMOURS-NEKOMUSUME-」を頂戴する。バンプレストのプライズ品らしく、全高約25cmと我が家のフィギュアでは2番目の大きさ。これ、まずパッケージデザインがステキなんですよ。和テイストのオシャレな箱。


  フィギュア自体の出来も目立った粗もなく、とてもいい。現在放送中の6期『鬼太郎』の中では最もデザインが変わった猫娘ですが、猫娘って、他のキャラクターが比較的原作寄りな代わりに、アニメ版ではその時代時代の、言わば「主流のキャラクターデザイン」が一番盛り込まれるキャラクターなんですよね。そんなわけで、6期は過去最高頭身のお姉さん系。



 豹変した「戦闘モード」ではビヨーンと延びる爪の造型もしっかり。




 先日作った原作さんと。



2019年10月20日日曜日

鬼太郎 その4(完)



 つーわけで、ささっと完成した原作さん鬼太郎。


  小サイズながらしっかりシャープな服のシワ表現や、後ろの目玉親父とリモコン下駄など、小物類も完璧。あくまで「置物」として作ったため、パーティングラインは処理してません。そのまま。こういう「エラー」の部分があった方が味があるかなと思って。下駄を無造作に放り出して裸足で寝ている姿も原作っぽい。作ってて(塗ってて)楽しかったっす。

 





 3年ぶりの模型製作なので、まずは小スケール&単色で勘を取り戻そうっつー狙いだったんですが、久しぶりに作ると楽しいですな、模型。このブログになってから、まだ完成品が3品、しかも全部小スケールなので、次は中スケールの物を作ろう。一方、このシリーズも現在リリース中の「ねずみ男」、「ねこ娘」、「油すまし」をいずれ同じ表現で作って並べたい。

2019年10月18日金曜日

鬼太郎 その3



 本来なら塗装前に仮組みをするんですが、今回はここでやっと全身像を組み立て。ボークスは元々ガレージキットメーカーとしての信頼があるし(以前、塗装ツールのモニターをさせてもらいました)、物が小スケールなので、そんなにおかしい事にはなってないだろうと思って。案の定、完璧っす。そのまま各パーツを接着。そんで、Mr.メタルカラーのステンレス...と思ったら、手元に「クロムシルバー」しかなかった!ええい、ままよー!とこいつを筆塗り。


 1日ほど乾燥させた後、麺棒で磨いてやると、シルバーのギラギラ感が抑えられて塩梅のいい光り具合に。その後、ガンダムマーカーの「リアルタッチレッド1」でスミ入れ。乾燥したらトップコートに「グロス(光沢)」を噴いて、完成。


2019年10月17日木曜日

鬼太郎 その2



【スケール】ノンスケール
【原型】造型村
【発売】ボークス
【発売日】2019年1月1日
【価格】900円
【出典】マンガ『ゲゲゲの鬼太郎』





【墓場鬼太郎】
 本名「墓場鬼太郎」。昭和29年2月30日生まれ。身長130cm、体重30kg。かつて地上を支配していた「幽霊族」の末裔で、幽霊族の父と人間の母との間に産まれた。隻眼のため、前髪で左目を隠し、学童服とちゃんちゃんこを着て、下駄を履いている。人間ではないため、少年の姿のまま数十年生きている。ちゃんちゃんこは、先祖の魂が宿った髪の毛で編まれた万能武器として使用され、仙人の髭で作られた学童服は100年経っても破れない。穏やかな性格だが、正義感は誰よりも強い。「ゲゲゲの森」の奥にあるツリーハウスに目玉姿の父親と住んでいる。


 久々の模型製作は、2月にやすきんぐ兄さんに頂いたボークスの「塗るプラシリーズ」より、鬼太郎を作ります。当サイトでは戸田くんばかり出て来ますが、こいつは「原作さん」と呼ばれる鬼太郎。パーツ数は15点で、ランナー1枚に収まっています。今回はこいつを、鳥取県境港市の水木しげるロードを飾る「銅像」の様に仕上げようと思います。まずはいきなりランナーごとサーフェイサーを噴き、次いで銅像の下地となる「緑青(ろくしょう)」をアクリル系「エメラルドグリーン」で筆塗り。


  乾燥後、ガンダムマーカーの「リアル仕上げ用リアルタッチグレー3」で、大雑把にスミ入れ。この後でMr.メタルカラーの「ステンレス」を塗るため、この工程はもしかしたらあんまり意味がなくなるかもしんないすけど、そこは行き当たりばったりモデリング。念のためっつー事で。


今日はここまで!

2019年10月13日日曜日

『春とみどり』2巻



 『春とみどり』2巻(深海紺著)、読了。前巻から2ヶ月での続刊だけど、今巻では連載中の第9話まで収録されてるんで、3巻は早くても来年の春頃かなー。ストーリーもだけど、儚げで柔らかなタッチの絵柄がまたいいんだ。

2019年10月8日火曜日

『パト』30周年企画絵 その18



 『パトレイバー』30周年企画落描き第18弾は、テレビシリーズ初の前後編となった第10話「イヴの罠」及び第11話「イヴの戦慄」より、どちらも2度目の登場となる「ブロッケン」と「ヘルダイバー」。


 ブロッケンは、以前旧ビデオ版を描いてますが、テレビ版との違いは色のみ。シャフト・エンタープライズ・ジャパンの陰謀によっていきなり4機が登場。既に旧ビデオ版やコミック版でその強さが描かれていたので、「これはタダゴトではないぞ」と思った事だね。同エピソードでは、4機中2機が警察に押収されますが(残り2機は撤退)、第13話「殿下、お手柔らかに」では、このうちの1機が警視庁の大掃除中にテロリストに盗まれ、別の事件でも使用されます。「大掃除中に盗難」って、特車二課より本庁の方がヒドイな!

 ヘルダイバー、こいつも以前パラシュート・パック装備版を描きました。この時に「後でコンバットナイフ装備や40mm速射機関砲装備も描くんだから、こーゆー構図で描いてみよー」と一応は考え、上からの視点で描いたんですよ。なので、今回はフツーにスタンダードな構図で。このエピソードでは、ヘルダイバーは極秘で出動しており、薬莢を残すわけにはいかないっつー理由で機関砲は使えず、ならば白兵戦でブロッケン1機だけでも叩いて貴重な実戦データを得ようと、コンバットナイフで仕留めます。女隊長「不破環生」のセリフがカッチョいい。当時中学生だった僕は「行きがけの駄賃」なんて言葉をこれで知りました。

 ブロッケンもヘルダイバーも、しばらく時間が経ってから同一機種を描くと、その時の作風っつーかタッチが自分でも気付かないうちに変わってるのが判明。ちょっと恥ずかしいな!

2019年10月5日土曜日

『月と珈琲、電信柱』



 ちまちまと読んできたシリーズ最終巻、『月と珈琲、電信柱 シリーズ小さな喫茶店』(山川直人著)、読了。やはりこの独特のタッチは、なんとも言えぬ心地よさ。これまでより30ページほど増えた珠玉の短編集。山川作品に触れた事のない人は、現在「ウェブ平凡」にて『はなうたレコード』を連載中なので、そちらでぜひ一度読んでみてほしいキモチ。『小さな喫茶店』よりリリカル度はやや薄いけど、初心者向けとしてはとてもいいです。