2020年10月25日日曜日

ヴァリアント その2

 結局、26年前のサーフェイサーはシンナーでどれだけゴシゴシしても落ちませんでした【完】。なもんで、400番で軽くペーパーがけして、なんとか落とす。最初からこうすりゃよかった…。

 さてさて、ここまでは余計な手間なだけで、こっからが本番。離型剤を落とすため、ガイアノーツのレジンウォッシュを使います。揮発性の液体なので、タッパーなどの蓋ができる容器に全てのパーツを入れ、ひたひたになるまで注いで漬け置き。パッケージには「目安時間は10分くらい」と書いてるけど、経験上、古いキットは最低でも丸2日は漬け置きしないとダメだったので、今回は3日3晩漬け込み。

 

 4日目にパーツを引き揚げ、次は鍋に台所用クレンザーをびゃーっと出したものを歯ブラシに付けて、パーツをゴシゴシ。最後に超音波洗浄機で洗って、よーやっと下準備が終わりました。離型剤は目に見えないんで、まあ、ここらへんは勘ですな。あ、タッパーや鍋は料理には使わないよーに。レジンウォッシュは4~5回は使い回しができるので、漬け込み汁は容器に戻しておきます。

 

 でもって、相変わらずテキトーに仮組み。「コンバーチブル」と言えば聞こえはいいが、どちらかのパーツが無駄になる仕様。1号機は電磁警棒を構えた姿。イングラムよりグラマラスなプロポーションと魅惑の腰つきがいいですな。

 

 2号機はリボルバーカノンを構えてるけど、左手がなんかだらーんとしてるなー。あと、首が短いため、頭部が襟部分に干渉してしまうので、ここは手を入れます。

 

 今のとこ、1号機にしようかなーと。あんましレイバーに銃器を持たせたくないってのもあるんだけど。

2020年10月20日火曜日

GKオリエントヒーローシリーズ ヴァリアント


ボークス・オリエントヒーローシリーズ・レイバーワールド
「AV-02 ヴァリアント」
【スケール】1/72スケール
【発売】ボークス
【発売日】1993年
【定価】4,800円
【出典】映画『機動警察パトレイバー2 the Movie』





【2式AV ヴァリアント】
 篠原重工八王子工場製の最新鋭パトロールレイバー。01年に再編された特車二課第1及び第2小隊に予備機を含め6機が納入されている他、当初から全国配備を目的に開発されており、イングラムよりも低コストで高性能化を実現。先立って新設された大阪府警、神奈川県警にも配備され、愛知県警、宮城県警、千葉県警もレイバー隊新設にあたり本機が導入される予定となっている。コックピットはキャノピー方式だが、搭乗員の乗降は背部ハッチから行うため、前面の装甲が強化されている。比較的破損率の高かったセンサーアンテナは肩部に移設された。武装はイングラム同様に37mmリボルバーカノン、電磁警棒、シールド。リボルバーカノンは胸部に収納されている。また、右腕に格闘戦用のナックルガードが追加された。02年2月に起こった大規模テロにより、攻撃用ヘリコプターに特車二課棟ごと攻撃され、全壊した。


 来月から久々のガレージキットを作りたいので、その下準備をばと、26年間(!)積んでいたボークスのレジンキャスト製キット「2式AV ヴァリアント」を引っ張り出す。インターネットが普及してない大学時代に、模型誌の通販で買ったレイバーです。劇場版『機動警察パトレイバー2 the Movie』にて、イングラムに取って変わった最新鋭パトレイバーですが、首とメインカメラ以外は動くシーンはなく、攻撃用ヘリコプター「ヘルハウンド」によって特車二課棟ごと破壊されたフビンな子。

 ハンニバルと同じシリーズのこのガレージキット、気泡も少なく、細部まで作り込まれており、非常にいい出来なんですが、これもまた原型師さんの名前が書いてない。キットは、電磁警棒を持った1号機と、リボルバーカノンを構えた2号機のコンバーチブル仕様。どうやら26年前の僕がそこそこ下処理をしていたらしく、胴体と両脚にはサーフェイサーも噴かれてる。が!いつも自分で自分が信用できない僕が26年前の自分を信用できるわけがない!当時は「レジンウォッシュ」なんてモンはなかったか、あってもおいそれと手に入れられなかった代物なので、まずは26年前のサーフェイサーを落とすため、ティッシュにシンナーを含ませてゴシゴシ。目安としてはだいたい頭が痛くなるか具合が悪くなるくらいまでゴシゴシします。要換気!がが!全然落ちねえ!このままではシンナーとティッシュだけが無駄に減っていくため、ダッシュで近所の模型屋へ行き、おい、オヤジ、アンパン1本くれ!



 さて、ここでレジンキャストについて説明しよう!←いい声で。「レジン」っつーのは主に無発泡ウレタンや不飽和ポリエステルといった2液を混合して固めた樹脂の事で、こいつをシリコンゴムの型に注型して生産するキットを「レジンキャストキット」と言います。プラモデルの金型と比べてシリコン型は柔軟性があるため、1組の型で複雑な形状を複製できる一方、樹脂の化学反応で型の消耗が早く、1つの型から複製できるのはせいぜい数十個。その特性から、少数限定生産のガレージキットに向いていて、個人からメーカーまで広く使われています。

 で、レジンキットの表面には、硬化後のレジンを型から分離させるため、シリコンオイルやフッ素オイルなどの保護剤がベロベロ塗りたくられてるの。いやん。なので、このまま塗装しても塗料が乗らないため、まずはこの油性保護剤こと「離型剤」を落とすとこから始めます。でで、たぶん26年前の僕はこの離型剤をちゃんと落としてないままサーフェイサーを噴いたんじゃないかなーと。そうだとしたら、サーフェイサーが離型剤を「保護」してしまってる可能性があるので、ゴシゴシしたのです。おい、オヤジ!シンナー足りねえぞ!

 たぶん作るのは来月に入ってからになるけど、レジンキャストキットを作るのも6年ぶりなので、紆余曲折しそうな予感☆

2020年10月19日月曜日

ジムII その6(完)


 ジムIIできったー。何度も書いた様に、先行発売されたジムIIIから間引いて作られた商品なので、身体バランスがジムIIIになっており、「ジムIIらしいバランス」を気にすると成型色仕上げじゃ無理ゲーっぽいため、そこはスパっと割り切って作ったおかげで、僕としてはかなり早い2週間で完成。

 

 塗装箇所は、シールドの他、頭部バルカンをガンダムメタリックマーカーの「メタリックオレンジ」、ビームライフルと各関節部はMr.メタルカラーの「ステンレス」、手の甲はラッカー系「ホワイト」、バーニアはクレオスの「クロームシルバー」で筆塗り。シールド、成型色とはちょっと色味が違っちゃったけど、緑で塗って正解だったなー。

 

 付属シールはメタリック仕様ではなかったので(悲しいぜヤラレメカ!)、サブカメラ、後頭部カメラ、胸とバックパックのセンサー、ビームライフルの照準は、いつもの様に百均製のラピーテープを貼り付け。











 ジムと比較。改めてジムのプロポーションバランスのまとまりのよさが目立つ。まあ、劇中の設定画と比べなければ、マイナーチェンジされた機体ってのが分かると思うので、これはこれでいっか。同一スケールで並べると嬉しい。











 劇中で抜刀した記憶がないビームサーベル。



 これはこれでいいので、いつかHGUCジムと旧キットのジムIIのニコイチで「理想のジムII」を作りたいなーと思いつつ、たぶん生きてる間には実現しない事であろー。つーわけで、やったネ!できたネ!のコーナーでした!

2020年10月18日日曜日

ジムII その5

  そろそろ仕上げ段階。成型色仕上げのため、スミ入れにエナメル系塗料を使うとプラスチックが割れてしまうため、ガンダムマーカーの「リアルタッチグレー3」を基本にスミ入れ。ガンダムマーカーでスミ入れするとモッサリした感じになるのであーんまり好きじゃないんですが、今回は仕方あんめえ。その後、ウェザリング用ガンダムマーカー「バーントアイアン(焼鉄)」をエッジ部分と面部分の2度に分けて、麺棒でごしごし。次に同「ラストレッド(錆)」、エゥーゴ機っぽく「リアルタッチグリーン1」、最後にエッジ部分やダメージ痕に鉛筆などでごしごし。



 シールドだけは、やっぱり赤が受け付けなかったため、「エメラルドグリーン」+「フィールドグレー」で塗装。黄色十字の連邦軍マークは取っ払い、プラ板で蓋。ダメージ表現は熱したカッターでビームサーベル痕を、ピンバイスで実弾痕、あとはPカッターで下半身を中心に細かい傷を入れてます。完成が見えてきた!



2020年10月14日水曜日

ジムII その4

 前回「安そうなモールドに」って書いたけど、やっぱピンバイスでの丸モールドも入れました。「弱そう&安そう」な感じを目指してたけど、11年前に作ったジムを見直してみて、方針変更。「ハイザック」くらいなら複数相手でも勝てる様な、ジム同様に「歴戦の機体」っぽく仕上げる事に。ただ、一年戦争時とグリプス戦役時ではメンテナンスなどの設備も戦場も違うため、どう表現すっかなー。

 腕部は肩のスラスターが本来2個付いているところをバンダイめが楽をしよって1個になっているため、ランナーの端剤を切って中央に貼り付け、設定通り2個にします。ここはスラスター内部を塗装後にはめた方が楽なので、端材をなくさないよーに。腰部はフロントアーマーを中心軸で切って、左右独立可動に。ガンダムMk-IIの時にもやった基本工作ですな。サイドアーマーはポッカリ穴が開いてやがるので(たぶんジムIIIの武器を付ける用)、プラ板で蓋をしときます。これくらい埋めてよバンダーイ!



 脚、スリッパ部分がこれまたジムIIIのディテールのままなので、ランナーの端材で生めた後、真ん中にPカッターで1本線のディテールを入れてジムII用に修正。ここも手抜きかよバンダーイ!膝裏のホースみたいな一体成型になってるモールドは、設定通りスプリングに変換するため、削り落としておきます。設定では腕にもスプリングがあるんだけど、クリアランスが確保できずに断念。ついでに足首回りがスッカスカなんで、1.5mm真鍮線でシリンダーを追加。んなとこで、基本工作終了ー。


 塗装前の仮組み…あんまし変わんないっすね。肩がでかい!胸のラインが違う!腰もでかい!脚が長い!と、本気で取り組むなら切った貼ったの大改造になるため、逆に今回は割り切れてよかったかも。次は武器と部分塗装だー。



2020年10月12日月曜日

ジムII その3

  やっぱイメージとも設定とも違うなー。胸のラインなんて全然違うし。フツーに作ってたら全身に手を入れてたかもしんないけど、今回は「成型色仕上げ縛り」なので、もうそこは割り切って作りましょー。

 頭部からして形状自体が違うんだけど(設定ではもっと平目顔)、前述の様にそこはスルーして、とりあえずクリアパーツのメインカメラと頭部側の縁のエッジを丸くし、少しでも弱そうな顔に。アンテナも尖らせ過ぎない様に。後頭部にはランナーの端材で凸モールドを追加。

 胴体は、黄色い襟パーツを1段カット。これで顎が干渉せずにちょっとだけ引けます。各部のモールド、僕は普段はだいたいピンバイスによる丸モールドを追加してるんですが、こいつは熱したマイナスドライバーをじゅーっと押し付け、安そうなモールドに。



2020年10月11日日曜日

『ゲゲゲの鬼太郎』4巻

 1年ぶりに原作さん『ゲゲゲの鬼太郎』4巻(水木しげる著)、購入。1巻収録の3話(68~69年連載)以外は『墓場の鬼太郎』から65~67年に連載されたエピソードが掲載されてるので(僕、生まれてないっす)、3巻の時にも書いた様に、全体的に淡白&怪奇マンガなのでおどろおどろしい&鬼太郎の言葉遣いが荒い。

 今巻は前巻からの続き「吸血鬼エリート」の後半部分と、「妖怪獣」の前半を収録。「妖怪獣」、戸田くんでは第56話~第57話「タヌキ軍団日本征服!!」で前後編として放送。原作は淡々としてるけど、大筋では忠実にアニメ化されており、そこに当時のトレンドや作画、劇伴でメリハリを付けとります。「妖怪獣」こと「蛟竜(こうりゅう)」は、戸田くんのオープニングでもリモコン下駄を喰らう役で登場。戸田くんがユメコちゃんをかばっている相手は、この蛟竜なのでした。妖怪アンテナが「妖気計算髪」という名称だったり、髪の毛針を発射するとその部分の髪がごっそり抜け落ちるなど、「へー」という発見も。瞳がある一反木綿も登場。なんかふかふかしてそう。

 

2020年10月8日木曜日

戸田くん その11

 そろそろ動き出した戸田くん。今年はここまで穏やかに過ごしており、鋭気は十分なはずなので、やる気満々な感じで。オカリナ笛とチャンチャンコを巻いた二刀流、3期ではねずみ男に「よっ、新兵器!」と言われながらも、結局は第79話「妖怪やまたのおろち」のみでしか使用されなかったレア武器。
 背景は盟友・クマッタさんに頂いた和紙の墨流しを加工。


2020年10月7日水曜日

『パト』30周年突破企画絵 その26

 『パトレイバー』30周年突破企画落描き第26弾は、60種目にしてようやく登場の「グリフォン(フライトユニット装備仕様)」。

 コミック版ではこのグリフォンを中心にストーリーが展開されるも、テレビ版では当初2クールで終わる予定が急遽4クールに延長されたため、脚本のストックがなく、やむを得ず第3クールをコミック版をベースにした「グリフォン編」として登場。後にヘッドギアの面々が「テレビ版でグリフォンを出したのは痛恨だった」と語っている様に、それまでテレビ版独自のストーリーを楽しんでいた僕も、当時は「なんだかなぁ」と思って見てました。でも、ちょこちょことテレビ版オリジナルの要素も盛り込まれ(半年間の研修が終わって帰国した香貫花が再登場したり)、その間に名エピソード揃いの第4クールの脚本も揃い、グリフォン編自体もコミック版とは違う形として新ビデオ版にて決着が付くので、結果的には出してよかったんだと今は思ったり。

 今回は羽が付いたフライトユニット装備を描いたけど、この後もそれまで僕が生きていれば新ビデオ版の「アクアユニット装備仕様」、「ユニットなし仕様」、同様にコミック版も3種類と今後も何度か描く予定なので、今回は1枚目を青味、2枚目を赤味を足した色合いにしてみた。



2020年10月5日月曜日

ジムII その2


ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー
「RMS-179 ジムII(エゥーゴカラーVer.)」
【スケール】1/144スケール
【発売】バンダイ(プレミアムバンダイ専売)
【発売日】2019年9月
【価格】1,540円
【出典】テレビアニメ『機動戦士Zガンダム』

【RMS-179 ジムII(エゥーゴ仕様)】
 一年戦争時の地球連邦軍の主力量産機「RGM-79 ジム」を改良したモビルスーツ。汎用性と運用性の高さから、戦後も多くのバリエーション機が開発されたジムだが、生産ラインの統一を図るため、ジムIIに一本化される。当初は約4,000機のジムを改修した「RGM-79R」が「ジムII」とされたが、ジムの耐用年数が迫っていた事などから、新規で製造された約6,000機のジムIIには「RMS-179」の型式番号が割り当てられた。地球連邦正規軍とティターンズはジムと同様のカラーリングだが、エゥーゴが使用する機体は識別のために胴体や足底がグリーンで塗装されている。グリプス戦役開戦時には既に旧式機となっているが、第一次ネオ・ジオン抗争では月面都市グラナダの守備隊、ラプラス事変ではダカールなどで依然として使用されている


 ブロッケン、アーガマと全塗装仕上げが続いたので、次は成型色仕上げで1年前(はえー!)に買った「ジムII(エゥーゴ仕様)」をササっと作っていきたい。んなわけで、ササっと仮組み。毎度の事ながらテキトーであるが、どうせこの後バラすんでいいの。



 おー、脚がながーい。いかつーい。一般販売の連邦軍仕様との違いは胴体と足底の色が赤から緑に変わっただけ。つーか、基本の白い部分、ここ、エゥーゴ仕様だと薄い緑なのに、ちゃんと成型色で再現しろやーバンダーイ!シールドは赤だったっけ?ここも緑じゃなかった?と思ってテレビ版と劇場版、ついでにゲームのパッケージでも確認したけど、赤でした。ただし、十字の黄色い連邦軍マークは赤で塗り潰されてます。そりゃ、エゥーゴは「反地球連邦組織」なんで、連邦軍のマークをそのまま使う事はないよなー。ここもちゃんと再現しろよバンダーイ!バックパックのバーニアは2基が一体成型になっていて、更に縁も薄い感心ポイント。

 このジムIIのキットは、先行して発売された「ジムIII」から間引いて作られた製品なので、細かいディテールが違うし、全体的にイカツイ。もうちょい弱そうにしたいなぁ。せっかくのプレミアムバンダイ専売品なので、今回の禁じ手は「塗装」です。いや、細かい部分塗装はするけど、基本色には手をつけない。でも、シールドだけは十字マークを赤く塗り潰すか、エゥーゴっぽく緑で塗る。ここだけ正規軍と同じカラーリングってのもなーんかしっくりこないし。

2020年10月4日日曜日

『後藤喜一×ぴあ』

  野明に続いてまさかの『後藤喜一×ぴあ』(ぴあ編)、発売。他のメディアよりもクローズアップされる機会が比較的少なかった小説版や、人間関係では警視庁幹部達が採り上げられるなど、各メディアの『パトレイバー』をしっかり把握しているなという印象。メインは、後藤役の大林隆介&しのぶ役の榊原良子両氏のリモートによる対談で、読み応えあり。押井守監督へのインタビューは…押井さん、もう散々いろんなとこで後藤の事を喋ってるので、他の人へインタビューしてほしかった(苦笑)。

 後藤はよく「普段は昼行灯だが実はカミソリのキレ者」と形容され、これはたぶんコミック版の「ちゃんとした大人」という描かれ方や、劇場版での行動力と洞察力の影響で「カミソリ」部分が目立ってるからだと思うんだけど、僕の中の後藤はテレビ版や新ビデオ版の「昼行灯」なのでした。例えば、高層タワーで火災が発生して出動した時に、火災現場なのにタバコ吸いながら「なんだってこんな高いモノ作るわけ?」と言ったり、熊耳の「合わせて10団体(過激派)から犯行声明が送られてきました」っつー報告に「そりゃ、イタズラでしょうが。ったく、世の中にはヒマな人が多いんだからぁ」っつって相手にしなかったり、逃走して向かって来る犯人に「ちょーっと待ったーと言って待つヤツはいないなー!」とハナから止める気がなかったりと、そういうところが僕の好きな後藤で、決して上司にはしたくないという(笑)。遊馬も「こういう人の使い方は止めてもらいたいんですけどね!」って言ってたし。

 そんなわけで野明本と並べるとちょっと嬉しい…んだけど、高田明美先生の描く後藤、というか、太田やひろみなど、男性キャラが年々テキトーな感じになってる気がするんだよなぁ。似てないというよりテキトーっつーか幼くなってる。逆に女性キャラはどんどん色っぽく艶っぽくなってるので、男性キャラに興味が薄れてる感じ。まあ、いいんだけどね。