2017年10月31日火曜日

ソーヤー



 なんとなく「ハロウィン=チェーンソー」からの連想で、久しぶりに『BLACK LAGOON』より「掃除屋」こと「ソーヤー」を筆ペンでへろへろと。片目、血痕のスプラッシュスパッタリング…最近描いた気がしなくもないけど(苦笑)。『ブラクラ』のキャラは筆ペン+紅差しが活きるなー。





2017年10月27日金曜日

ゲゲゲ落描き



 先日のマンガを描く前にいろいろラフを描いたんですが、そのまま捨てるのも忍びないので(←貧乏性)、ザカザカと着彩してアップ。

 最初は「天狐」率いる狐一族と戦う内容にしようと思ってたんですが、結局「声」だけにしたので、これらは全然反映されませんでした(苦笑)。一応、敵対するのは人間の都合で追いやられた動物系や古い物に憑いた妖怪にしようとは最初から思ってて。『鬼太郎』っつったら「ぬらりひょん」や「バックベアード」なんかが敵方の親玉扱いだけど、こいつらは金銭や権力が目的の、言ってしまえば「犯行動機」が人間とほとんど変わらないので、今回は違うなと。理不尽な思いをしている相手の境遇も分かりつつ、それでも戦う戸田くん。戦闘シーンも入れて、長年戦ってるうちに徐々に戸田くんが病んでいく暗ーい内容だったんすけど、それじゃあ救われないので、ああいう終わり方にしたのでした。

 とりあえずラフで描いた妖怪の説明も簡単に。

・天狐(てんこ):狐一族の長。人間から地上を追われ、一族共々地下に身を潜めていたが、更に地下鉄工事で棲む場所を失い、業を煮やして人間を人質に取る実力行使に出る。戸田くんと互いにプライドを賭けた勝負は互角だったが、「部下達にこれ以上血を流させるわけにはいかない」と自ら負けを認める事で一族を守った。

・空狐(くうこ):天狐を守る狐一族の五人衆。人間の女に化けるなど、様々な術を使い、戸田くんを苦戦させる。天狐から「手出しはするな」と言われ、戸田くんとの一騎打ちを見守り、天狐と共に安住の地を探す旅に出る。

・番兵:狐一族の下っ端。賄賂を受けた「ねずみ男」からその金を取り戻そうとされ奇襲を受けたり、人質の人間達から反撃を喰らうなど、強い妖力はない。

・かまなり:古い釜に憑いた異次元妖怪。古い物をぞんざいに扱う人間に怒り、子供達を異次元に閉じ込める。戸田くんの妖力の源である髪の毛を奪うが、最後は戸田くんの仲間達の協力もあって倒される。

・化け猫:交通事故死した猫の怨念が集まって実体化した妖怪。人間への復讐のため、逆に交通事故を誘発させるが、戸田くんと「目玉親父」の説得によっていずこかへ消え去った。

・白山坊(はくさんぼう):無生物に化ける古狐。乳飲み子の娘が16歳になった時に自分の元へ嫁がせる約束で、借金苦で一家心中しようとした家族を助けるが、白山坊の援助で成功を収めたその家族に16年後、裏切られる。更に、一方的に「悪」とされ、戸田くんと「砂かけ婆」によって体内に蜂の卵を植え付けられ、内蔵を蜂の幼虫に食われて死亡。

・かわうそ:普段は人間の子供の姿をしているが、とある誤解から村八分にされ、孤立。ヒーロー然とした戸田くんに「自分の気持ちが分かってたまるか」と戦いを挑むが、味方の「カッパ」達にも裏切られ、敗戦。かわうそ同様に誰からも相手にされず、ひねくれて孤立するねずみ男に「他人事とは思えない。許してやってくれ」と戸田くんへ懇願され、その姿に涙し、改心。村人達と和解し、以降は戸田くんの味方になる。







2017年10月23日月曜日

星から来た女



 前日にレベルファイブスタジアムで行われたJ2リーグ第38節対アビスパ福岡戦観戦で来福したTwitterのフォロワーさんと観光案内っつーか遊ぶ。台風で僕はサッカーへは行かなかったけど、今日は風がやや強くちょい曇天な程度で、雨は降らず。武将隊好きのフォロワーさんの希望で、まずは福岡城址へ。わりと近所なんでこれまで花見で何度か行ったけど、道や階段、植え込みに到るまで「いかに敵に攻め込まれ難いレイアウトになっているか」をレクチャーされると、なるほどと思う場面ばかり。これは灯台もと暗しだったなー。その後はキャナルシティ博多のムーミンベーカリー&カフェでランチ。なんだよただのデートかよ!とお思いでしょう。ここまでは。


 食後はウルトラマンワールドM78へ。そう、キャナルシティに来たのはこれが目的だったのだ。フォロワーさんも『ウルトラ』好きなので、なんの杞憂もなく(←いろいろと失格)買い逃していた食玩やらを物色。いや、初対面の女性がいる前でさしものアッくんさんも分別あるオトナの男なので何も買いませんでしたけどね!男子トイレの壁紙が歴代防衛チームのエンブレムだらけになってたのを写真に撮って「ちょっとこれすげくね?見て見てー!」とか小三レベルの行為に出たのはナイショだ。


 Twitterやり初めて7年くらい経つけど、長い間相互フォロー同士でなかなかお会いできなかったフォロワーさんだったので、今回ようやく会えて嬉しかったなー!いや、もう、ここんとこ夢に出て来るのが噺家とか宇津井健とか石立鉄男とかになりかけてたので、間一髪のところで人間のココロを取り戻せたぜ!フォロワーさん(群馬出身)から群馬のお土産たくさんもらっちった!ありがとうございます!

2017年10月21日土曜日

マンガ「戸田くん1987→2017」



 つーわけで、初めて二次創作マンガを描いてみました。大学時代から長い付き合いの同級生が学生時分に同人誌描いてた事を最近知って、自分でもちょっと描いてみたくなったんですけど、いやー、難しいし恥ずかしい!一枚絵と違って、人生のバックボーンや趣味嗜好がダイレクトにダダ漏れで表現されるため、「ボクの描いたマンガ見て見てー!」って気持ちと、「ぎゃー!恥ずかしー!」って気持ちが半々なのが分かりましたごめんなさい←なぜ謝る。

 こうしてマンガをちゃんと描いたのは初めてですが、実際描いてみると、ほとんどがネームの時間ですな。10日のうち8日くらい話を考えてる時間で、実質描いたのは10時間くらい。最初は8ページくらいあって、他の妖怪も描こうと思ってたんですが、視点がころころ変わるのと、具体的に描いちゃうと読み手の想像力が介入する余地がなくなっちゃうと思い、相手は「声」のみにして、3ページに詰め込みました。背景はめんどくさいので、安易に「地獄」っつー設定。

 たぶん人生は「こんなはずじゃなかった」の連続で、でも、助けてくれた人もいっぱいいたので、まだやれるっつーね。ユメコちゃんはその助けてくれた人達を具現化したものなので、あえてハッキリとは描いていません。助けてくれた人達のためにも、戸田くんは30年経った今も戦い続け、僕ももうちょっと生きようと思うのです。でも、やっぱ恥ずかしかったです!ぎゃー!←うるせえ。

2017年10月14日土曜日

戸田くん その3



 3期鬼太郎を描く時は「らしさ」を出すため、これまでクドめのセル塗りでしたが、コピックドローイングペンでペン入れしたものをどれだけ乾燥させればコピックに滲まないかというのを試したかったので、1ヶ月以上乾燥させっつーか忘れていたものにグリグリ着彩。さすがにこれだけ時間が経ってるので全く滲まず。いや、公式サイトやらネット上では「滲まない」って書いてるんだけど、実際1日2日だと滲むんですよねぇ。なので、ちと試してみたかったのでした。血痕のスプラッシュスパッタリングもやってみたかった演出。血痕なし版も置いときます。


 3期鬼太郎は戸田恵子さんが声を当てていたので、ファンの間では俗に「戸田くん」と呼ばれています。1期と2期は「野沢さん」、4期は「松岡くん」で5期は「高山くん」。鬼太郎っていっぱいいるし(笑)。

 で、ここからはちょっとマニアックな話になるので、みんな付いてくるよーに。『ゲゲゲの鬼太郎』アニメ版の考察をしてみると、1期(白黒アニメ)は妖怪対人間の覇権争いの戦争で、妖怪側が圧倒的に強い。鬼太郎の立場はやや妖怪側寄りの中立だけど、人間側が加害者であると思った場合は人間にも容赦なく制裁します。2期は一見すると人間側が強く描かれるが、妖怪側はなりを潜めているだけで、依然として力は強い。鬼太郎の立場は1期に近し。3期はこの世を謳歌する人間側に対し、古く忘れられた存在に成り下がった妖怪側が個々or組織的に人間側へ実力行使に出ます。鬼太郎は最も強く、好戦的な描写がされているも、基本的には人間側のヒーロー然として描かれており、人間と妖怪の共存を常に模索しています。対妖怪戦でもまずは話し合いを提案する場面多し。その話し合いが受け入れられなかった場合に鬼太郎も実力行使に出ると。容赦のない実力行使はやはりこれまで同様、人間側に非があった場合はそっちに向けられる事もあり。4期は人間側が強い。5期は人間は人間、妖怪は妖怪それぞれの世界で生きています。

 でで、僕の好きな3期は、作画監督ごとの個性的な作画やケレン味溢れる演出も好きだけど、竜童組の川崎真弘氏(故人)による和楽器とシンセサイザーによる劇伴があってこそだと思ってます。「子供向けアニメ」の劇伴は今より格下に見られた時代(特撮なんかもそうですな)、安易な和楽器中心の使用ではなく、宇崎竜堂氏率いる竜堂組ならではのハードな曲が多く、この川崎真弘氏の劇伴がなければ3期をここまで愛してなかったかもしれない。ドラムとベースを効かせ、ギターのソロが光る珠玉の名曲だらけで、特に戦闘シーンではこれまでにない『鬼太郎』の描写に大いに貢献しています。

 つーわけで、上記の戸田くんは本気の怒り地獄モードで描いてみました。

2017年10月13日金曜日

『とつくにの少女』4巻



 『とつくにの少女』4巻(ながべ著)、購入。今巻も美しくもはかない残酷なストーリーと、天才的なコマ割り&演出で物語の中に一気に惹き込まれる。Web連載してるけど、マンガは単行本派なので、既刊同様に続きがめちゃめちゃ気になるなぁ。普段マンガを読まない人にもオススメしたい一作。



2017年10月8日日曜日

篠原遊馬



 『パトレイバー』より「篠原遊馬」。ちょっと前に「オマエを構成するpixiv10年史」っつーのがあって、僕の構成要素に鬼太郎がひとっつも入ってない代わりに、なぜか一度も描いた事ない遊馬が入っていたので(謎だ…)、「だったら描くかー」とガザガザ筆ペンで描いたもんをTwitterにアップしたらちょっと需要があったため、普段は「需要なぞ知った事かー!」とか言ってますけど、たまには日和見ってみよーとペン入れして着彩。『パトレイバー』って一応80年代のアニメ(最初の旧ビデオ版は88年発売)なのに、塗りがわりとあっさりしているので、3期『鬼太郎』(85~88年放送)よろしく80年代風アニメっぽく、ちょいクドめのセル塗りに。現場の緊張感を出すために、後ろに機動隊でも描くかなーとか一瞬思ったが、めんどくさいので(←出た)指揮車のパトライトと投光機の光でハッタリを効かす感じに仕上げ。

 「いいか野明、相手はこっちよりスペックが上だ。締めていけよ!」なんつー古川登志夫さんの声が脳内再生されれば成功。



2017年10月3日火曜日

ウルトラセブン50周年ショップ



 天神ロフトで来週月曜までやっている「『ウルトラセブン』放送開始50年期間限定ショップ」に行ってみた。


 着いた時にはちょうどいいタイミングで川井憲次氏作曲の『ウルトラマンネクサス』イメージソング「Fight the Future ~ウルトラマンネクサスのテーマ~」が流れ、テンションが上がるリトル愚かなワシ。店内のパネルには歴代ウルトラマン対怪獣&超獣の対決シーンが並ぶ。唯一(←再放送じゃないという意味)リアルタイムで見ていた「ウルトラマン80」や、伝説のウルトラマン「ウルトラマンノア」もあったのが地味に嬉しい。


 円谷プロが常設しているオフィシャルショップ「ウルトラマンワールドM78」の出張版ってところですが(福岡だとキャナルシティ博多にあり、名誉店長は「ウルトラマンレオ」らしい)、商品ラインナップが大人向けに絞ってある感じなので、かっくいいセブンのボールペンとウルトラ警備隊の携帯ハサミを購入。

 『ウルトラセブン』は今でも個人的特撮ナンバーワン作品で、メッセージ色の強いストーリーはもちろん、成田亨氏の美術、冬木透氏の劇伴、説得力のある組織設定(地球防衛軍極東基地の下部組織である実戦部隊がウルトラ警備隊で、他の部署の描写も多々あり)などが魅力的でした。また、豪華なレギュラー&セミレギュラー陣も大人になってからの見所のひとつで、ウルトラ警備隊の「キリヤマ隊長」(中山昭二)、地球防衛軍の「ヤマオカ長官」(藤田進)、同「マナベ参謀」(宮川洋一)、同「ナカガワ」参謀(平田昭彦)、宇宙ステーションの「クラタ隊長」(南廣)らのベテラン各氏がドラマの脇を固める。ゲストも、先日亡くなった土屋嘉男、上田忠好、天草四郎、西朱実、『ウルトラマン』で科学特捜隊の「ムラマツ」キャップ役だった小林昭二各氏ら名優揃い。今見ても見所だらけの名作ですな。『ウルトラQ』、『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』の初期シリーズ3作は今でも大人の目に十分耐えられるんですよね。今はCSで4作目『帰ってきたウルトラマン』を見てるんですが、『セブン』ほどメッセージ色は強くなく、脚本の出来不出来に波があり(いや、まあ、今の大人になってからの視点ですが)、あれは「坂田健」役の岸田森氏とMATの「岸田文夫」隊員役の西田健氏を見るドラマだと思ってます。