2020年12月21日月曜日

『パト』30周年突破企画絵 その29

  『パトレイバー』30周年突破企画落描き第29弾は、まとめて5枚。「ヘルダイバー」、「ピースメイカー」、「スタンダード」、「クラブマン・ハイレッグ」。

 3度目となるヘルダイバーは、40mm速射機関砲装備仕様で。描く時ってどうしても全身を見せてやりたいと思うんすけど、3度目ともなるとポーズの自由度も高くなります。積みプラの山にヘルダイバーもあるんで、このポーズでいつか作ろうかなと。






 ピースメイカーは幾度もあった第1小隊の機種転換エピソードからようやっと正式採用された最新鋭パトレイバー。劇場版の零式がいかにも「悪役」な顔だったのに対し、似て非なるピースメイカーは零式とイングラムとの折衷案的なデザインで、警察用として見る者に与える心理的影響も好ましい佇まい。個人的に最も好きなレイバーのひとつでもあります。ガレージキットを持ってるんで、来年は作りたいなー。



 その機種転換で不採用となったイングラム・スタンダードタイプの市販版となるスタンダード。デザインとしてはシールドがなくなり、色が変わっただけですが、パイソンの旧態化が進む折、「性能はパイソンを遥かに凌駕してるんで採用して!」といつもは沈着冷静の五味丘巡査部長が南雲隊長に食ってかかった際、「いずれ街に溢れる量産品でどれだけの仕事ができるか?機種転換はイングラムを超えるレイバーでなきゃいかん」と言っていたセリフを裏付ける様に、最終話「コンディション・グリーン」冒頭で、盗難されたその量産品のスタンダードはピースメイカーに数秒で拿捕されます。先見の明あり。さすが、しのぶさん。

 そんでもって、テレビ版最後のトリは、クラブマンの輸出用上位機種であるクラブマン・ハイレッグ。コミック版では第2小隊最初の敵レイバーとしてボコボコにされるんですが、海外では軍事用としても使用されている本来のスペックを活かし、イングラム2機とピースメイカー2機っつー二課の全パトレイバーを中破させる大立ち回りを演じました。最終話だけあってBパート丸っとレイバー戦ってのは全47話の中で唯一。



 つーわけで、約2年に渡ってへろへろだらだら描いてきた「はたらくレイバー」テレビ版もこれにして終了!旧ビデオ版、劇場版1と合わせてここまででちょうど70種描きました。我ながら酔狂だよねぇ。来年はテレビ版からの続きとなる新ビデオ版だー!まだまだ続くヨ!

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