ボークス・オリエントヒーローシリーズ・レイバーワールド
「AV-02 ヴァリアント」
【スケール】1/72スケール
【発売】ボークス
【発売日】1993年
【定価】4,800円
【出典】映画『機動警察パトレイバー2 the Movie』
【2式AV ヴァリアント】
篠原重工八王子工場製の最新鋭パトロールレイバー。01年に再編された特車二課第1及び第2小隊に予備機を含め6機が納入されている他、当初から全国配備を目的に開発されており、イングラムよりも低コストで高性能化を実現。先立って新設された大阪府警、神奈川県警にも配備され、愛知県警、宮城県警、千葉県警もレイバー隊新設にあたり本機が導入される予定となっている。コックピットはキャノピー方式だが、搭乗員の乗降は背部ハッチから行うため、前面の装甲が強化されている。比較的破損率の高かったセンサーアンテナは肩部に移設された。武装はイングラム同様に37mmリボルバーカノン、電磁警棒、シールド。リボルバーカノンは胸部に収納されている。また、右腕に格闘戦用のナックルガードが追加された。02年2月に起こった大規模テロにより、攻撃用ヘリコプターに特車二課棟ごと攻撃され、全壊した。
来月から久々のガレージキットを作りたいので、その下準備をばと、26年間(!)積んでいたボークスのレジンキャスト製キット「2式AV ヴァリアント」を引っ張り出す。インターネットが普及してない大学時代に、模型誌の通販で買ったレイバーです。劇場版『機動警察パトレイバー2 the Movie』にて、イングラムに取って変わった最新鋭パトレイバーですが、首とメインカメラ以外は動くシーンはなく、攻撃用ヘリコプター「ヘルハウンド」によって特車二課棟ごと破壊されたフビンな子。
ハンニバルと同じシリーズのこのガレージキット、気泡も少なく、細部まで作り込まれており、非常にいい出来なんですが、これもまた原型師さんの名前が書いてない。キットは、電磁警棒を持った1号機と、リボルバーカノンを構えた2号機のコンバーチブル仕様。どうやら26年前の僕がそこそこ下処理をしていたらしく、胴体と両脚にはサーフェイサーも噴かれてる。が!いつも自分で自分が信用できない僕が26年前の自分を信用できるわけがない!当時は「レジンウォッシュ」なんてモンはなかったか、あってもおいそれと手に入れられなかった代物なので、まずは26年前のサーフェイサーを落とすため、ティッシュにシンナーを含ませてゴシゴシ。目安としてはだいたい頭が痛くなるか具合が悪くなるくらいまでゴシゴシします。要換気!がが!全然落ちねえ!このままではシンナーとティッシュだけが無駄に減っていくため、ダッシュで近所の模型屋へ行き、おい、オヤジ、アンパン1本くれ!
さて、ここでレジンキャストについて説明しよう!←いい声で。「レジン」っつーのは主に無発泡ウレタンや不飽和ポリエステルといった2液を混合して固めた樹脂の事で、こいつをシリコンゴムの型に注型して生産するキットを「レジンキャストキット」と言います。プラモデルの金型と比べてシリコン型は柔軟性があるため、1組の型で複雑な形状を複製できる一方、樹脂の化学反応で型の消耗が早く、1つの型から複製できるのはせいぜい数十個。その特性から、少数限定生産のガレージキットに向いていて、個人からメーカーまで広く使われています。
で、レジンキットの表面には、硬化後のレジンを型から分離させるため、シリコンオイルやフッ素オイルなどの保護剤がベロベロ塗りたくられてるの。いやん。なので、このまま塗装しても塗料が乗らないため、まずはこの油性保護剤こと「離型剤」を落とすとこから始めます。でで、たぶん26年前の僕はこの離型剤をちゃんと落としてないままサーフェイサーを噴いたんじゃないかなーと。そうだとしたら、サーフェイサーが離型剤を「保護」してしまってる可能性があるので、ゴシゴシしたのです。おい、オヤジ!シンナー足りねえぞ!
たぶん作るのは来月に入ってからになるけど、レジンキャストキットを作るのも6年ぶりなので、紆余曲折しそうな予感☆
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