2020年1月19日日曜日

ロックマン その3



 このキット、肌色成型色の顔のマスク部分と、白色成型色の目のパーツが分かれていて、マスクの裏側から目のパーツをはめ込むだけで顔ができちゃうナイス仕様。マスクパーツは3種、目のパーツは瞳がタンポ印刷されているものが2種+付属の瞳のデカールで好みの目線にできるタンポ印刷なしの白目が2種も付くという至れり尽くせりっぷり。成型色を活かし、食いしばった歯にガンダムマーカー「リアルタッチグレー1」、閉じた口に同「リアルタッチピンク1」をスミ入れ&紅入れ。トップコートはマスク部分を「艶消し」、目の部分は「グロス(光沢)」を吹いています。


 水色の部分は、襟元のパーツを除いて成型色仕上げ。艶消しの顔、光沢の青部分と艶でパーツ類を差別化したかったので、ここは「半光沢」を吹いています。写真じゃ全然分かんないんだけど。

 ロックバスターのエフェクトパーツは「ノーマル」と「チャージ」の2種類が付属。が、こいつはPVC素材でできており、買ってから10年近く積んでいたため、可塑剤が出て若干ベタついとります。可塑剤についてはココでちらっと書いた様に、とりあえず洗浄。このままではプラモデル用の塗料が乗らないので、下地にまずプライマーを塗り、乾燥したらノーマルにはGSIクレオスの「クリアレッド」と「クリアオレンジ」、チャージには「クリアブルー」を一部筆塗りし、トップコートに光沢を吹きます。


 PVCっつーのはいわゆる「塩ビ(ポリ塩化ビニル)」の事で、元々は固いプラスチック(塩ビ管なんかがそうですな)に可塑剤を加える事で柔らかくしてるんですな。ご家庭の各種ケーブル類の外皮からビニールハウス、このブログ的には、完成品フィギュアやソフトビニールキット、カプセルトイなんかがPVC製。で、この可塑剤、経年劣化により徐々に表面に出てきて、これがベタつかせる原因となるわけです。これはもうPVCの特性上しょーがない事なんで、洗浄もまあその場凌ぎなんですけどね。プライマーとトップコートでこれ以上、可塑剤が表面に出て来ない様に押さえ込んでみたけど、これが効くのかどうか、答えは数年後。

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