2017年11月26日日曜日

昇格、四度ならず



 敵地・パロマ瑞穂スタジアムで行われたJ1昇格プレーオフ準決勝対名古屋グランパス戦は、2‐4で破れ、またもJ1復帰はならなかった。

 前半はアディショナルタイムにラリベイが先制。幸先よいと思われたが、61分に田口泰士に同点弾を喰らう。直前のプレーで明らかにハンドを犯していたが、試合前から主審が悪名高い村上伸次氏だと分かっていたため、不安が的中。これで流れを相手に奪われたジェフ。66分には大一番では絶対にやってはいけないミスでシモビッチに逆転されてしまった。86分にはそのシモビッチの個人技に翻弄され、1‐3と突き放される。オランダの名将ヨハン・クライフの「プレッシングは優れたテクニックの前では無力だ」という言葉を思い出させるプレーだった。今季リーグ戦では2試合共に完封勝利した相手だったが、やはり土壇場で地力の差が出たのか、徐々にグランパスのサッカーがJ1モードへ。90分にラリベイのPKで1点差に詰め寄ったのも束の間、試合終了間際のアディショナルタイムにシモビッチにハットトリックを献上。「今季一番悪い試合内容だった」と近藤直也が言う様に、今季最多タイの4失点で4度目のプレーオフ挑戦も敗れた。

 誤審は誤審としてムカつくが、J1より審判のレベルが低いJ2ではこの8年間で何度も味わった事。大一番での勝負弱さを克服し、誤審でも流れを変えさせない強さを身に付けて、また来季。最終節ギリギリに6位で滑り込み、今季は最後まで楽しませてくれたので、来季はこのサッカーをベースに上積みし、自動昇格を狙ってほしい。悔しい事は悔しいが、それでも今季は楽しかった!

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