【原型】川端英揮(働猿 〜mon.job〜)
【スケール】1/60スケール
【発売】働猿 〜mon.job〜(ワンダーフェスティバル限定販売)
【発売日】2023年
【定価】2,000円
【出典】OVA『機動警察パトレイバー』
【97式レイバー指揮車】
篠原重工所沢工場製。 レイバーは特に後方の視界確保が容易ではないため、それを補完するための車両で、レイバー同士の格闘に巻き込まれた際でも容易に潰されない強固な構造の装甲車となっている。レイバーに指令を与える通信装置や、外部拡声器、投光器などの他、警視庁との情報通信設備が搭載され、現場と特車二課との中継にもあたる。旧西ドイツの「UR-416装甲兵員輸送車」及びこれをベースに製作され、75年から80年代にかけて東京消防庁などに配備されていた「耐熱救難車」を警察車両様に改装した物になっている。
今回は働猿〜mon.job〜さんがワンダーフェスティバル2023冬に発売した「97式指揮車」(レジンキャスト製)を作ります。旧ビデオやコミック版では特車二課共通のレイバー指揮車、テレビ版では第1小隊が使用してたこの97式指揮車。立体物に恵まれず、過去にガレージキットで2回発売されただけ。今回はプルバック(チョロQみたいなやつですな)を仕込んだディフォルメ仕様とは聞いていたけど、97式指揮車自体、実際の放水車や装甲車に似たフォルムなので、そんなに違和感はなかろうと。また、ディーラーの働猿〜mon.job〜さんは、『パトレイバー』30周年からイングラムやグリフォンの立像など、公式物の立体化も多く、完璧に信頼して、ワンフェスへ行く知人に2個頼んだんですよ。で、届いた物を見て、絶句。いやー、酷い出来だ。僕は会場に行けないんで相当楽しみにしてたんですよ。でも、これはないわ。周りからも不評は耳にしてたけど、溶けかかってる造形。バーや投光器、後部パトランプに至ってはテキトーに作ってたらクリアランスが足りなくなったんでとりあえずモールドだけ付けた、みたいな。これで2,000円です。ナメてるんでしょうか?実際、会場に行ってたら500円でも迷う出来。そもそも完成品なのかそうじゃないのか。色がこれまたテキトーに塗られてるので完成品なのか?分かりません。
今回はその実績を信用して自分の目で実物を確かめずに買ったのが敗因でした。でも、代理購入してもらう地方出身者はいっぱいいると思うし、やっぱりモノ作りをしてる人には、買った方も売った方もニッコリってのが基本だと思うんですけどね。1台は第1小隊大好きっ娘さんにプレゼントしたいので2台買ったけど、このまま渡せる状態では到底ないんで、人にあげられるくらいにはいじっていきます。2台同時進行。働猿さんからはリアル版も発売されるみたいですが、そーゆーこっちゃねーんだよなー。一期一会でしょう、イベントモノは。そこをもっと真剣に考えてもらいたい。
まずは車体からシャーシ部分を外します。なんかゴム?接着剤の跡?でテキトーに止められてるだけなんで、人差し指でうりゃってやれば取れます。で、車体裏にはこのゴムみたいなのがこびり付いているんで、こいつを削り取ります。話はそれからだ。離型剤落としはレジンウォッシュをわざわざ使うのももったいないんで、歯ブラシとクレンザーでゴシゴシして乾燥。
今回は「愛情を注がれずに作られた物をいかに愛情で溢れさせるか」がテーマだ!
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