2020年6月11日木曜日

『パト』30周年企画絵 その22



 『パトレイバー』30周年企画落描き第22弾は、名前そのまんまの「テロレイバー」と、陸上自衛隊の主力攻撃レイバー「97式改 サムソン」。


 テロレイバーは、第19話「ジオフロントの罠」で登場。劇中では巨大地下都市「東京ジオフロント」作業区で現場作業員に扮した「加藤」というシンパが搭乗して時限爆弾を仕掛けますが、そのまま描いても誰だか分かんないので、どーせ分かんないんならどっかで見た事のある黒い人に乗ってもらいました。週刊少年サンデー繋がりで。

 『パトレイバー』世界の「二大悪の組織」っつーと、ひとつはシャフト・エンタープライズで、物語、特にコミック版は「特車二課対シャフト」に焦点が当てられてますが、もうひとつの過激派環境保護団体「地球防衛軍」に関しては単発の事件ばかりで、全容不明のまま終わってるんですよね。シャフトに関してはグリフォンの件が片付いて一件落着したけど、実はこの地球防衛軍絡みの方が『パト』世界では厄介な気がするんですわ。中古の寄せ集めとは言え、レイバーを作れる技術や資金など、背後関係を想像するといくらでも物語が作れるなーと。ちなみに、シンパは「海の家」の他、「山の小屋」、「籠の鳥」とかもあります。

 サムソンは、アトラスの欠点を改修した機体。陸自の主力レイバー「97式」は、アトラス→サムソン→ハンニバルと3度改修されますが(「長く使おう」ってとこが自衛隊らしい)、個人的には3機種の中でサムソンが一番デザイン的にまとまってて好きです。放送当時はプラモデル化の予定もあり、試作品まで雑誌に載ったんすけど、結局はお蔵入りで発売されず。

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