2018年2月28日水曜日

『パト』30周年企画絵 その5



 『パトレイバー』30周年企画落描き第5弾は、「99式強襲空挺試作レイバー」、「ブロッケン」、「グラウ・ベア」の3機。

 99式強襲空挺試作レイバーは、旧ビデオ版第5話「二課の一番長い日(前編)」で建造中の姿がちらっと映り、第6話「二課の一番長い日(後編)」で実働。陸上自衛隊の一部部隊が起こしたクーデターに対し、篠原重工が警察へ無償提供し、「山崎ひろみ」が乗り込みます。遊馬曰く、「ここで実績作っておいて後で売り込もうってスケベ心が見え見え」との言葉通り、続く劇場版で「ヘルダイバー」として陸自に正式採用されました。先のイングラム・プロトタイプ同様、1話限りのマイナーレイバーです。コックピット周りは強化ガラスをパイプで囲っただけの急造品。

 ブロッケンは、第7話「特車隊、北へ!」に登場。NATO陸軍が使用する軍用レイバーですが、この機体は「国際レイバーショウ」に出品するために全身ド派手な赤で塗られています。こういう軍用機を普段から仕事(土木作業)でレイバーを運転してる季節労働者のおっちゃんが操縦しちゃうのも『パトレイバー』の面白さのひとつ。後に色違いがテレビ版で登場する他、バージョン違いの機体もコミック版で登場。『ガンダム』で言うところの「ザク」みたいな役回り。

 グラウ・ベアも第7話に登場。二重盗難にあった密輸品のブロッケンをメーカー(シャフト・エンタープライズ・ヨーロッパ)が強引に取り戻そうとし、後藤隊長の策略(?)にハマって公務執行妨害を適用され、ヤケになって電灯を引っこ抜き、器物破損罪まで追加されてしまいます。後にテレビ版でも色違いとヤクザ屋さんカスタム機も登場。

 つーわけで、旧ビデオ版登場のレイバーはこれにてコンプリートです。1ヶ月で描けるとは思わなんだ。これ、今更ですけど、基本フリーハンドの落描きにしてよかったなーと。メカモノってキッチリ描くとデッサンやらパースやらめんどくせえ嵐なので。このヘロヘロ具合も「味」と思ってもらえれば(苦笑)。さて、次は劇場版だ!





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