2016年7月29日金曜日

98式再起動せよ



 5分程度の尺でオリジナル作品から原作モノまで様々な短編アニメを製作し、Web配信する日本アニメ(ーター)見本市の劇場公開用新作アニメとして、『機動警察パトレイバー REBOOT』が10月15日(土)より単館公開!マジかー!でも単館。そりゃ10分しか尺ないもんなー。でも、26日(水)にはDVD発売!ヤッタネー!予告編を見る限り、レイバーはCG、キャラクターは完全新規と好みではないけど、一見さんに「『パトレイバー』ってのはこーゆー世界観のこーゆーお話ですよー」というプロモーション的作品としては上手くまとまっている感じがします。オリジナルのキャラクターを使わなかったのは、色を付けたくなかったからなのかなーと。

 『パトレイバー』は主に3つのパラレルワールドがあります。
 ・旧ビデオ版(88~89年)→劇場版1(89年)→小説版(90~93年)→劇場版2作目(93年)の世界。
 ・コミック版(88~94年)の世界。
 ・テレビ版(89~90年)→新ビデオ版(90~92年)の世界。
 ここに、コミック版が終了した8年後に劇場版3作目『WXIII 機動警察パトレイバー the Movie 3』と短編『ミニパト』が公開(01年)。更にその13年後に実写版『THE NEXT GENERATION パトレイバー』(14~15年)が公開されるという、長期間のブランクを経ても未だに新作が作られているんですが、さすがに実写版終了後1年足らずで10分の短編とは言え新作アニメが作られるとは思っていなかったので、こりわビックリ。

 原作者集団「ヘッドギア」メンバーの1人である伊藤和典氏が脚本を担当。音楽はもちろん川井憲次氏。『パトレイバー』ってのはヘッドギア5人のうちの誰か1人が入って、最低限の約束事(レイバーを人殺しの道具として描かないなど)さえ守れば、アニメだろうと実写だろうとメディアを問わず、どういうアプローチをしても成り立つんだと『WXIII』や実写版で感じたので、今回は何も不安はないっす。実写版の時は不安だらけだったけど。作画がCGだとかキャラクターが新規だとかってのは、できあがった映像を見ると案外どうでもよかったりするんですよね、僕にとっては。それだけ地に足が着いた作品だと思ってます。でも、ロゴがダサい!実写版もだったけど、デザインがなんで田島照久氏じゃないんだよー。

 日本アニメ(ーター)見本市作品は、去年NHKのBSプレミアムで『ザ・ウルトラマン』を見たんですが、結構よかったです。全ての作品の声は山寺宏一&林原めぐみの両氏が全キャラクターを担当する仕組みっぽいんですが、『パトレイバー』では共に新人の頃からちょいちょいゲスト出演していたので、そういう仕組みとは言え、この2人が主演するってのもちょっと感慨深いなー。楽しみだー!

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