2022年5月1日日曜日

イビチャ・オシムは永遠に

 03~06年までジェフの監督を務めたイビチャ・オシム氏、逝去

 01年のズデンコ・ベルデニック→02年のジョゼフ・ベングロシュというジェフが上位チームの仲間入りをしだした戦術をベースに「考えて走るサッカー」を確立。リーグ戦で最終節まで優勝争いを行い、1stステージ3位、2ndステージ2位、年間通算成績3位とクラブ最高成績を記録。翌04年では主力選手が放出されたにも関わらず、2ndステージ2位、年間通算成績4位と好調を維持。そして、05年にはヤマザキナビスコカップ(現ルヴァンカップ)にてクラブ初のタイトルを獲得した。03年Jリーグ監督特別賞、05年Jリーグ功労特別賞受賞。

 選手のみではなく、コーチ陣への指導も徹底しており、また、記者会見で愚かな質問をする記者達をユーモアを交えながら痛烈に批判し、その言葉が「オシム語録」と呼ばれるまでになった。ジェフサポとしては痛恨の06年途中で日本代表監督に引き抜かれるまで、絶えずジェフのサッカーがどんどん面白くなっていった。

 個人的には05年のナビスコカップ決勝戦対ガンバ大阪戦で初タイトルを獲得した時に、選手からの胴上げを苦笑いしながら頑なに拒みつつも、会場のオーロラビジョンでは目に光るものが見えたのが非常に印象深い。ジェフサポにとっては語り尽くせぬ名監督だった。一線を退いても常にジェフの事を気にかけてくれていただけに、J1復帰の報告が遂に叶わなかったのが残念でならない。ジェフに来てくれてありがとうございました。合掌。

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