2021年7月7日水曜日

見知らぬ天井 その2

 前回、治療は点滴1本せず「脱水症状で経過観察」っつーいい加減な対応をしてくれた社団医療法人福西会病院から退院後も手足が動いたり動かなかったりする日々を送っていたところ、1日(木)に再び膝下が全く動かず振り出しに戻る。3日(土)深夜2時、台所で四肢全ての筋力が抜け、エアコンは切れ、冷蔵庫も開けられずにかなりの脱水症状の中、4時間近く背中で這って(筋力がほぼゼロなので首と肩しか動かず)寝室の携帯電話まで辿り着き、119番。家の鍵を開ける事さえできないため、レスキュー隊も来て、ベランダから窓を割って入ってもらう。運ばれる時、ウチの前に救急車と一緒に消防車も来ていて(レスキュー隊が乗ってる)、他人事の様に「えらいこっちゃなー」と思う。




 前回とは別の病院に搬送されると、即点滴。カリウム値が毎日カリウム剤を飲んでいても低いため、これと脱水症状になりやすい赤血球が手を組んで悪さをしているのではとの事。毎日の採血はもちろん、脳髄からも液体を採るため、腰から注射。更にちんこから管を通す。これが思ったより全然痛くなかった。ちんこに通す前にちんこ用ゼリー麻酔をしてくれるで、「おおーちんこに何かが入っているぜー!」ってのはあるけど、痛さはそうでもなく、本誌記者の愚息も昇天。ちんこすごいぜ!入院初日は大部屋だったが、管を通したため、プライバシーのなんかアレで個室へ移る。カリウムの点滴を連日24時間射ち、そのまま膀胱から老廃物を取り出すらしい。カリウム剤は心療内科で出される倍以上の量だが、まだ全然足りなかった。

 5日(月)、両腕が再起動する。まだ立てないがトイレへ行く心配がないのは意外と気楽だ。CTを2回、MRIを1回受ける。

 6日(火)、両脚が再起動。MRIを追加で2回、1時間撮る。動作音の爆音に気が狂いそうになった。そろそろタバコが吸いたいぞっと。

 今日、まだまだ細かい検査や結果待ちがあるが、とりあえず四肢の動きが戻ったため、来週の外来を受けるのを条件に半ば強引に退院してきました。全然治ってないんだけど、これ以上は入院した方が病みそうなので。5日ぶりのタバコはそりゃあもう旨かったっす。

 しっかし、今回ばかりはまいった。部屋で汗だくになりながら携帯に辿り着く前に「これ、もう生きるの無理だな…」と本気で思ったくらい人生最大の生命の危機だったりしたけど、アタシは元気です(うそ)。結果は来週判明。独り暮らしってのは気楽な反面、こういうリスクがあるんだよなと改めて。さあ、来週の結果は鬼が出るか蛇が出るか!?←どっちもイヤだ。

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