東京は3331 Arts Chiyodaで行われた、秋本治、天野喜孝、大河原邦男、高田明美の4氏による合同企画「ラフ∞絵(らふむげんえ)」展。この図録『ラフ∞絵』(「ラフ∞絵」実行委員会編)を盟友クマリンがまたまた送ってくれました!こういうのって地方在住者には入手困難なので、ホント、ありがたいっす。
70年代にアニメ制作会社である竜の子プロダクション(現タツノコプロ)に入社した4名による『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、『科学戦隊ガッチャマン』、『タイムボカン』シリーズ、『ファイナルファンタジー』、『吸血鬼ハンターD』、『機動戦士ガンダム』、『魔法の天使クリィミーマミ』、『うる星やつら』、『機動警察パトレイバー』など、各人の代表作の鉛筆ラフ画を収録。
更に4名が別の4名の代表作を描くという超貴重な試みも!下記は秋本治氏による『装甲騎兵ボトムズ』と天野喜孝氏による『ガンダム』。
プロデュースは、竜の子プロダクションを経て、スタジオぴえろ(現ぴえろ)を設立した布川ゆうじ氏。『ニルスのふしぎな旅』や日本初のオリジナルビデオアニメーション『ダロス』を手がけるなど、押井守氏とも縁が深い人ですな。
かっちりと完成された作品に比べて、ラフ画って自分のを他人に見せるのはすげー恥ずかしいんですよ。でも、他人のを見るのは大好き。絵って結局は描き手が何をどう表現したいかって根本の部分は、紙と鉛筆によるラフ画が全てで、あとは極端に言えばブラッシュアップしていくだけなんですよね。見てくれだけ綺麗で中身がさっぱりなねーちゃんよろしく今はデジタルでパパっと描けますけど、ここ、基本だし肝だと思います。
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