2017年8月12日土曜日

レディース、初優勝!



 味の素フィールド西が丘で行われたなでしこリーグカップ決勝戦対浦和レッドダイヤモンズ・レディース戦で、ジェフ・レディースが1-0で相手を下し、創部17年目にして初優勝!ジェフとしても06年のJリーグ・ヤマザキナビスコカップ(現JリーグYBCルヴァンカップ)以来、3つ目のタイトルを獲得した。

 YouTubeLiveでの中継を見ていたけど、前半立ち上がりから攻守の切り替えが早いコンパクトなサッカーが展開。今季はMF筏井りさとジェフで2度のなでしこリーグ得点女王を獲得したFW菅澤優衣香がレッズ・レディースに移籍。更には日本女子代表のGK山根恵里奈が退団と、厳しい布陣を強いられたが、山根の代わりに出番が回って来たGK根本望央が出場した試合は無敗を誇り、準決勝では目の上のたんこぶだったINAC神戸レオネッサに完封勝ち。それだけに、ジェフ・レディースの身上であるチームワークのよさと持ち前の粘り強さを発揮すればいけるんじゃないかと思ってはいた。

 個人技で勝る相手に対し、ジェフは「筏井&菅澤だけには絶対決めさせないぞ」という意思が見えるハイプレスで相手攻撃陣に最後までゴールを許さず、守備陣が奮闘。とにかく全員でよく守り、よく走った。前半はやや相手ペース。高さのないジェフにとってレッズ・レディースにいる元戦友達の攻撃力は脅威だ。だが、後半も終盤に入ると徐々に相手の運動量が落ちた。ジェフは最後まで集中を切らさず、延長かと思われたアディショナルタイムにカウンターからMF瀬戸口梢が左足を一閃。ボールは鋭く相手ゴールに突き刺さった。そして、その1分後に試合終了。劇的で痺れる様な展開を見せたジェフは、代表選手が1人もいないチームでの初めてのタイトル。昨季は同じ場所、同じ決勝戦で日テレ・ベレーザに0-4と大敗。12年の皇后杯全日本女子サッカー選手権大会決勝でもINACに0-1と惜敗し、2度悔しい思いをしただけに(スポーツで一番悔しい成績は初戦敗退よりも準優勝だと思う)、全員で勝ち取った初優勝だった。最高!

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