2025年5月8日木曜日

クロ、三度

 「またー?」と言われるとアレなので、Xにも書いてなかったんですが、クロがまた脱走して実は半月になってたりして。居場所は前のネコ公園にいたけど、新参の野良キジトラとつるんで、前の仲間達の輪には入らず、完全に野生になってしまいまった。鳴き声も「にゃあ」じゃなくかすれただみ声で、もう別猫みたい。僕の知らないクロになってた。

 そんでも毎日2回、計3時間ほど捕獲しようと公園に通ってたんすけど、僕の心が折れかけている&クロしか見えなくなってるのを、知り合ったニャンコネットワークの人にズバリ見抜かれ、クロは公園に戻ったら再び地域猫として皆んなで見守る事になりました。

 周囲の家の理解もあったとは言え、毎日庭先を覗かれるのは気持ちのいいもんじゃなかっただろうし、僕自身、「今日こそ捕まえるぞ」から「今日も無理だろうな」と連休あたりから思えてきてたのと、何より殺気があったらしい。そうだったのかー。確かに「クロ捕獲」しか考えてなかったもんなー。正直、指摘されて肩の荷が降りたっす。自分じゃ分からないけど、猫は雰囲気を読むので、「アッくんさん初めて笑いましたね!」とニャンコネットワークの人に言われた途端、クロ以外の公園のネコがみんな出て来て囲まれたのは、不思議な体験だった。つーわけで、クロとの短い物語は、これで、おしまい。クロはネコの魅力を教えてくれたし、毎日笑いが絶えなかったな。

 でで、「猫、それも地域猫のために引っ越すとは、なんてイカして男前でカッチョいい奴なんだ!」という話がニャンコネットワークや周囲の家の人達に広まり(いいぞいいぞ)、「そんなに愛情を込められるなら、どうせなら江戸屋じゃない子猫を世話しよう」としてくれ、最初から家猫として子猫を飼う話に。いや、明日明後日ってわけじゃなし、少しクロとの思い出に前向きに浸りたいので、いずれですけど、考えてみようかな。

 今回はニャンコネットワークがかなり広がったなー。クロが取り持ってくれたのかもしれん。そのクロは呼びたくなくても「不良少女」になってしまったんで、早くキジトラと縁を切って、今までの猫仲間の輪に戻ってほしいけど、それはクロ次第だしな。あいつ、ビビりのくせに好奇心旺盛で大胆なとこがあるし、頭もいいから、上手くやってく事を願うばかり。

 そんな半月だったのでした!

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