2018年5月24日木曜日

『パト』30周年企画絵 その15



 『パトレイバー』30周年企画落描き第15弾は、作業用レイバー「ヘラクレス21(テレビ版)」、「ボクサー」、カスタムレイバーの「ガンバルギーニ」と「ミディ」、農作業用レイバー「豊作くん」の5機種。

 旧ビデオ版に続いて2度目の登場のヘラクレスは、上腕部に間接カバーが付いたりと、ちょこちょこディテールが異なっています。

 地味ながらイングラムの技術を民生機にフィードバックしたボクサー。こういう作業用レイバーが『パトレイバー』のメカ側の本来の主役で、イングラムや「グリフォン」なんかは「規格外品」なんですよね。劇中ではほぼ犯人側に使われてますが、銭湯の煙突を持ち上げたり、パイソンを大破させたりと、よく見るとその実力が描かれています。


  イタリアはプレビデンザ社が放つカスタムレイバーのガンバルギーニは、後に発売された設定集などで「ガン“ボ”ルギーニ」と誤記載されてる資料が多いんですが、劇中で遊馬が言う様に「ガン“バ”ルギーニ」が正式名称。その全身成金趣味の外観を見た野明は、「げー、趣味悪い!」とバッサリ。

 ミディ、劇中のアイキャッチでは「美少女レイバー」と記載。ガンバルギーニと同じプレビデンザ社製。こういう形状のレイバーは珍しいので、見せ方によっては面白い話ができそうな気がするんですが、劇中でまともに動いたのは第8話「まぼろしの緑」のみ(他にモブでの登場が1回)。


 土木作業用が多いレイバーの中で唯一の農作業レイバーである豊作くん。劇中では農業青年が「日本の畑は狭いからよぉ、このレイバーは小回りが効く様にできてんだわ」つってますが、こんなもん畑に入れたら途端に荒地になりますな。稲を1本1本植える機能ってのもバカバカしくて、愛嬌のある機体。







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