
水玉センセの『水玉蛍之丞作品集 ワンフェスのワンダちゃん』(水玉螢之丞著)、購入。これ、買うまで5年くらい悩んだっす。『こんなもんいかがっすかぁ』、『SFまで』、『元祖水玉本舗』と既刊を読み終えたため、これを読んじゃうと、もう水玉センセの新刊は永遠に読めないから。でも、この機会に思い切って。相変わらずキュートな絵柄と膨大な情報量だから読み終わるのに1年はかかりそう。実際、『SFまで10万光年以上』は読み終わるのに2年かかったし。最期の作品だから、じっくりゆっくり読みますよ。




野明に続いてまさかの『後藤喜一×ぴあ』(ぴあ編)、発売。他のメディアよりもクローズアップされる機会が比較的少なかった小説版や、人間関係では警視庁幹部達が採り上げられるなど、各メディアの『パトレイバー』をしっかり把握しているなという印象。メインは、後藤役の大林隆介&しのぶ役の榊原良子両氏のリモートによる対談で、読み応えあり。押井守監督へのインタビューは…押井さん、もう散々いろんなとこで後藤の事を喋ってるので、他の人へインタビューしてほしかった(苦笑)。
後藤はよく「普段は昼行灯だが実はカミソリのキレ者」と形容され、これはたぶんコミック版の「ちゃんとした大人」という描かれ方や、劇場版での行動力と洞察力の影響で「カミソリ」部分が目立ってるからだと思うんだけど、僕の中の後藤はテレビ版や新ビデオ版の「昼行灯」なのでした。例えば、高層タワーで火災が発生して出動した時に、火災現場なのにタバコ吸いながら「なんだってこんな高いモノ作るわけ?」と言ったり、熊耳の「合わせて10団体(過激派)から犯行声明が送られてきました」っつー報告に「そりゃ、イタズラでしょうが。ったく、世の中にはヒマな人が多いんだからぁ」っつって相手にしなかったり、逃走して向かって来る犯人に「ちょーっと待ったーと言って待つヤツはいないなー!」とハナから止める気がなかったりと、そういうところが僕の好きな後藤で、決して上司にはしたくないという(笑)。遊馬も「こういう人の使い方は止めてもらいたいんですけどね!」って言ってたし。
そんなわけで野明本と並べるとちょっと嬉しい…んだけど、高田明美先生の描く後藤、というか、太田やひろみなど、男性キャラが年々テキトーな感じになってる気がするんだよなぁ。似てないというよりテキトーっつーか幼くなってる。逆に女性キャラはどんどん色っぽく艶っぽくなってるので、男性キャラに興味が薄れてる感じ。まあ、いいんだけどね。
『泉野明×ぴあ』(ぴあ編)、読了。野明って、コミック版以外は群像劇だったりおじさんやおばさんやオリジナルキャラクターが主役だったりするので、「主人公感!」ってのがあんまりないんだよね。『カミーユ×ぴあ』でもあった名言集も少ない。そこが野明らしいんだけど。演じた冨永み~な氏やヘッドギア5人によるロングインタビューは充実の内容。また、掲載面積自体は小さいけど、ゆうきまさみ&高田明美両氏の既存イラスト+描き下ろしの「41歳になった野明」など、ちょっとしたイラスト集としても良し。ゲストキャラクターの名前や、遊馬と進士の出身地が間違っていたり、誤字が数ヶ所あるものの、この時代に一般流通で『パト』の本が出るのはやはり嬉しいですな。
写真集が終わったと思ったら、またか!まだ続けるのか!いや、もうこれが最後です。分かんないけど。つーわけで、これまた先月に買った『太陽にほえろ!伝説 疾走15年私が愛した七曲署』(岡田晋吉著)、読了。『太陽』の生みの親であり、プロデューサーだった岡田晋吉氏が、番組終了10年目の96年に執筆発行した本。ファンなら知ってるであろー裏話的なものはだいたい知ってたので、特に目新しい新事実はなかったけど、全286ページすいすい読めてしまった。この本も写真集同様、定価1,600円の2~3倍のプレミアが付いてたんすけど、古本屋で帯付きがワンコイン以下で買えたので、ラッキー。表紙が濃いぜ!
5日間に渡ってたらたら長々延々と書いてきた『太陽』のお話も、今回で終了。前巻からまたまた2年後、86年発売の『太陽にほえろ!名場面集5』(日本テレビ放送網編/小西康夫撮影)。今巻では84年1月放送の第584話「盗聴」から85年12月放送の第677話「あなたを告訴する!」までを収録。てっきり最終話まで載ってると思ったんだけどなー。軽く調べてみたけど、6巻ってのは発売されてないみたい。
さてさて、『名場面集』の話も後半戦。前巻からまた2年後、84年発売の『太陽にほえろ!名場面集4』(日本テレビ放送網編/小西康夫撮影)。今巻では82年1月放送の第491話「ドックのうわごと」から83年12月放送の第583話「三人の未亡人」までを収録。全92ページ。
どうも、『太陽』ブログです。ちょうど折り返し地点です。つーわけで、前巻からまた3年後、82年発売の『太陽にほえろ!名場面集3』(日本テレビ放送網編/小西康夫撮影)。今巻では79年7月放送の第364話「スニーカー刑事登場!」から82年1月放送の第490話「われらがボス」までを収録。全92ページ。ちょっとカラーページが増えた。
そして、81年春には裕次郎氏が解離性大動脈瘤で倒れ、「生還率3%」と言われていた心臓の大手術のため、7ヶ月に渡って欠場。また、復帰したスコッチ役の沖氏も躁鬱病のため、後半は欠場。レギュラーキャストが2人もいない一係の穴を埋めるべく、ジーパン編から長くセミレギュラーを務める平田昭彦氏演じる「西山署長」や、ボン編からのセミレギュラーで七曲署派出所勤務の横谷雄二氏演じる「吉野巡査」がピンチヒッターで度々一係の捜査に合流。番組始まって以来の緊急事態に、ボスの代わりを果たした露口氏は、後に「フィクションに現実が入って来て、精神的に非常に辛かった」と語っていました。
第452話「山さんがボスを撃つ!?」と第453話「俺を撃て!山さん」の前後編。かつてボスに逮捕された男が山さんの息子「隆」を誘拐。隆くん解放の条件は、山さんがボスを撃つ事。なんとか隆くんは取り戻したものの、犯人はそれを見越して街中に爆弾を仕掛けており、更にボスを撃てと山さんに要求。普段は滅多に拳銃を使わない山さんとボスの厚い信頼関係と、上司を撃つという異色作は、視聴者からの投稿プロットを採用。このエピソードのおよそ1ヵ月後にスコッチ、ボス共に欠場。
前巻から3年後、79年発売の『太陽にほえろ!7周年記念名場面集2』(日本テレビ放送網編/小西康夫撮影)。ちょうど全体の半分の時期ですな。今巻では76年5月放送の第201話「にわか雨」から79年7月放送の第363話「13日金曜日・ボン最期の日」までを収録。カラー&モノクロ構成は変わらず、ページ数増の全94ページ。
先月(←日記として最もダメまった出だし)、ネットでは定価の3倍ほどの1冊2,000~3,000円のプレミアが付いてる『太陽にほえろ!名場面集』が古本屋にて5冊セット1,500円で売っていたので、マジかー!値札の桁間違えてんじゃねーか!?と半信半疑でレジまで持って行ったら、ちゃんと1,500円!1冊300円!うおー!あり得ん!お金を払ったにも関わらず、いたいけな万引き少年の様にドキドキしながらそそくさと店を退散。
『太陽』のオリジナルメンバーは、石原裕次郎氏のボス、露口茂氏の山さん、下川辰平氏の「野崎太郎(長さん)」、竜雷太氏の「石塚誠(ゴリさん)」、小野寺昭氏の「島公之(殿下)」、セミレギュラーとして関根恵子氏(現高橋恵子)の「内田伸子(シンコ)」で、当初はボスと新人刑事のマカロニのダブル主演で1クールだけの予定だったんですが、最終的には14年4ヶ月、全718話の超ロングラン番組となったわけで、まずは200回を節目にっつー事で72年7月放送の第1話「マカロニ刑事登場!」から76年5月放送の第200話「すべてを賭けて」までの写真集が発売。で、どーせ誰もココ読んでないだろうから、個人的に気に入ってるエピソードを1冊おきに2~3、タラタラと書いてみたい。つっても、『太陽』における殉職回は特別なので、あえてそれ以外で。
第79話「鶴が飛んだ日」。殿下が暴力団の罠にかかり、覚醒剤中毒に。禁断症状を克服するため、山さんが自分と殿下を手錠で繋ぎ、共に一晩を過ごすわけですが(←誤解を招く表現)、甘いマスクで女性に優しいいつもスマートな殿下の豹変ぶりたるや、小野寺氏の迫真の演技。実際の撮影でも2人は本物の手錠で繋がり、お互い手首が血だらけになりながら、露口氏は「全部殿下の演技に任せるから好きにやってみろ」と言ったそうです。このエピソードは視聴者からの投稿プロットが採用されたそうですが、小野寺氏の鬼気迫る演技に誰もが圧倒されると思うので、全718話の中でもベスト3に入るかなー。