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2025年3月8日土曜日

藤田和日郎『黒博物館』シリーズ原画展

  久しぶりっつーか実に7年ぶりにお会いしたフォロワーのせとさんご夫妻と、「藤田和日郎『黒博物館』シリーズ原画展」を見に行ったズラ。


 原作未見ながら、『うしおととら』や『からくりサーカス』などを読んできたので、迫力満載な画風と、あの「修正液で描く」(!)原画が見られるならと。展示品は全て撮影オッケーなうえ、各所にあるパネルの裏には全て藤田先生ご本人の直筆落描きなど、見応え十分。




 塗りの迫力。


 原画も圧巻。





 更に考察ノートも圧巻ときたもんだ。




 物販は『黒博物館 ゴーストアンドレディ』の複製パネル、「フローレンス・ナイチンゲール」の箔押しポストカード、「学芸員(キュレーター)」さんのウッドスタンドを購入。彩色の力強さや迫力を挙げてきたけど、複製パネルは穏やかで、墨とペン、鉛筆での下書きも残る今までと対照的な画風に惹かれ、何度も手に取っては置きを繰り返し、思い切って買っちゃった。


 原作も買うぞ!そして、せとさんとは「次は7年以内に会おう」と固く握手して誓う。あー、楽しかった。


2023年7月13日木曜日

アニメ放送40周年記念「超キン肉マン展」

 『キン肉マン』テレビアニメ放送40周年記念&新作アニメ制作決定記念っつーアニメ版に特化した「超キン肉マン展」へ行く。ホントは初日に友達と行く予定だったけど、豪雨で断念。入口にはゆでたまご先生直筆のサインが飾っており、俄然テンションが上がる。

 

 個人的に最近あまり元気がないので1人でトボトボと入場すると、「正義の超人はおまえだけじゃないぜ、アッくん!」

 

 おお、ウォーズマンにロビンマスク!しかし、今回はテレビアニメ版が主体。ロビン、おまえ、原作カラーではないか。「ならば、こうだ!」

 

 バッファローマンにブロッケンJr.にラーメンマン!リキシマンにテリーマン!おお、ミートまで!ん?おわー、なんじゃ!?運命の5王子まで!

 放映権や複雑な著作権が絡む当時の玩具類、台本やセル画の原画以外はほぼ撮影オッケー。セル画の一部はパネルで展示。キン肉星王位争奪戦のキン肉マン・マリポーサ率いる「飛翔チーム」戦1回戦の中堅「ミキサー大帝」をミートくんがボロボロになりながらもバックドロップで破り大金星を挙げた場面を選んだスタッフ、あんた、分かってるぜ!実物大オブジェも相当充実していた。これは「第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト」でのチャンピオンベルト。

 

 こっちは「七人の悪魔超人編」で、「不吉な予兆を感じ紐が切れてしまったテリーマンのリングシューズ」。

 

 「夢の超人タッグトーナメント編」での優勝トロフィーもあれば、「アデランスの中野さんのかつら」まで!協力のアデランス、ナイス!

 

 アデランスに負けじと、ぴあも本気でふざけて、ザ・ビッグファイト決勝戦キン肉マン対ウォーズマン戦、七人の悪魔超人戦アトランティス対ロビンマスク戦、夢の超人タッグトーナメント開催告知、キン肉星王位争奪戦準決勝ソルジャーチーム対フェニックスチームの各ポスターとチケットを作る。これ、作り込みがすごくて、絶対当時ファンだったスタッフが作ったんだろうなー。夢の超人タッグトーナメント開催告知ポスターにスペシャルマンとカナディアンマンのザ・ビッグボンバーズが(まだ)いるのが嬉しい。

 



 ほげーすげーと見ていると、単に客が僕だけだったからなのか背中が煤けて寂しそうだったのか、案内係のおねーさんが「あのー、悪魔将軍にキン肉ドライバーかけてみませんか?♪」と声をかけてきた。おお、将軍の造形もすげえな。でも、白髪だらけのおっさんがちょっと恥ずかしいなぁと一瞬躊躇したが、おねーさんがニコニコしてたので、ここまできたら楽しんだ者勝ちよ!とキン肉ドライバーをかけると「お写真も撮りましょうよ♪」と言われ、パシャリ。更に「あっちにはキン肉マンにパロ・スペシャルをかけられるんですよーこっちですー♪」と連れて行かれ、ウォーズマン気分でまたパシャリ。



 で、帰宅後に見たら、マスクとメガネで見難いけど、僕、めっちゃ笑顔になってるんすよ。自分で今こんなに笑えるんだと驚きと同時にちょっと嬉しかった。ありがとう、案内係のおねーさん。あんたのプロの仕事っぷり、輝いていたぜ!展覧会自体、当時子供で今は大人になったファン向けの趣向がたくさんあるので、ファンは女房を質に入れてでも行こう!

2023年6月4日日曜日

ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者

 福岡市美術館で開催中の「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」を見に行く。最終日だから人が多かった。日本人はわりと好きですな、アルフォンス・ミュシャ。昔、海洋堂からミュシャの代表作「四季」の食玩フィギュアまで出てたもん(もちろん買った)。今回は169点の展示物全て撮影オッケー。海外の美術館では当たり前なのが、徐々に日本の美術館にも広がって嬉しい。




 使用画材、ペンと墨汁のみとかうそーん絶対デジタル使ってるよなー(そんなもんあるか)とか、3メートルはある駅張りポスターや紙幣や有価証券のデザインまで、もうね、圧倒されっぱなしですよ。とにかく緻密。









 やー、その緻密さと迫力に刺激を受けた!久しぶりにいいインプットができた事だね。なんか、ぼんやりしてた「描かねば」って思いがむくむく頭をもたげたのでした。


2020年8月30日日曜日

よかも福岡市美術館展示会



 福岡市美術館で25日(火)から開催された「よかも福岡市美術館展示会」も今日で終了。6日間で800人以上のお客さんが来場したらしい。撤収前に行き、設営時には見られなかった他の参加者の作品をじっくり拝見できたので、ここでは個人的に「すげー!」と思った作品の一部を紹介。いや、全部すげかったんですけどね。

 まずは一番のお目当て、ひなたさんの「光さす庭」。模型は興味なくてもネットで見かけた人も少なくないんじゃなかろーか。長崎県にある軍艦島の社宅を1年がかりで作り上げた力作も力作。恐ろしいほどの作り込みと溢れる愛情。これはね、実物を前にすると言葉を失うっす。住棟間の中庭を下から見上げた視点が最良のアングル←なぜその写真を撮っていないのか。もう1作「その向こうに」は、廃れ行く店舗の傍らに生えた草花から感じる生命の息吹との対比がもう素晴らしくて、これまた言葉を失うっす。失いまくり。


 続いて、圧倒される数量の2作。写真左は、量産型MS工廠さん作、『宇宙戦艦ヤマト』より、「地球、ガミラス、ガトランティス各軍の艦艇群」。設営時に少しお話させてもらったんですが、その数なんと90艇以上!木製のベースもひとつひとつが丁寧な仕上がり。写真右は、猫神くるるさん作、『新機動戦記ガンダムW』より、「サンドロック+マグアナック40機計画」。グレーを基調としたカラーリングと、武器や装甲を自作して40機全てが異なる仕様に。どちらの作品も単に数を揃えたのではなく、非常に丁寧な工作と塗装で、腕を2本作るのさえイヤな僕には100万円貰っても絶対できないっす。


 糸島製作所くるくるさん作、『ウルトラセブン』より、「ウルトラ警備隊」。映画やドラマなどの実写に登場する人物達をフルスクラッチしており、洋画がメインの展示でしたが、僕にとってはこれですよ。キリヤマ隊長以下、フルハシ、ソガ、アンヌ、ダン、アマギ各隊員の似てる事!写真右、よしぽんさん作、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』より、「EVA零号機」。僕、『ヱヴァンゲリヲン』未見なんですけど、メカ1つでドラマ性を感じさせる自然なポージングと、一見目立つ機体のカラーリングも、ベース全体の色調を統一する事で馴染んでます。キャラクターモノの場合、原作を知らない人間の目を惹かせるってのは、結構難しいんですよね。


 ガンプラから2作。写真左は今回の主催者であり、ホビーダイニングジオンというお店のオーナーでもあるザイツ・トモハルさん作、『機動戦士ガンダム』より、「MS-06 リック・ドム」。これ、1/60スケールなので、赤ん坊よりでかいです(旧キットではなく、07年発売の「HY2Mグロリアス」シリーズ)。丁寧な作りと大型模型ならではの質感で、モノアイも点灯します。ザイツさんは他にも多くの作品を出品されていましたが、どれも単体で見て素晴らしい仕上がりなうえ、遊びのギミックを入れるサービス精神溢れる作品群でした。右、うえださん作、『機動戦士ガンダム』より、「ライデン専用ゲルググ」。こちらは1/144スケール。大型模型とは違う質感がこれまた素晴らしかったっす。後ろに見切れている「MS-06M 水中用ザク」は、旧キットながら製品の古さを全く感じさせない仕上がりに。


 モデラー仲間の和くん作、『メタルギアソリッド』より、「メタルギア REX」。僕が模型の世界に引きずり込んだものの、おじさんがボーっとしてる間に彼はどんどん作って積極的に展示会へ出品し、九州をはじめいくつかの大きな展示会で賞を獲る(ガンダムベース福岡に飾ってあったコレもそう)今や雲の上へ行ってしまった存在。子供がいるため、エアブラシや缶スプレーが使えず、筆塗りメインなんですが、この質感。筆塗りは「一度の厚塗りより二度の薄塗り」が定石なんですが、大型模型の今作では10層をも筆塗りし、深い質感を出していました。制作環境の関係で筆塗りモデラーも多いと思うんですが、ここまでできるんだぞと。贔屓目抜きでもすげかった。



 つーわけで、とりあえずここまで。ホントはまだまだすげえ作品だらけだったんですが、全部の写真を載せると長ーい記事になっちゃうんで、個人的にビビっと来た作品を簡単に紹介。これね、厳選したわけじゃないんですよ。賞目的の「コンテスト」とは違い、あくまで「展示会」なので、参加者の個性と嗜好、何よりどれも「好きだ!」っていう気持ちに溢れまくりで、この全体で醸成される「好きだ!」はサッカー観に行ってスタジアムで感じる雰囲気に似てるなと思ったの。なんでオネエ言葉なのかしら?いやー、楽しかったー!でも、撤収したらお祭りが終わってしまった寂しさもあり。最後に、図々しくもひなたさんにお願いして、軍艦島とイングラムのツーショット!一度収納していたにも関わらず、快く応じて頂きありがとうございました!そして、全く破損もせずに6日間初の外泊を耐えた我が家のレイバー達、よく頑張った!