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2020年7月21日火曜日

ブロッケン その8(完)


 「レイバーショウ出展品」として、脚部に「Schaft」と描いてケレン味を出してみようかと、エナメル系「ホワイト」で手描きしてみたら、一発で「あ、これ、全然できねえやつだ」と直感し、消す。ウチにある1番細い面相筆でも太過ぎた!まあ、できんもんはできんと気を取り直し、細目のコンパウンドで全パーツを磨く。間接カバーは、当時品付属の軟質ラバーゴムは数年でプラスチックを溶かすため(再販版は素材が変更になった代わりに定価が2倍に上がった)、百均で買った「袖カバー」。この時期になると見ますね、自転車に乗った女の人が付けてるアレ。ポリエチレン製で目が細かく、伸縮もするので、これはいい。設定では赤ブロッケンの間接カバーは「紫」ですが、赤に黒はナイス組み合わせの色。


 あとは組み立てろー!組み立てたー!













 ライト類は透明プラ板でクリア化しようとも思ったんですが、本体色の赤に負けそうに思ったのと、「レイバーショウ出展品」としてリアルさよりケレン味が欲しかったため、光を当てるとキラリと光るラピーテープの「金」と「赤」を貼っとります。


 基本的に下半身は固定にしてますが、首は1.5mmかさ上げし、基部をボールジョイントに置き換えて表情が出る様に。メカって顔が上下左右に動くだけで案外表情が出るもんです。首元はキットのモールドを削り取って、プラ板と流用パーツででっちあげ。両襟のエアインテークはプラ板で先端を新造。


 キットのままでは「キャンギャルポーズ」が取らせられないため、左下腕は上腕を曲げて干渉しても大丈夫な様に、一部を削ってクリアランスを確保。模型的な「うそ」ですな。指も表情を付ける大事な要素なので、指を切り落とし、1mmアルミ線で表情を付けて繋ぎ、エポパテで整形。腰部はナンバープレート下の穴を塞いだだけ。脚部は膝裏の肉抜き穴をプラ板で埋め、足の裏のパターンをプラ板でかーなーりーテキトーに作りました。でも、こうして色が乗ると、テキトーさが若干緩和されますよね。ね?


 さてさて、このバンダイ製1/60『パトレイバー』シリーズ、当時から「1/60スケールにしてはでかい」と言われてたんですが、じゃあ比べてみよーっつー事で、ガレージキットの1/72スケールのハンニバルと比較。設定では、ブロッケンの全高が8.7m、ハンニバルが9.1mと、その差僅かに0.4m。模型的にはほとんど同サイズです。もういっこ、同じくガレージキットの1/48スケールのブルドックとも比較。ブルドックの全高は約6.1m。うん、やっぱ1/60スケールじゃねえな、これ。


「ママー」「あら、着いて来ちゃったの?」












 そうそう、今回は完成した瞬間に妙な感覚に捉われましてね。自分の残りの人生と、積みプラや今後作りたいキットを考えると、おそらく僕がブロッケンを作る事は今後二度とないんだろうなぁとちょっと寂しく思ったのでした。中学生時分のリベンジを果たし、僕としては珍しくそれだけ満足いく物が作れたという事なのかなぁ。



 つーわけで、3ヵ月半かかったけど、ブロッケン、これにて完成!

2020年7月16日木曜日

ブロッケン その7



 2週間前にサーフェイサーを噴き、傷チェック&修正して、2度目のサフ噴きをしたところで、連日の雨続きで作業ストップ。ようやっと先週末から雨の合間に塗装に入っとります。基本はラッカー系の「ピュアレッド」を2回噴くも、またも連日の大雨。梅雨時期の塗装はなかなか思う様には進みませんな。


 足底は艶消しの「ブラック」で塗装。レイバーのソール部分は「路面を傷付けない様にゴム製」という設定なので、乾燥後に麺棒で優しくゴシゴシしてやると「ゴム感」がちょっと出ます。で、この足底のみトップコートは「艶消し」。本体との光沢差を出すのです。です!手もブラックで塗装。ハイライトはあまり派手に入れたくないんで、色鉛筆の白で描いて麺棒でゴシゴシ。ここのトップコートは「半光沢」で。


2020年7月5日日曜日

ブロッケン その6



 エポパテの整形も終わり、最後の仮組み。つっても、まだフレーム部分は固定してませんが、なんとかキャンギャル立ちになった!模型作ってて、「いろいろいじったぜ」感が出るこの最終仮組み時が一番好きなんですよ。いや、「好きなんですよ」とかいきなり言われても困るでしょうけど。ここからサーフェイサーを噴いてまるで僕の人生の様に灰色にした後、傷チェック→修正→もっぺんサフ噴き→塗装。梅雨時なんで塗装は天候次第ですが、ようやく完成が見えてきましたよ?あ、あと、間接カバー作んなきゃ。


2020年6月26日金曜日

ブロッケン その5



 左腕は曲げた時に干渉する部分があるので、少し広めに削っておきます。もっといい方法もあるんだろうけど、昔の自分が既に上腕を処理してるので、こういう方法に。指は関節の根元から全て切り離します←物騒な文章だなぁ。


 そんで、切り落とした指を1mmアルミ線で繋ぎ、表情を付けて瞬間接着剤で接着。左腕も、上腕の稼動軸を削り取って下腕に接着。下腕と指の隙間にはエポキシパテを盛ります。あとは整形すれば塗装に入れるけど、逆算すると今月完成はギリギリ無理かなー。


2020年6月2日火曜日

ブロッケン その4



 どうしよっかなーと考えるヒマがあったら手を動かせー!つーわけで、0.2mmプラ板で足裏パターンを作成。足の裏なんて初めて作ったぜ。ただ切って貼っただけではただ切って貼っただけに見えるので(←何言ってんだ)、切り出したプラ板のエッジをちょっと丸めてやるとそれらしく見えるよーな気がしたんですが、例によって例の如く途中で面倒臭くなってきて、かーなーりテキトーになってしまった。一応アニメの設定画も見たんですが、いいんだ、100パー自己満足工作なんで。


 でもって、ちょっと組んでみた。角度や高さはフレームで調整してますが、外装はほぼキットのまま。改めて出来のよさが分かりますな。残るは腕だー。


2020年5月30日土曜日

ブロッケン その3



 腕は後回しにして、下半身から先に。つーか、緊急事態宣言解除になりましたな。「その間に一気に完成させるぜー」と狼少年みたいな事言ってましたけど。僕が。

 腰は、付属の「105mmカノン砲」をゴムチューブで接続する穴を埋めます。あんまりレイバーに銃器を持たせたくないんだよね。あと、間接カバーを布で作る予定なので、キットのままだとダラーンと垂れ下がりそうだったんで、2mm角棒で「ストッパー」を追加。

 脚部は、膝裏に豪快に開いてる肉抜き穴をプラ板で塞ぎ、踵部にある四角い凸モールドがなんか邪魔臭かったんで削り取りました。グリフォンもそうだけど、シャフト製レイバーって、「脚線美」が特徴のひとつだと思ってるので。足裏はなんにもモールドされてないんすけど、せっかく設定に足裏パターンがあるから、作るかなーどーしよっかなー。普段は見えない所は作ったり塗ったりしないけど、恐らく僕が生きてる間にもういっぺんこのキットを作る事はないんじゃないかとか思うんですよね。次回までに決めよう。


 そんだけかよ!いや、でもね、ここまででパーツ3回も超音波洗浄機で洗ってるんですよー!古いプラモは表面処理とモールドの彫り直しっつー地味な作業が多いんで、写真を撮っても代わり映えしないじゃないすか。今年は毎月1作は完成させてきたけど、今月は完成品なしだなぁ。

2020年5月12日火曜日

ブロッケン その2



 中途半端に残っていた首元のモールドを全て削り落とし、プラ板とアフターパーツでディテールを追加。ガラスチューブも付けようと思ってたけど、首を曲げた際のクリアランスが確保できないので、パイピングはなし。両襟のエアーインテーク部分は彫って開口するより、上部を削り取ってプラ板で蓋をした方がキレイ&ラクチンなので、そのよーに。襟はエッジが立っていたため、削って丸味を帯びたラインにしとります。

 で、レイバーショウに展示してるポーズは、実際のモーターショーなどで見かけるコンパニオンのおねーさんの様に、左手を腰に当てて「どうよ?」みたいな「キャンギャル立ち」にしようと思い、首元のジョイント部分を1.5mmほどかさ上げし、肩は後ろに反らしつつ若干「怒り肩」に。


 どんなポーズもそうですけど、「意識してやっている」=「緊張感」なんですよね。キャンギャル立ちの場合、「製品の紹介」と同時に「被写体」の役割もこなしているので、よく観察すると、胸を張って背筋を伸ばし、曲げた腕の角度から指先、脚のラインを保つ様に、体全体に神経を集中させているのが分かります。顔は笑っていても、これを長時間ってのは大変な仕事だ。この「緊張感」を表現してやらないと、なんとなくシルエットだけ似せたとしても「はぁ~、疲れた」みたいになっちゃうんですよ。首と肩の角度はこれで決定なので、次は腕…だけど、キットのままでは上腕と下腕が干渉してあまり曲がらないんで、どう加工すっかなー。

2020年4月7日火曜日

1/60スケール ブロッケン



機動警察パトレイバー ON TELEVISION No.3
「SEE TYPE-7B/2B ブロッケンレイバー」
【スケール】1/60スケール
【発売】バンダイ
【発売日】1990年2月
【価格】800円
【出典】テレビアニメ『機動警察パトレイバー』


【TYPE-7B/2B ブロッケン】
 NATO(北大西洋条約機構)加盟国が共同でシャフト・エンタープライズ・ヨーロッパに開発を依頼した、NATO軍防衛部隊の陸戦型レイバー。いくつかのバージョンが存在しており、西ドイツ国境警備隊に配備されている「7B/1A型」は、量産試作タイプ。「7B/1B型」からは20フィートのアーカイブコンテナ基準に対応し、一般交通網での輸送性も高まっている。また、ステルス処理を施して隠密行動性を高めた野戦型、ドイツ連邦警察対テロ特殊部隊GSG-9専用機なども存在している。


 「またブロッケンかよー!」と思われるでしょうけど、そうですよ、またブロッケンですよ。日田に引っ越す直前までいじってて、上半身の下処理が半分ほど終わってたので、新型コロナウイルス拡大によってウチの県にも緊急事態宣言が出されたため、その間に一気に完成させようと。

 当時発売されたこのブロッケンとファントムはヒジョーに出来がいいんですよ。ね、ほぼ完璧なプロポーションとディテールでしょ。ディフォルメ版はコミック版に合わせてミリタリー色の強い色で塗ったけど、今回は旧ビデオ版第7話「特車隊 北へ」に登場した「国際レイバーショウ」展示用の赤で塗りたいので、そんな感じで作ってみよー。ちなみに、この1/60スケールのレイバーシリーズは商標登録の関係上、機種名の後ろに「LABOR」とか「レイバー」と表示されとります。「ガンダムモビルスーツ」みたいな。


 とりあえず、ここまでにやってる事を確認。頭部は一軸稼動だったため、内部と首にウェーブのボールジョイントを組み込んでます。基本的にはポーズ固定にしよっかなーと考えてるんすけど、頭は動いた方が表情が付けやすい。丸モールドは凹モールドをリベットパーツで凸モールドに変更。胴体は貧弱なパイピングのモールドを削り取ってガラスチューブか何かに置き換えますが、当時の僕は途中で力尽きた模様。処理が中途半端!てなわけで、胴体からいじっていこー。