2019年12月31日火曜日

2019年まとめ



 なーんだか今年は春先と真夏に骨折してたんで、絵もなかなか描けない時期があった一方、3年ぶりにモデラー復帰して2ヶ月で3体完成させたんで、落描き&模型のまとめをば。


 仕方ないとは言え、落描き少ないなぁ。『はたらくレイバー』3巻も今年中に出せなかったし。来年はもうちっと描きたい&模型も引き続きペースを落とさず作っていきたいキモチ。つーわけで、今年もヘッポコくだらな日記にお付き合いありがとうございました!あーんど、来年もよろよろー!

SDブロッケン その9(完)



 なんとか年内ギリギリ間に合ったー!



 30年前に作ったキットをレストアして、30年前の自分にリベンジみたいな感じで作り始めたけど、表面処理にえらい苦労させられたぜコノヤロー!


 頭部スリットは、装甲内のメインカメラの光が漏れてる感じでエナメル系「フラットレッド」でスミ入れ。失敗するかなーと半信半疑でやってみたけど、見事、隠ぺい力の勝利。間接カバー部分の奥まった部分はガンダムマーカーの「リアル仕上げ用リアルタッチグレー3」でスミ入れ。全然見えませんけどね!


 10年前に発売されたコトブキヤの「D-スタイル イングラム1号機」と比較。現在の主流となっている「リアル指向のディフォルメ」と、30年前の「かわいいディフォルメ」、同じディフォルメスタイルでも、時代の好みが一目瞭然で面白い。


 レストア前や途中経過の写真では、ブロッケン特有の胸を張ったポージングで撮ったけど、作ってるうちに、なんとなく「寸詰まり」な感じにしたくて、シャフト製レイバー特有の不気味な雰囲気を出すために、ちょっと下向き加減に。


 結局、1ヶ月近く表面処理ばかりしてたけど、こうして30年ぶりにキットを復活させるって機会もそうないんで、完成すると愛着が湧きますな。つーわけで、やったね!できたね!

2019年12月30日月曜日

コアファイター その3



 ブロッケンと同時進行中のコアファイター。全身クリア成型でおじさんにはさっぱり分からんので、とりあえず形状把握のためにキャノピー部分以外にザッとサーフェイサーを吹きます。形が分かればいいので、ホントにザッと。


  小型戦闘機として作ると決めた矢先、劇場版『ガンダム』で「スレッガー・ロウ」を演じた井上真樹夫氏の訃報を耳にし、主戦力がモビルスーツの中にあって最後まで「飛行機乗り」を貫いたスレッガーの専用機として作ろうと方針が固まる。基本色はサーフェイサー。スレッガーのパーソナルカラーである青はGSIクレオスの「キャラクターブルー」。黒い部分は同「ブラック」。スレッガーも一応塗ってはみたものの、全高が8mmしかなく、白い部分はつまようじの先を使って塗り塗り。肩にある「S」マークは黄色いシールを貼ってみたものの、コックピットに座らせると全然見えない今回の行き当たりばったりモデリングポイント。スレッガーさんかい?小さい!小さいよ!

2019年12月29日日曜日

SDブロッケン その8



 パテ盛り→ペーパーがけ→洗浄→乾燥→サフ吹きを4セット行い、もういいやっつー事で塗装。基本色はGSIクレオスの「軍艦色(2)」。この色がイメージとピッタリで、この時点で勝ちはもらったと確信←?ライト類は下地にタミヤの「クロームシルバー」を塗った後、ヘッドライトはGSIクレオスの「クリアオレンジ」、ブレーキランプは同「クリアレッド」、ナンバープレートは同「ホワイト」を筆塗り。エナメル系の「ブラック」でスミ入れし、トップコートに「光沢」を吹く。間接カバー部分は「艦底色」、脚部ソール部分は「ブラック」。この2ヶ所は本体とは逆に、トップコートは「艶消し」です。なんとか年内完成が見えてきたぜ!

2019年12月27日金曜日

『機動警察パトレイバー』愛蔵版2巻



 『機動警察パトレイバー』愛蔵版2巻(ゆうきまさみ著)、購入。前巻の表紙はサンデーコミックス版からの流用だったが、今巻はゆうき先生が90年に第36回小学館漫画賞を受賞した際の週刊少年サンデーの表紙から流用。他のメディアに比べ、コミック版『パト』のカラーイラストは露出度が高くないので、これはちょっと嬉しい。しかし、誤字こそなかったが、相変わらず表4のデザインが酷い。調べてみると、デザイナーはコミックの装丁デザイン専門らしいが、熱意っつーか愛情が全く感じられないのだった。


 今巻ではカラーページはないものの、2色ページが4ページ。そして、「扉絵ギャラリー」が7ページで、1枚は未見のものだった。ラフイラストの「コンセプトアート集」は全巻同様2ページ。1巻より満足度はやや上がったけど、もっともっと頑張って愛情込めて作ってほしいなぁってのが正直なところ。

2019年12月19日木曜日

HGUC ジムII(エゥーゴ仕様)



 プレミアムバンダイ専売の「HGUC ジムII(エゥーゴカラーVer.)」が届く。一般販売の「地球連邦軍カラーVer.」の色替え版。「それくらい塗れ!」と思われそうだけど、元々僕は成型色仕上げの人なのと、単にエゥーゴカラーが発売されて嬉しかったんで。パッケージは相変わらず質素。組み立て説明書も成型色が違うだけっつー事で連邦軍カラーの物が封入。


 初代『ガンダム』で連邦軍の主力量産機だった「ジム」のマイナーチェンジ機で、『Zガンダム』当初から既に旧式機に成り下がっていたものの、物語序盤では連邦軍、エゥーゴ共に主力量産機として使用。敵対する両軍が同型機を使ってるってのも『Z』のややこしいとこですな。小学生時分はストーリーよく分かんなかったもんなぁ。

 基本的には積んでる模型から作るつもりですが、ド・ダイ改とこいつ、それに「ネモ」だけは買ってよしっつー俺ルール。ジムII→ネモ→ド・ダイ改の順番で作るか。

2019年12月17日火曜日

野明誕 その3



 今年は描く時間がなかったうえ、今日は1日中外でのシゴトだったため、帰宅してヘトヘトになり諦めてたけど、「やっぱ賑やかし要員として何か描こう」と5分で描いた野明。ココに載せるつもりは全然なかったんすけど(あんまりなのでpixivには載せない)、なぜだかゆうき先生に気に入って頂けた様だったので、掲載。来年はちゃんと描こう!


2019年12月13日金曜日

Qposket-鬼太郎-



 今年はもうオモチャ買わねえずらーと、脳内にある「来年買う物リスト」に入れていたバンプレストのプライズ品「ゲゲゲの鬼太郎Qposket-鬼太郎-」を頂く。わーい!

 

 瞳が特徴的なこのシリーズ。ディズニーモノではよく見かけますが、鬼太郎と猫娘、それに、来年発売の『ストリートファイターII』の「春麗」は欲しいなーと思ってたところなので、かなり嬉しい。パッケージでは中性的な顔立ちになってますが、この沢城くん、目の下に窪みがあって、ライティングによってはご覧の通り妖怪っぽい表情になるのが、実物を触ってみてすごく考えられて造型されてるなーと。パッケージ写真だけじゃ分からない部分。ボディ部分はリアル等身で、1/10サイズくらい。良き物を頂きました。


2019年12月12日木曜日

SDブロッケン その7



 とりあえず1回目のサーフェイサー吹き。ここで細かな傷なんかをチェックするんですが、なんか!ほぼ全パーツ合わせ目が消えてねえ!細かな傷とかいう以前の問題!えー、もう、なんなんー(涙)。この20日間、酸性雨にも負けず健やかなる時も病める時もペーパーがけしてきたのにー!などと泣き言を言ってもせん無きこと。もっかいラッカーパテ(+今回はプラ用接着剤を併用)を盛る→ペーパーがけ→洗浄→乾燥→サフ吹きのセットをやらにゃならんわけです。そうだ、プラモ作るのって修行僧みたいな気分になる時があったなとか思い出しながら。

 間接カバーと足底の軟質樹脂製パーツは、下地にメタルプライマーを塗った後でサフ吹きをしてるので、ここはおそらく僕の目が黒いうちはもう塗装は剥がれないであろー。

2019年12月11日水曜日

SDブロッケン その6




 よーし、なんか最近、模型ブログっぽくなってきたぜ!いや、元は模型と落描き置き場のために作ったブログなんですけど、いつの間にやら買い物ブギーバッグブログになって早数年、ようやく本来のアレをアレしたわけです。そんなわけで、腕部。ブロッケンは3本指ですが、凹凸のモールドが曖昧だったため、手の甲と指部分に0.2mmプラ板を貼ってメリハリを出しています。




 胴はどうしよっかなーで後回しにしてきましたが、まずは長いセンサーから。ここは、レーザーソー(ちっちゃいノコギリ)で真ん中辺りを当て推量で10mmほどズバット切断し、エポキシパテで繋ぎます。胴体裏側に穴を開けたプラ板を貼り、センサーとの接続はプラ棒で。胸部の丸いモールドは、流用パーツを貼り付け。腰のサイド部分は、プラ板を貼ってウインカーレールをしっかりと出す。股間ブロックのあいまいなラインもエポパテで修正し、両脚を繋ぐ棒はプラ棒。ついでに大きな合わせ目の埋めもエポパテ。


 で、オラ、もういい加減ペーパーがけは飽きたっす。他の事がしたいっすと私のゴーストが囁くので、ここらでいっぺん組んで見る。うーん、いいのか悪いのかさっぱり分からん!(えー

2019年12月9日月曜日

コアファイター その2



一番くじ倶楽部F-1賞 マスターグレード
「FF-X7 コアファイター(クリア)」

【スケール】1/100スケール
【原型】バンダイ
【発売】バンプレスト
【発売日】2018年8月22日
【価格】650円
【出典】テレビアニメ『機動戦士ガンダム』


【FF-X7 コアファイター】
 地球連邦軍の小型戦闘機。同時に、連邦軍製モビルスーツの腹部に収納される「コアブロック」に変形し、MSのコックピット兼脱出用カプセルとして使用される。型式番号「FF-X7」の当機は、一年戦争の「V作戦」で開発された「RX-78-2 ガンダム」、「RX-77-2 ガンキャノン」、「RX-75 ガンタンク」のコアブロックに採用されている。開発当初はコアブロック中心構想であったが、後に多目的戦闘機へと転向した。


 毎日ブロッケンを磨いてるのに飽きてきたんで、乾燥中に仮組み。全身クリア成型なので、仮組みするだけでおじさんの目はしょぼしょぼしてきました。正直、どこがどうなってんのか分かりません。また、バンダイ製クリア成型のプラスチックは、多色成型製のプラスチックに比べて固いため、かなりタイトで、説明書通りに組んでも主翼やランディングギア(主脚)がはまらず。とりあえず、キャノピー部分以外はいっぺんサーフェイサー吹かないとダメだこりゃ。見えん!


2019年12月7日土曜日

SDブロッケン その5



 むぁーいーにぃーちーむぁーいーにぃちー…おっと、これ以上はじゃすらっく的にいけねえ。そんなわけで、毎晩毎晩ペーパーがけ→スジ彫り→洗浄を繰り返すも、パッと見は昨夜とほとんど変わらないっつー状態が続くのブロッケン。おまけに、ペーパーがけは必ず水研ぎするんで、指先が寒さと乾燥でボロボロになってまいりました。とりあえず、頭の次は脚部が完成。右脚かかと部分の欠損箇所はエポキシパテで埋めました。ガンダムMk-IIは26日で完成したのに、こいつは磨くだけで既に20日が経過。なんとか年内完成を目指します。おっと、おっつぁん、まだタオルは投げねえでくれよ?


2019年12月2日月曜日

SDブロッケン その4



 「紙ヤス!」の240番であらかたの塗装を剥がし、超音波洗浄機で洗ったところで、いったん組んでみる。オレンジが塗装の残り、白がサーフェイサー、紺が成型色。なーんか既視感あるなーと思ったら、あれだ、『ウルトラマンタロウ』の防衛チーム「ZAT」のカラーリングだ!


 で、ここからは、いつも使ってるフィニッシングペーパーの320番で細部の塗装を剥がしつつ、Pカッターとけがき針でモールドを彫り直します。プラスチックが今のバンダイ製プラモに比べて固い。ガンプラでも昔の旧キットのプラスチックは固いんですが、そんな感じ。とりあえず頭から始めます。320番の後は、細かな傷を消すために1,000番でペーパーがけ。モビルスーツは兵器なんでせいぜい400番くらいまでしか使わないんですが、レイバーは自動車と同じ扱いなんで、表面はキレイに。でで、モールドを彫り直していくと、また残った塗料カスがボロボロ落ちてくるんで、再び超音波洗浄機へ。


2019年12月1日日曜日

『キン肉マン』69巻



 『キン肉マン』69巻(ゆでたまご著)、読了。前巻前々巻もだったが、今巻はこれまでにも増して真剣超人しゃべり場と化す。いいから戦えっつーの。キン肉マンソルジャーのタッグ相手にブロッケンJr.が選ばれた際、かつてタッグを組んでいたウルフマンからのメッセージはちょっとアツかった。


2019年11月29日金曜日

SDブロッケン その3



 普段は実績と歴史のタミヤフィニッシングパーパーを使ってるんですが(僕が言う「ペーパーがけ」は100パーこれ)、今回は塗装を剥がすだけでもなかなか苦戦しそうだったんで、模型仲間からいくつかもらったゴッドハンドの「紙ヤス!」を使用。240番でガシガシ落としていきますが、なかなかに手ごわい。逆に、下地処理をしてない軟質素材パーツは、メラミンスポンジで比較的簡単に剥げました。で、こーゆー地味な作業を毎晩1週間かけて八割がた落としたところで飽きそうになったので(←おい)、ここらでいっぺん洗浄します。いや、ペーパーがけしたらその度に水道水でジャーっと洗うんですけど、こいつは細かな塗料カスがモールドに付着してそうだったんで、久々に超音波洗浄機を引っ張り出してきました。このブログになってからは初出動。ガンダムMk-IIでも使ってないっす。



 あと、30年前の僕が各パーツをラッカーパテだけでガッチリ接着しやがったんで、塗装剥がしのついでに合わせ目を少しでも消そうと、当該箇所にプラスチック用接着剤をベロベロ塗ってからペーパーがけしてます。プラ用接着剤は、プラスチックとプラスチックを熱で溶かして接着するため、少しは合わせ目が消えてくれればいいなと。両肩のパーツは軟質素材を取り出すために割ったため、再接着。接着する前に内側の差し込み口を少し削って、塗装後に取り付けられる様に「後ハメ加工」をしときます。

2019年11月24日日曜日

もっとも史上最弱のチーム



 今季のJ2リーグ戦終了。ジェフは勝点43、10勝13分19敗46得点64失点得失点差マイナス18の17位(全22チーム)と、去年一昨年の順位を更に下回る結果に。

 昨季も一時期はJ2残留争いに巻き込まれたけど、今季は最下位に落ちる事もあり、第4節対水戸ホーリーホック戦後にフアン・エスナイデル監督を早々に解任。その後、江尻篤彦監督が2度目の指揮を執るが、ホームでの勝率は3割、アウェイでは2割以下と低迷。予想通り、年間を通じてひたすらJ2残留争いに終始。

 佐藤勇人の引退試合でもあった今日の最終節でも、下位争いのライバル・栃木SCに敗れ、あっけなく終戦。既に来季の新監督には、セレッソ大阪とサガン鳥栖で選手と監督を務めたユン・ジョンファン氏の就任が内定してるけど、こーんな1年を見せられて、「期待しろ」と言われても、今は無理だなぁ。この1年なんだったんだ…。

2019年11月22日金曜日

SDブロッケン その2



 とりあえずできる限りバラしてみた。さすがに初めてサーフェイーサーを使っただけあり、ラッカー系で塗った赤色の食い付きはよく、塗装を剥がすだけで一苦労しそう。一方、軟質樹脂製の間接カバーと足底は下地にプライマー(軟質樹脂への塗料の食い付きをよくするアイテム)を塗ってなく、そのままエナメル系で筆塗りしてるため、バラしてる間にポロポロと塗料が落ちる。

 まずは胴体の「合い」の悪さが目に付く。ラッカーパテで埋めるのは無理かもなぁ。どうやら瞬間接着剤で接着していた脇のスモークディスチャージャーは、「レイバーらしくない」と判断して削り落としました。30年経った瞬着は石の様に硬く、デザインナイフの刃が折れる始末。腰部の黒い部分も繋がりが曖昧だし。脚部はただの棒をポリキャップの穴に挿れるじゃない入れるだけの、ザ・シンプル機構。横から見ると、股関節付近に謎の段差があるので、ここもなだらかなにしたい。



2019年11月21日木曜日

『パト』30周年企画絵 その19



 『パトレイバー』30周年企画落描き第19弾は、前回に続きテレビシリーズ初の前後編となった第10話「イヴの罠」及び第11話「イヴの戦慄」より、テレビ版最初のボスキャラ的レイバー「ファントム」。


 ブロッケン1機でも強いのに、そのブロッケンが4機同時に護衛にあたって海中から「ぬめ~」っと出て来た初登場時が印象的。なんですが、ビーム砲とか出しちゃうと「なんか他のアニメロボと同じじゃん」と個人的第一印象はよくなかったんですよね。今思えば、ビデオや実写と違ってテレビシリーズなので、とにかくオモチャ(プラモデル)を売らなければいけないっつー事で、こーゆーレイバーを登場させたんだろうなって分かるんですけどね。事実、劇中ではたった4回しか登場してないのにプラモ化されたし。

 改めて見ると、「ドクロ」を思わせる顔や、お腹が真っ二つに割れて中からよく分からんメカがせせり出たりと、秀逸なデザインだと思います。1枚目は、何を考えてるか分からない初登場時のイメージで、2枚目は、ビーム砲発射&ジャミングポッド展開状態をば。1枚目と2枚目の落差が出たら面白いかなと思って。テレビ版ではこいつのデータを元に「グリフォン」が開発されます。

2019年11月19日火曜日

本家SD ブロッケン



本家スーパーディフォルメワールド『パトレイバー』シリーズNo.5
「タイプ7 ブロッケン」
【スケール】ノンスケール
【発売】バンダイ
【発売日】1990年
【価格】480円
【出典】テレビアニメ『機動警察パトレイバー』






【TYPE-7B/2B ブロッケン】
 NATO(北大西洋条約機構)加盟国は、早くから軍事用レイバーの開発をシャフト・エンタープライズ・ヨーロッパ(SEE)に依頼していた。SEEは本社のある旧西ドイツで開発を進め、同社の「タイプ5 グラウ・ベア」をベースに完成したのが本機である。装甲の厚さから一見すると鈍重そうな外観とは裏腹に、機動性は極めて高い。また、各部には過剰とも思える防水処理やアタッチメントが施されている。これは、「様々な国の環境化で使用される」というNATO陸軍共同開発兵器の宿命であり、その最低条件を満たした結果である。


 リハビリ模型第3弾は、30年前に発売され、中学生の自分(遠い、遠過ぎる…)が作ったお馴染みのレイバー「ブロッケン」をレストアしてみよー。ブロッケンについてはココとかココに書いたので参照あれ。成型色が紺色だったため、初めてサーフェイサーを使ったのがこいつだったよーな。合わせ目消しも通常ではプラスチック用接着剤→補完的にラッカーパテを使いますが、接着剤を使わずにパテだけでなんとかしようとしたらしく、合わせ目が完全に出ておりますな。


 この「本家スーパーディフォルメワールド」の『パトレイバー』シリーズは、他に「イングラム」、「グリフォン」、「零式」、「ヘルダイバー」の全5種が発売。それぞれに何かしら玩具的なギミックがあり、ブロッケンは背中のビームサーベルじゃねえセンサーを動かすと、それに連動して腕がちょこっとだけ動くっつーザ・子供騙しなギミックを大搭載。ご覧の様に左側のセンサーが根元から折れとりますが、もうおじさんはそんなギミックには騙されないぜ!なので、今回はオミット。他に軟質ゴム製の40mm速射機関砲と105mmカノン砲が付いてたけど、カノン砲は紛失。レイバーにはあまり武器を持たせたくないんで、特に問題なし。

 プロポーション的には今見てもバランスよく(たぶんシリーズの中で一番出来がよかったので買ったんだと思う)、今回はまず塗装を剥がす!あとは主に合わせ目消しとガタがきている部分の補修。それと、こいつ、実は股関節がクタクタで、立たせて5秒ほどでおじぎか仰け反り状態になりよるんで、そこの補強。



 レストア自体が初めてなのと、いかんせん30年前に作ったキットなんで、プラスチック素材の劣化がどこまで進んでいるかとか、そこらへんは作っていく途中でしか分かんないので、まずは全身をバラして、それから接着するとこはして、塗装を剥がしてみるかなー。こいつは旧ビデオ版よろしく赤で塗ってますが、よく見るとディテールがコミック版なので(下腕内側と脚部外側にスリットが入っている)、色もコミック版のグレー系で塗り直したい。