2019年3月1日金曜日

『サイコパスSS Case.2 First Guardian』



 映画『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2 First Guardian』(塩谷直義監督)を見る。『Sinners of the System』シリーズの本命だったが、公開直前に主人公のひとり「征陸智己」を演じる有本欽隆氏が死去。内容も征陸のセリフが染みるいい話で有本氏の芝居と相まって泣けた。パンフレットでは、残念ながら有本氏のインタビューはなし。やはりこの頃から体調を崩されていたんだと思うと切ない。

『サイコパス』ってどっちかっつーと女性キャラクターのリードが多かったけど、今回は「近未来だけど、どこか昭和の男臭い刑事ドラマをアニメーションで作った」といった感じで、内容も骨太で泥臭く、また、時間軸的にはシーズン1より以前の話でありながら、シーズン1、シーズン2、劇場版、そして次回『Case.3』を含む全てのシリーズの橋渡し的な意味も大きかった。前回の『Case.1』で見られたオマージュ、今回はモロに『機動警察パトレイバー2 the Movie』から丸分かりな場面があったけど、『サイコパス』自体が元々は「『パトレイバー』っぽいものをやろう」ってとこから制作が始まったので、これはこれでよし。

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