2020年5月12日火曜日

ブロッケン その2



 中途半端に残っていた首元のモールドを全て削り落とし、プラ板とアフターパーツでディテールを追加。ガラスチューブも付けようと思ってたけど、首を曲げた際のクリアランスが確保できないので、パイピングはなし。両襟のエアーインテーク部分は彫って開口するより、上部を削り取ってプラ板で蓋をした方がキレイ&ラクチンなので、そのよーに。襟はエッジが立っていたため、削って丸味を帯びたラインにしとります。

 で、レイバーショウに展示してるポーズは、実際のモーターショーなどで見かけるコンパニオンのおねーさんの様に、左手を腰に当てて「どうよ?」みたいな「キャンギャル立ち」にしようと思い、首元のジョイント部分を1.5mmほどかさ上げし、肩は後ろに反らしつつ若干「怒り肩」に。


 どんなポーズもそうですけど、「意識してやっている」=「緊張感」なんですよね。キャンギャル立ちの場合、「製品の紹介」と同時に「被写体」の役割もこなしているので、よく観察すると、胸を張って背筋を伸ばし、曲げた腕の角度から指先、脚のラインを保つ様に、体全体に神経を集中させているのが分かります。顔は笑っていても、これを長時間ってのは大変な仕事だ。この「緊張感」を表現してやらないと、なんとなくシルエットだけ似せたとしても「はぁ~、疲れた」みたいになっちゃうんですよ。首と肩の角度はこれで決定なので、次は腕…だけど、キットのままでは上腕と下腕が干渉してあまり曲がらないんで、どう加工すっかなー。

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