2025年10月4日土曜日

MODEROID ボクサー












 ヘラクレス21とセットのボクサーをだいたい5日くらいでささっと作ったよ!


【スケール】1/60スケール
【発売】グッドスマイルカンパニー
【発売日】2023年4月
【定価】5,000円
【出典】テレビアニメ『機動警察パトレイバー』



【ASV-99 ボクサー
 警察や消防、軍事用など、特殊分野での実績を伸ばす篠原重工八王子工場の真向を張って、同社所沢工場が発売した民生機。イングラムのデータが活用されてはいるが、篠原重工は元は浅川鉄工(現八王子工場)とアスカ重機(現所沢工場)をいずれも吸収しており、会社は同じでも工場によってその風土が吸収前の様にいい意味で活かされている。オプションによるマニピュレーターの多様さから、これまでのレイバーでは不可能だった精密作業や、浅深度の水中作業も可能。両腕には掘削機が内蔵されている。コックピットは3面キャノピーを採用した事で、性能に比して価格帯を抑える事に成功した。「第3世代レイバーの傑作機」との声も高い。


 まずはびふぉあーあーんどあふたー。





 製作はコックピットから。両肩掛けのシートベルトくらいはシールの余白。シート横の手摺りだかパイプは2mmのアルミ線で追加。塗装はガンダムマーカーの「リアルタッチブラウン」やコピックの「オペークホワイト」などで塗装。完成したら全然見えなくなっちゃったけど(涙)。


 合わせ目消し。胴体は合わせ目を消すなら後ハメ加工など面倒な事を考えなきゃならんので、ヘラクレスの様に分割線をディテールとして、合わせ目をPカッターで掘り込んでディテールとして処理。他に合わせ目消しが必要なのは、腰部と脚部全て。足首の一体化になってるアーマーは掘り込んで別パーツっぽく見える様に。また、キャノピーの「合い」が悪いため、おでこのライトと一体化になってるクリアパーツをええ塩梅の箇所で切って、瞬間接着剤でと塗装後に別々に接着します。パンダ耳のライトは大きい方しか付いてないため、H・アイズの1.6mmで小さい方もライトを付けましょー。ヘラクレス同様、このボクサーもディテールが甘く曖昧な箇所が多いため、特に頭頂部の3つのブロックは意識して掘り込み。ディテール自体は設定に忠実なため、他の部分は特にいじる必要はねーっす。


 サーフェイサーを吹いた後、基本はラッカー系「ブルー」で塗装。ただ、単色だとメリハリがないため、腕部のみ「クリアーブルー」に。本体色を暗めのブルーにしたので、犬走カスタムの様に、腕は作業用途に応じて交換する仕様(メーカー基本色)と考え、ここだけ基本の水色にしたのでした。関節カバーはお馴染みのギャツビーでマンダムに。



 菱井インダストリーの後塵を拝し、特殊分野に特化しつつある篠原重工八王子工場の真向を張って、イングラムのデータを民生機に活かして菱井と勝負する所沢工場。その篠原重工両工場の機体。違いも用途も一目瞭然。個人的には所沢工場の姿勢が好きだぜ!劇中には登場してない所沢工場製の民生機の儲けで八王子工場はコスト度外視のイングラムなんかを作れると思った。




 細部では、クリアパーツのライト類は裏にガンダムマーカーEX「メッキシルバー」を塗ってます。背面下部の見難い部分にはウインチのディテールがあるので、そこも同色。頭部の4ヶ所ある小さなライト類は百均のラピーテープ「メタリックイエロー」。見逃しがちな後ろのブレーキランプは同「メタリックレッド」。腕部と脚部の下方を中心に軽くガンダムマーカー「バーントアイアン(焼鉄色)」で汚してかんせー。


 MODEROIDシリーズはプラモデルとしてはバンダイ製のガンプラなんかに比べてイマイチ歯応えがないんだけど、そこは想像力でディテールを増やしたり、なんと言っても作業用レイバーがプラモデルで手に入るのが最大の魅力ですな。

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