2025年8月24日日曜日

リボルテック プロテクト・ギア















 家にひとつやふたつはあるであろーフィギュアや食玩。でも、数年経つと表面がベタつきますわな。これは主材料の「PVC(ポリ塩化ビニル)」が気化するために起こる現象で、遅かれ早かれPVC製品は全てこうなります。そのベタつきを取ってみよー!今回は10年前後に流行した海洋堂のアクションフィギュア「リボルテックヤマグチ」より、押井守監督の実写映画『紅い眼鏡』に登場する強化服「プロテクト・ギア」。あ、映画はどんなもんか各々ググろう。発売は08年と今から17年前!かなり時間が経っています。フィギュアは艶消し部分と光沢部分に分かれてますが、光沢部分がベタベターンでいやーん。とりあえず、バラせる部分はバラします。


 さて、では、何でベタつきを除去するか。ここで考えなしに艶消しスプレーなんぞを噴くと、その時はベタつきがなくなっても、単にコーティングしただけなので、結果的に気化の「逃げ道」がなくなり、いずれフィギュアの内部から崩壊します。そこで今回使うのは、百均で売ってる「セスキ炭酸」。これで根本から除去します。パーツをビニール袋に入れ、セスキ炭酸をに漬けて2日ほど放置。ちなみに、気化は常に起こっているため、数年経つとまたベタつきます。これはPVC製品の宿命なので、大事な品は数年に1度はこの作業を。あと、箱に閉まっているより、酸素に当てた方がベタつきのスピードが遅いため、飾ろう!その後、中性洗剤で洗ってすすぎます。さすがに17年間箱に入れっぱなしだったので、完璧ではないけど、9割くらいはベトつきが取れました。で、せっかくなので軽くリペイント。シーツ部分はラッカー系「ホワイト」、外装は乾燥後に磨くといい感じになる「Mr.ステンレス」(写真は少し明度上げてます)。あ、残り1割の取れなかったベタつきは、トップコートを吹いてもベタベタします。でも、これから飾って酸素に当てるから、今までよりは気化スピードは遅くなるかなー。フィギュアって、結局のところ「消耗品」ですから、いつかはダメになります。その「いつか」のスパンが長いか短いかだけの違いで、これは運もあるかな。

 で、せっかくなので軽くリペイント。シーツ部分はラッカー系「ホワイト」、外装は乾燥後に磨くといい感じになる「Mr.ステンレス」(写真は少し明度上げてます)で軽くドライブラシ。スミ入れは毎度のごとくガンダムマーカーの「リアルタッチブラック」。最後にトップコートに「艶消し」を噴いとります。写真以外にも銃器や弾倉が付属。リボルテックは独特の関節軸が多いんですが、こいつは関節位置が人間と同じ。自立し難い時は付属のベースを片足に挿せばいいと思うの。




 毎月2,000円前後でハイクオリティの可動フィギュアが発売されたリボルテック。僕も他にレイバーは全部揃えたし、「ダグラム」や「鉄人28号」、「よつば」なんかも持ってたけど、結局は独特の関節が裏目に出て、自分で一度ポーズ決めたら動かさないため、こいつ以外全部手放しちゃった。でも、いい時代でしたなー。

2025年8月17日日曜日

ウルトラアクションフィギュア ウルトラマンネクサス














 『ウルトラマンメビウス』を除いて唯一見た平成『ウルトラ』シリーズ、『ウルトラマンネクサス』(劇伴が川井憲次だったからサントラ2枚も買ってた)のウルトラアクションフィギュアがずーっと1,000円割れの叩き売り状態でかわいそうだったので、保護してまたリペイント。いつもの様にプライマーを吹き、今回は全部ガンダムマーカーで塗装。





 なーんか今回は正面の色も割愛されてるのと、塗り分けのモールドが曖昧だったので、いつも以上にテキトーだす。銀は「シャインシルバー」、黒は「リアルタッチブラック」、赤は「同レッド」、手のオレンジは「メタリックオレンジ」、あと、袖口にある宝石みたいなのは「同ダークブルー」。クロスレイ・シュトロームのエフェクトパーツ付き。トップコートはいつも通り「艶消し」だけど、胸部のエナジーコアは「光沢」にしとります。




 深夜帯を想定して作られたので、暗くて評判イマイチだったけど、僕は面白かったですよ。ネクサスは3段階に変身して、これは通常の「アンファンス」って呼ばれる状態。ネクサスは光線技より格闘ポーズが似合うぜ!以上!


2025年8月13日水曜日

ウルトラソフビシリーズ アントラー












 「安い方のシリーズ」こと特に需要がない500円ウルトラソフビリペイントのお時間です。ていうか、ここんち自体特に需要はないんですけどね。今回は『ウルトラマン』第7話「バラージの青い石」に登場した磁力怪獣「アントラー」です。結構リペイントしたのにあんまり変わらなくて軽くショック。




 カブトムシとクワガタを合体させた様なデザインですが、こいつはアリジゴクです。ウルトラマンのスペシウム光線も効かず、最後はナゾの青い石を渡されたムラマツキャップの遠投で爆砕します。リペイントで口元のディテールとかは分かりやすくなったけど、もちっと砂汚しすればよかったなーでも道具がなかったのー。

2025年8月10日日曜日

『はたらくレイバー【新装版】』1巻


 これまでTOLOTさんで6巻まで出していた拙作『はたらくレイバー』ですが、先方のシステムが変わり初期のレイアウトデータがなくなってしまったので、『ゲゲゲの戸田くん』をお願いしたしまうまプリントさんで、再構成して「新装版」として改めて出す事に。7巻まで買ってくれたお客さんには申し訳ない気持ちもあるんですけど、このご時世、さすがにもう1冊500円では作れないため、これまでの文庫サイズからA5判にサイズアップし、メディアも旧ビデオ版、劇場版、小説版とメディアをまとめ、校正やレタッチなどして、再編集したものを作りました。結局、1冊1,500になっちゃったけど、まあ、満足。