2024年6月1日土曜日
『赤い他人(全)』
『赤い他人(全)』(
山川直人著)、読了。
『コーヒーもう一杯』
を機に埋もれていたり絶版になっていた山川作品のほぼ全てがコミックビームから復活したわけだが、それも本書で最後。『赤い他人』は最初に著書が出した単行本らしいが、2冊目の単行本が刊行されるには実に11年かかった事からも、苦労が偲ばれる。と、共に、時代やその時のトレンドに安易に傾くわけでなく、絶対的な自分の意志と絵柄をより強固なものにしていった山川作品を、僕は今後も読み返し続けるだろう。
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