
2019年8月30日金曜日
『朝焼けは黄金色』3巻

2019年8月25日日曜日
2019年8月23日金曜日
戸田くん その9
ペン入れまでは「戸田くん その8」と同時進行していたのに、そのまま2ヶ月ほど放置していたので、コピックでガサガサと30分くらいで塗り、『Photoshop』で背景をこれまたガサガサと。戸田くんのスキルの中では、まだ「熱放射」を描いてなかったなと思い、それらしく。
劇中では第14話「不老不死!?妖怪さざえ鬼」での対人魚、第31話「オベベ沼の妖怪」での対かわうそ(の放ったヒル)などの水中戦で使用した他、第28話「田を返せ!!妖怪泥田坊」では、仲間の「化け火」を体内に取り込み、フルパワー熱放射で「泥田坊」を全滅させた大技。体内電気同様、大技は妖気をすげー消費するらしく、使用頻度はわりかし低い比較的マイナーな技です。
水中っつー事で泡やら煙やらの背景で肝心の戸田くんがよく見えなくなったため、例によって貧乏性なので、加工する前のアナログ原画も置いておこ。
2019年8月22日木曜日
『迷廊館のチャナ』1巻

2019年8月21日水曜日
『太陽にほえろ!伝説』

文中写真のほとんどは写真集とカブってたけど、マカロニ殉職後(露口氏の笑顔やショーケンの両肩に手を置く小野寺氏が微笑ましい)や、山さん殉職前のオフショット写真は未掲載だったので、嬉しい。
と、これにかこつけて、写真集でハンパに終わってしまった86年1月放送の第678話「山村刑事の報酬なき戦い」から同年11月放送の最終回、第718話「そして又、ボスと共に」までをまた語るぜ。ちょっとだけ。
この間は、山さんの殉職→ボス2度目の欠場→デュークの本庁への転任→本庁捜査一課より渡哲也氏演じる「橘兵庫(警部)」と、葛飾柴又署派出所より西山浩司氏演じる「太宰準(DJ)」着任→ボス復帰。
第691話「さらば!山村刑事」で、オリジナルメンバーとして長きに渡って一係を支えてきた山さんの殉職。僕は山さんだけは殉職させるんではなかったと今でも思ってるんですが、それは『太陽』の「象徴」がボスなら、山さんは『太陽』を「具現化した存在」だったからで、山さん亡き翌週からの一係の空気といったら…。そこにきて、裕次郎氏が肝内胆管炎のため、再び入院。
既に山さんもおらず、当初は草薙幸二郎氏演じる4代目署長「大和田署長」が指揮を執るも、設定的に不自然だったため、渡氏が登場。これで一気に『西部警察』色が強くなる。だが、裕次郎氏の病状が重いため、第718話を以って14年4ヶ月の長い物語に幕が下ろされます。最終話、復帰したボスが犯人の妹に兄の居場所を聞き出す場面では、裕次郎氏が「このシーンを俺にくれ」と言い、7分間に渡って命の尊さを説き、また、先に亡くなった沖氏が演じたスコッチにも触れるオールアドリブ。
この収録後、すぐにまた病院へ戻った裕次郎氏。残る12本分の脚本を消化するため、「最終話の後、ボスは本庁に栄転。そして1年後…」というありきたりな設定で『PART2』が開始。裕次郎氏が最も尊敬していた奈良岡朋子氏に演じる「篁(たかむら)朝子」が新ボスとなり(呼び名はフツーに「係長」)、寺尾聰氏演じる「喜多収」も新加入(ニックネームなし)。そして、オリジナルメンバー唯一の生き残りである長さんが現場に復帰し、かつての山さんの様に篁係長を補佐。係長の交代も、長さんの復帰も、喜多の新加入も特に触れられず、しれ~っとフツーに走り去り、87年2月放送の「さらば!七曲署」を以って、『太陽にほえろ!』は完全に終了。
そして、同年4月20日、52歳で石原裕次郎氏が亡くなりました。結果的に「そして又、ボスと共に」が遺作となったわけです。こんなドラマ、もう出て来ないだろうなぁ。
2019年8月15日木曜日
『太陽にほえろ!名場面集5』

この間は、ボギーの殉職→本庁より石原良純氏演じる「水木悠(マイコン)」着任→ラガーの殉職→城西署より金田賢一氏演じる「島津公一(デューク)」着任。
80年代に入ると、初期のギラギラした男臭さは鳴りを潜め、代わって当時のスタイリッシュな絵面となり、加えてカーアクションが急増。覆面車は、クラウン、クレスタ、ソアラ、スープラといったトヨタ車に統一。中でもセリカXXの活躍は印象深く、カナダやフランスなどの海外ロケでも海外仕様の同車を使っていました。
第595話「マミー激走」は、そんなカーアクションが全編に渡って繰り広げられます。スタントの半分は、国際A級ライセンスを持つ長谷氏が実際に運転。カースタントマンの犯人が操るフェアレディZ相手に、改造したE70カローラの覆面車で対抗するマミー。
第632話「おそろしい」。ひき逃げ事件を目撃したトシさんは、老ドライバーが運転するタクシーで追跡。が、このドライバー、歳とは裏腹に見事なテクニックで犯人を追い詰めると、執拗なまでに犯人を殴る。その姿に異様な執念を感じるトシさん。老ドライバー役には大坂志郎氏。『パパと呼ばないで』や『雑居時代』など、石立鉄男氏のホームドラマでお馴染みだったんですが、それまで僕が見ていた「優しいお父さん」の役柄とは一変、爆発する怒り、ラストの慟哭と、鬼気迫る演技。80年代に入り、それまでのゲスト俳優との絡みより、一係の刑事達の成長へとシフトした中で、大坂氏が久しぶりに本物の芝居を見せてくれました。
第665話「殉職刑事達よ、安らかに」。このエピソードを最終回にしてもよかったのではないかという意見も多くある120分の拡大放送。1冊のスクラップブックがボスに届く。その中には、マカロニ、ジーパン、テキサス、ボン、殿下、スコッチ、ロッキー、ゴリさん、ボギー、ラガーの顔写真と新聞の死亡記事の切り抜き。そして、「これだけ死なせておいてよくもぬくぬくと生きていられるな。死者の怒りを知れ」との文字が。その直後、一係が狙撃され、お弔いの花が届けられます。スクラップブックの送り先の消印は、ボンの実家がある大阪。花はゴリさんの故郷、熊本から。ボスは、捜査対象を遺族とその周辺の人間に絞る辛い決断を下す。このエピソードを見て思ったのは、「親より先に死んじゃいかん」っつー事です。
第672話「再会の時」。一係の仲間を決してニックネームで呼ばす、ボスさえも「係長」と呼ぶクール一辺倒のデュークは、「人は概ね自分の利益のために他人を裏切る」という考えで、他人との馴れ合いを好まない異色の刑事。それは、10年前に失踪した父親と関係があり、その父とようやく再会。息子と違い、父親は同棲している女性のヒモ同然の生活。その父親が事件に巻き込まれ、お互いのわだかまりが解けた時、デュークは初めて笑います。そして、この回から「ボス」と呼ぶ様になりました。父親には金田氏たっての希望で北村和夫氏が配役。事件のキーアイテムとなる壊れた懐中時計は金田氏の私物を使用と、このエピソードには金田氏の思い入れの強さが現れていました。僕、デューク好きなんですよねー。
つーわけで、第678話から最終回、『PART2』の話はまたいずれそのうち機会があれば。あー、語った語った。
2019年8月14日水曜日
『太陽にほえろ!名場面集4』

この間は、スコッチの殉職→三田署より三田村邦彦氏演じる「原正之(ジプシー)」着任→ロッキーの殉職→長さんの警察学校への転任→大神島署より世良公則氏演じる「春日部一(ボギー)」着任→ゴリさんの殉職→河南署より地井武男氏演じる「井川利三(トシさん)」着任→ジプシーの西多摩署への転任→七曲署交通課より「岩城令子(マミー)」の転属→警察学校より又野誠治氏演じる「澤村誠(ブルース)」配属。
毎回「激動」と書いてますけど、長さんとゴリさんというオリジナルメンバー2名が僅か1ヶ月の間に姿を消し、残ったのは山さんだけという最も激動だった時期。「これで『太陽』も終わりかー」と思いきや、ボギーはマカロニ、ブルースはジーパンを意識したキャラクター作りで、脚本もリメイク作が散見され、オープニング曲も元に戻る原点回帰。また、三田村&渡辺&神田の三氏による「ミワカントリオ」が若い女性層に人気を博し、更に世良氏の加入で「カワセミカルテット」と呼ばれ、第2期黄金時代となります。こういうところがロングランのお化け番組たる所以だなぁ。
この時期、特に82年は、3名が去ったエピソードは外せず。第493話「スコッチよ静かに眠れ」。躁鬱病により欠場が続いていた沖氏の直近での回復が見込めないため、本人から「ケジメをつけて殉職したい」との申し出もあり、古傷が悪化しながらも拳銃密造組織を追い、犯人逮捕直後に吐血。最期は「病死」という形で降板します。抗鬱剤の影響からスマートだった体型も殉職時には太っており、降板後も病に苦しんだ沖氏は、スコッチ殉職から1年後の翌83年、ビルの屋上から飛び降り、31歳の若さで亡くなりました。
第520話「野崎刑事、カナダにて最後の激走」。一係の最年長、足と粘りの捜査で第1話からベテランの味を活かしてきた長さん。前編の第519話「岩城刑事、ロッキーにて殉職」でロッキーが死亡。その犯人を追い、長さんがカナダの大地を走りに走ります。犯人逮捕後、ボスに「ロッキーの様な優秀な警察官を1人でも多く育てたい。それが、遺された自分がロッキーにしてやれるただひとつの事だと思いまして…」と溢れる涙を堪えながら、警察学校の教官への転属を申し入れます。苦楽を共にしてきた山さんもまた必死に涙を堪えつつ、声にならない2人のベテランの握手で涙腺崩壊。その後、長さんは何度かゲスト出演し、『PART2』では再び一係に復帰します。尚、ブルースは長さんの教え子。
第525話「石塚刑事殉職」。初の90分拡大放送。番組当初からの三大暴力団のひとつ「戸川組」のヘロイン密売ルートを暴き、組を潰す事に成功したゴリさん。が、署に連絡を入れに行くすがら、自ら逮捕したヘロイン中毒の男に背後から銃弾を受け、更に相手が撃った銃弾の全てが命中。拳銃の名手だったゴリさんが凶弾に倒れるという悲劇。駆けつけたボスと婚約者が救急車に乗り込みますが、ボスに「この街を頼みます」との言葉を遺し、息を引き取ります。救急車の後に続く一係の覆面車。救急車が止まり、出て来たボスが無言で首を横に振る。一係の刑事達は全員で「戻って来い」と言わんばかりに泣きながらクラクションを鳴らし続けます。たぶん、僕が生まれて初めてテレビや映画で泣いたのが、このエピソード。そら泣きますよ。今見ても泣きます。
殿下役の小野寺氏やゴリさん役の竜氏は「このままでは刑事の役以外できなくなるのではないか」と思って降板したんですが、近年では「殉職しなきゃよかった」と事ある度に笑いながら語っています。一方、長さん役の下川氏は晩年、「自分だけが生き残ってしまった」と殉職したかった旨を語っていました。
2019年8月13日火曜日
『太陽にほえろ!名場面集3』

この間は、城南署より山下真司氏演じる「五代潤(スニーカー)」着任→山田署よりスコッチが復帰→殿下の殉職→本庁捜査一課より神田正輝氏演じる「西條昭(ドック)」着任→ロッキーと令子の結婚→ボスの長期欠場→スコッチの欠場→スニーカーの退職→城南署派出所より渡辺徹氏演じる「竹本淳二(ラガー)」着任→ボスの復帰と、これまた激動。8年間使われたオープニング曲も、スニーカーの登場に合わせて変わりました。
でもって、まずは第414話「島刑事よ、永遠に」での殿下の殉職。いや、殉職回は除くつもりだったんですが、オリジナルメンバーの中では初の殉職者であり、8年間も番組を支えてきた殿下の死は、当時の幼心にもかなりショックだったので。小野寺氏の「他の刑事と違い、あっさり死にたい」という要望で、犯人逮捕後、車で署へ戻る途中、対向車線から向かって来た暴走トラックを避け、車ごと崖から転落し、爆発炎上。直接的な死は描かれず、一係のメンバー達の悲しみで殿下の死を表現します。

この時期の脚本は、ボスとスコッチの欠場という「現実」を組み込むべく、おそらく予定していた話とは違った形になった回も少なくなく、全体的にちょっとパワーダウンしてきたかなという印象。
その中で印象に残っているエピソード、第365話「その一瞬…!」。ボンの殉職がまだ頭から離れないゴリさんは、自分が凶弾に倒れる夢を見ます。この夢のシーンだけでも結構ショック。そして、気力も体力も一係ナンバーワンを誇るゴリさんが一瞬躊躇した隙に、追い詰めた犯人に逃げられます。その躊躇いは、ゴリさんが初めて感じた「死の恐怖」。ボスに「自分は逃げたんです…自分は命を惜しみました!マカロニ、ジーパン、テキサス、そして今度はボンが…凶悪犯と果敢に戦って死にました。なのに自分は…命を惜しんで犯人を逃がしてしまって…」と号泣するゴリさん。それに対し、ボスは「違う!殉職したオレの部下達はホシを挙げるために死んだんじゃない。結果的に”犠牲”になっただけだ。”犠牲”と”犬死”ではまるで意味が違う。むしろオレは、命を惜しんでもらいたい…これ以上、殉職者は出したくない…」と、改めて命の尊さを説きます。天涯孤独の身で、部下達を家族の様に思っているボスの、「遺族」としての辛い思い。ここまでの長年の積み重ねがあってこその説得力。グッときます。
第402話「島刑事よ、やすらかに」。何者かに徹底して狙われる殿下は、自分にカメラが向けられている事に気付く。一方、犯人達の隠れ家には「島刑事よ、やすらかに」という看板が。日本鋼管(現JFEスチール)川崎工場を借り切っての大掛かりなアクションは、殉職シーンであっさり散った殿下の、事実上最後の大アクション回。僕は殿下とゴリさんの今で言う「バディモノ」が好きだったんですが、この回はゴリさんよりスコッチの方が出番が多かった印象。ゴリさんの殿下への想いは、後日譚の第425話「愛の詩ー島刑事に捧ぐ」で語られます。

ボスの長期不在に不安を抱いた本庁から、新任の係長を着任させようとする第471話「山さんに任せろ!」や、マカロニ編からのセミレギュラーである元城北署警部「鮫島勘五郎」役の藤岡琢也氏が盛り上げ役に買って出た第472話「鮫やんの大暴走」、第475話「さらば!スニーカー」では、裕次郎氏不在のため、「殉職」ではなく「退職」という形で一係を去る事になったスニーカーなど、「現実」が「物語」の中に食い込んでくるこの時期は、見ている方も「役者が病気」という事を知っているので、少し痛々しかったなぁ。第489話「帰って来たボス-クリスマスプレゼント-」でようやく裕次郎氏が復帰した際には、ゲストの宍戸錠氏と長門裕之氏が友情出演し、退職したスニーカーも一係に顔を出し、後任のラガーと顔を合わせつつも、未だにスコッチは復帰ならず。スニーカーの「これで滝さんがいたら最高なんですけどね」というセリフで「現実」に引き戻される、僕にとっては最も印象が薄い時期なのでした。
2019年8月12日月曜日
『太陽にほえろ!7周年記念名場面集2』

この間は、テキサスの殉職(番組史上最高の視聴率42.5%)→城北署より滝隆一(スコッチ)の着任→スコッチの山田署への転任→本庁レスキュー隊より木之元亮氏演じる「岩城創(ロッキー)」の着任→ボンの殉職。
テキサス亡き後に着任したスコッチは、「非情な刑事」として、チームワークが信条の一係に波風を立てるものの、最後は元来の優しい刑事として、「殉職」ではなく、「転任」という形で去って行きます。出演期間が半年なのは当初からの決定事項で、その後も何度か助っ人として登場し、第399話「廃墟」で七曲署に再び復帰。元レスキュー隊員のロッキーは、ボンのアパートに転がり込み、2年近くボンと同居。また、長谷直美氏演じる交通課婦警の「早瀬令子」がセミレギュラー入り。覆面車にパトライトが装備されたのもこの時期です。
この時期で印象深いエピソードと言えば、まず第204話「厭な奴」。それまでの人生、全て安全な選択肢を選んで生きてきた冴えない初老の男が、殺人犯のアリバイ工作を手伝う一世一代の大勝負に出るという役を、伊藤雄之助氏が誠実な芝居で演じ、また、怒りっぽいが涙もろいゴリさんの人情味も溢れるエピソード。
第305話「勲章」。ゴリさんの大先輩である定年間近の城南署巡査役に高品格氏。警察官としての意地と誇りを持つ一方、退職後の生活の不安という葛藤に悩む役どころ。この回は事件の目撃者役に『パトレイバー』の後藤隊長役の大林隆介氏(当時は大林直樹名義)が出演。大林氏は第354話「交番爆破」他でも何度か登場しており、『パト』ファンとしては嬉しい。
第269話「みつばちの家」。若者と老人が共同で暮らす、今で言うシェアハウスの中で、自分の居場所を見つけられず、知らずに麻薬取り引きの仲介人として利用されてしまう老人役を、味のある加藤嘉氏が熱演。加藤氏は第113話「虫けら」でも同様に味のある浮浪者役を演じています。ボスの「夢の様な綺麗な生活ほど、いざとなると脆い」という言葉が印象深い。
第301話「銀河鉄道」。友達の後追い自殺をしようとする少年に対し、「子供」ではなく「1人の人間」として涙を浮かべながら説得する山さんの迫真の演技。「みつばちの家」も「銀河鉄道」も、高齢化問題や子供の自殺問題と、当時の社会問題を扱ってますが、今現在も同じ問題が解決されていない事を思うと、問題を先送り先送りにしている社会、そして、解決の難しさが分かりますな。
『太陽』の面白さはいくつかあるんですが、そのひとつは「名優」と呼ばれる(僕にとっては)昔の俳優さん達の迫真の演技。設定なんかは今のドラマと比べれば大雑把かもしれないけど、それを超える芝居が毎週見られるってのは、ある意味すげー贅沢な事で、これはレギュラー陣もゲストも同じなんですが、「本物」なんですよね。金曜20時というゴールデンタイムのため、性犯罪だけは扱わなかった(これがショーケンには不満だったらしい)代わりに、どれも真正面から視聴者に訴えかける。カーアクションもスピンターンや軽い車同士のぶつかり合いはスタントマンを使わず、役者自身がこなしていたっつー、今じゃ考えられないですな。
2019年8月11日日曜日
『太陽にほえろ!200回記念名場面集』

状態も相当よく、1巻目の『太陽にほえろ!200回記念名場面集』(日本テレビ放送網編/小西康夫撮影)なんて76年発刊なのに(僕、1歳だわ)、表紙の色褪せ以外は全く問題なし!カラー&モノクロのA4版全77ページ。最後のページには出演者全員のサインが掲載されているのが珍しい。

当初はギラギラした男臭ささが前面に出ており、200話までの間には、本冨士署より早見淳(マカロニ)の着任→1年後に殉職→七曲署矢追町派出所より2代目新人刑事の松田優作氏演じる「柴田純(ジーパン)」着任→1年後に殉職→婚約者シンコの退職→七曲署矢追町派出所より勝野洋氏演じる「三上順(テキサス)」着任→城南署より宮内淳氏の「田口良(ボン)」着任。ボンとテキサスの若手コンビ体制となり、テキサスは「1年目のジンクス」を乗り越え2年目に突入と、わりと激動ですな。
マカロニは前述の様に主演だったわけですが、ジーパン編からはマカロニ編以上に他の刑事達が主演を務める回も増えます。まずは第65話「マカロニを殺したやつ」。第52話「13日の金曜日マカロニ死す」から3ヶ月、未だ犯人逮捕に到らず、時だけが過ぎた頃、容疑者らしき男が浮上。ゴリさんは我を忘れるほど暴れ、殿下は通行人がいるにも関わらず男に発砲。これをボスが「誰だってマカロニを殺した奴は憎いが、その感情を抑える事ができなければ、オレ達はただの暴力団と同じだ!」と戒め、それを聞いたジーパンは、皆がマカロニの事を大切に想っているのを羨ましく思い、つい「自分が死んだら…」と言ってしまいます。その時、普段は温厚な長さんが珍しく怒鳴りつけ、仲間を失った人間がその度にどれほど辛い思いをするか、命の尊さを語ります。この「命の尊さ」は最終話まで一貫した『太陽』の根幹のひとつ。

第163話「逆転」。ゲストの犯人役に、城北署警視を演じる西村晃氏。七曲署でも一目置かれるベテラン警察官相手を取り調べる山さんとの緊張感溢れる駆け引きに次ぐ駆け引きを描いた、全編の4/5が取調室の中での撮影という意欲作。これ以降、第183話「金庫破り」での大滝秀治氏、第195話「ある殺人」での下元勉氏ら、ベテラン俳優との心理戦を描いた「山さんの対決シリーズ」とも言えるエピソードが時折挟まれます。オリジナルメンバーの中では、山さんだけキャラクターが固まるのが比較的遅く、初期は短髪角切りで、ヒマさえあれば勤務中でも麻雀をしに行くちょいアウトロー的な役だったのが、テキサス編あたりからようやくボスの参謀役としてのキャラクターに収まります。
やー、自分のブログだと長々と好き勝手書けるのでいいなー。どうせみんなお盆休みで帰省してて、こんな辺境ブログなんか見てないと思うので、この話、なんとあと4回も続きます(えー)。
2019年8月10日土曜日
パトレイバーの日 その3
2019年8月5日月曜日
『朝焼けは黄金色』2巻

2019年8月3日土曜日
ジョーカーとペルソナ
『PERSONA5 the Animation』展で見た時から、いっぺん描いてみようと思った主人公「雨宮蓮(ジョーカー)」、「鬼女リャナンシー」、「英雄ヨシツネ」、「魔人アリス」、「イゴール」を連作で。イゴール以外はゲーム『真・女神転生』(アトラス)時代からお馴染みの悪魔達。主人公はマスクで顔が半分隠れてるんで、わりと短時間で描けた。
リャナンシーは、僕の落描き史上一番の巨乳おねーちゃん。ヨシツネは、シリーズによってはチートキャラで、「最強のペルソナ」との呼び声も高いんですが、設定とか詳しく見てないんで、装備品がテキトーですまんす。
アリスは、一見するとただの幼女に見えますが、属性は敵キャラクターの中では最強の「魔人」。『真・女神転生』シリーズでは、魔人出現の際には通常とは別の演出になります。ゲーム進行上、必ずしも出遭うわけではなく、クリアに直接の関わりはないキャラクター。レベルはシリーズによってはカウンターストップのレベル99で登場なんてのもあります。決めセリフは「みんなー!あたしのために死んでー!」。イゴールは、『ペルソナ』シリーズではレギュラーの味方キャラですが、『5』では「統制神ヤルダバオト」に封印され、その姿を奪われて主人公達をミスリードへと誘うラストボス。種族は「神」なので、こんなに表情をあらわにはしないんですが、血眼で怒る表情が似合いそうだったので。
レイアウトは見よう見真似でゲーム画面風にしたけど、普段の自分ではやらないレイアウトだったんで、面白くもあり難しくもあり。『女神転生』や『ペルソナ』に登場する悪魔達はまた描いてみたい。
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