2024年8月11日日曜日

イングラム3号機(ゲームエディション版) その5(完)












 塗装はゲーム画面のイメージで少しグレー寄りにし、ラッカー系「キャラクターホワイト」の上に同「パールホワイト」、同「ブラック」を使用。マスキング箇所が多いため、端っこをしっかり爪楊枝の先で押さえて、塗料が余計な箇所に入り込まない様に!爪楊枝より硬い物でやるとキットに傷が付いちゃうの。トップコートは「光沢」。あ、パトライトのはめ込み部分をシルバーで塗っておくと、回転灯みたく光が当たるとキラリと光るゾ!簡単なわりに効果的。
 

 もいっこ、細かいけど大事なとこ!踵の警告灯がコミック版のそれになっているため、H・アイズとペットボトルの切り出しでアニメ版に差し替え。ここを塗ってあるかどうかが個人的イングラムへの愛着度のバロメーターになってるので、どんなすげー作品でも無塗装だと「愛着はその程度か...」と思っちゃうのでした。商品パッケージでも割愛されてる場合が少なくないんだよね。


 つーわけで、旧キットのイングラム3号機(ゲームエディション版)でけったー。今回は全パーツに手を入れたゾ。


 顔は縦割りの合わせ目が出るため、おでこのマイナスモールドは合わせ目消し後にプラ板で作り直した方が早くてキレイっす。首回りは真鍮線とスプリング、ついでに透明プラ板で防弾ガラスも新造。両胸は金属メッシュに変更し、コックピットハッチや背中のフックなど、省略されてるディテールは全部再現。腰部は横の境界が曖昧だったため、プラ板を付けて立体感を出しとります。ウインチは0.3mmスプリングに変更し、留め具はリベットパーツ。後部の「3Dモニター」はピンバイスで穴を彫ってH・アイズを埋め込んでますの。右下腕の3本ラインも彫って再現。手は平手は人差し指を一度切り離し、表情を付けて再接着。可動指はウェーブの「F-HANDS(角)」を改造。脚部は腿の分割を変更し、膝をポリパテでボリュームアップ(大変だった...)。足首のアンクルアーマーも一度切断して成形(こっちは意外と簡単だった)。内部フレームは接着箇所を無視して接着し、全高で4mm延長。足の裏もプラ板で再現。全高が伸びたため、踵のフレーム部分には関節カバーのゴムパーツの余剰で隠しています。

 

 


 伸縮アームはリード線でディテールアップ。リボルバーカノン収納ベイのヒンジは隠そうかなーと思ったけど、ここが「旧キットの証」みたいな気がしたので(なんじゃそりゃ)、そのまま。中は今回、ガンダムマーカーの「リアルタッチグレー1」と同「3」で「描いて」みました。あんまりうまくいかなかったなー。平面ばかりだとアレなんで青色のリード線を這わせてます。リボルバーカノンは単品、持ち手との一体型、共にMr.カラーの「ステンレス」で塗って磨き、グリップ下に割愛されてるフックをプラ板で。銃口もちゃんとピンバイスで開けてますのよ。電磁警棒(スタンスティック)は3段階の伸縮部分少し深く彫り、ちゃんと持ち手のボタンも赤く塗ってあげました。ゲームでは、最初はちょっと(プレイヤーが)あわあわする3号機くん。

 

 関節カバーは最初布で作ろうと思ったけど、やっぱ旧キット(再販分)なら付属のゴム製を使おうと行き当たりばったりモデリング。テレビ放送当時に出たキットに付属してるカバーは20年ほど経つとプラスチックをゴムが侵すという現象が起きたため、新素材を開発したらしく、定価は800円から1,500になったけど、それでもどの現行商品より安い!シワの表現もグー。そして、だんだん(プレイヤーが)自信ありありになってきた3号機くん。

 


 ついでなんで、バンダイのプレイバリューに応えようと、テレビ版の1号機、2号機、3号機、劇場版3の2号機も頭と肩を差し替えで再現。特に1号機は「アルフォンス」っつー現行商品より柔らかい表情で、野明に向いてる感じ。






 1号機は、肩後部の赤色灯を裏に銀箔を貼ったH・アイズに置き換え、ウサ耳センサーのモールドをピンバイスで彫ってます。あと、クリアパーツなんだけど全機おでこのサブモニターが暗いため、ラピーテープを貼ってます。2号機と3号機の肩後部の警告灯も塗ってあるかどうかで愛着を図るバロメーターその2なんで、塗れ。ライアットガンは、成形上できる「ピン跡」をラッカーパテで埋め、銃口を開口し、ステンレスで塗って磨いたくらい。

 



 滅多な事では思わないんだけど、今回は自画自賛していいかなーと思ったくらいによくいじったしよく出来たので、手がかかる子ほどかわいいなっと。いいっすよ、旧キット。イングラムもいろんな商品が出てるけど、バランスとボリュームが一番好み。つーわけで、やったネ!できたネ!のコーナーでした!


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