2018年1月16日火曜日

『キン肉マン』61巻



 週刊プレイボーイ web comicで連載中の『キン肉マン』(ゆでたまご著)が面白過ぎるので、小学生以来ぶりに単行本を購入。それまで「正義超人」っつーと、「キン肉マン」や「テリーマン」、「ロビンマスク」といったいわゆる「アイドル超人」が戦っていましたが、新章では敵襲に対して、30年間も正義超人のモブキャラだった「ティーパックマン」、「カナディアンマン」、「ベンキマン」、「カレクック」、それに唯一のアイドル超人で引退した「ウルフマン」の5人が応戦。これがね、アツいんですよ!もうね、毎回読んだ後は同級生と2時間くらい『キン肉マン』について語り合うほどに!

 モブキャラ扱いだった正義超人達の意地と誇りと正義の心が燃えまくりです。例え非力で、付け焼刃で、相手との力差が100倍近くあっても、男にはやらなきゃならん時があるっつー昭和の男達のプライドを賭けた戦いと言ってもいいかもしんない。昨今じゃ「男のプライドは邪魔なだけ」とか「正義とは何か?」とか、いろいろややこしいけど、やっぱね、最後のところでいるんですよ、男のプライドは。そして、「正義」とは「悪に立ち向かう心」。これだ!時代錯誤かもしれんが、本来はこーゆー単純明解なもんだよなーと。

まあ、行き当たりばったりマンガなので深読みする必要は全くないんですけどね(笑)。でも、やっぱ燃えるよねっていう。ツッコミどころ満載だけど、それを吹き飛ばすアツさ。これが『キン肉マン』の醍醐味!詳細な設定や深い心理描写やリアリティなんてもんは他のマンガに任せて、何も考えずに読めるマンガってのも必要ですな。今巻は新章開始から、ティーパックマンの奮戦ぶりまでを掲載。非力さを早々に見抜かれるも、早速見せます、ティーパックマン!へのつっぱりはいらんですよ!

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